随分昔から、アメリカ大統領が米国のトップではないと感じてきました。 何故なら管理人がほぼ子どもの頃より大統領側近であった
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ヘンリー・キッシンジャーや
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ズビグネフ・ブレジンスキーは、ずっと変わらずに隠然とした力を持っているからです。 ですから、管理人は長い間どこの誰が本当のトップなのかを気にしていました。 一時期は、支配の構造として、過去記事に示した様に「闘牛士と牛」のような二項対立の構図を考えたりしましたけれど、どうもそれだけではないようです。 このへんで本当の支配者は誰なのかを判断したいと思います。
これまで、見聞きした陰の支配者といわれた人もしくは組織を挙げます。いわゆる陰謀論です。
- キッシンジャーやブレジンスキーなどの政権が代わっても権力が維持される者・・・・明らかに大統領より上にある者たち。
- イルミナティやフリーメーソンなどの秘密結社
- スピ系の云う「支配者」・・・・prepareforchangeにあるようなカバール?あるいは邪悪な宇宙人?
- 偽ユダヤ人?
- ベンジャyミン・フルフォードの云うアジア系マフィア?あるいはヒクソス?
- 日月神示研究者である中矢伸一の云うアジア系である奥の院?
- ディスクロージャープロジェクトを進めるスティーブン・グリア博士が云う「モツ=世界の主人たち(Masters of the Universe – MOTUs)pdfのP6」あるいは上位200-300人とその家族?
- ありとあらゆる宗教とその宗派・会派の主
- 英国王か王族、一部貴族たち
その他、いろいろありますが、この手の話は一向に収束するように見えません。7.の上位200-300人と云えば、(世界で最も裕福な85人が人類の貧しい半分の35億人と同量の資産を握っていることが判明)や(この8人の大金持ちは、世界人口の半分と同等の資産を持っている)の記事にあるように、年を追う毎に極端になっているようです。
では、超富裕層や金融資本家あるいは政治権力の上に君臨する者が支配者かというと、そうとも云えないようです。
1991年12月のソ連崩壊の際には、当時のロシア共和国大統領であったボリス・エリツィンが戦車の上に立ち演説を行ったことを記憶しています。 そのとき気になったのは、当時のソビエト連邦の職員たち、即ちソ連の国家公務員はどうしたかです。彼らは、権力の中枢にいながら国家公務員を失職したのです。たしか当時の様子を関係者にインタビューしてソ連崩壊の過程を振り返るTV番組があったと記憶しています。 ここで重要なのは、権力者の拠り所としている「権力」は、国民や民衆の支持を失った瞬間に消え失せるということです。
過去記事に金日成や金正日
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あるいは写真4
金 正恩は勲章を出す側でもらう側ではないと書きました。
写真5 出典:話題の金日成 金正日バッチ
は、我々にはお土産くらいにしか感じません。 それはノーベル賞も勲章もはたまた「お金」も同じです。出す側に権力があります。 ということは世界一の億万長者
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ビル・ゲイツも同じということになります。ある意味ビル・ゲイツも「お金」という勲章を多く受け取っているに側に過ぎないということです。
つまり、「与える側」のどこか誰かに権力の中枢があると考えてきましたけれど、本当は与える側を支えてきたのは、国民であり市民であるということです。権力の本質は支える側にある訳です。
貧者は貧者なりに、富裕者は富裕者なりに苦しみから逃れたい訳ですけれど、10進法による「お金」に執着し、変化を拒んでいるのは他ならぬ私たち自身です。消極的に現状の変化を望んでいないということです。その原因がお金の特性にあることは明白です。 その意味では、金融資本家も闘牛士ではあっても、支配者ではないかも知れません。
真の支配者は自身の内にあるということです。ソ連崩壊のときのように、「お金」に対する支持がなくなった瞬間に権力支配の構造は消え失せます。 恐らく上記の1~9のような陰謀論あるいは都市伝説は今後も続くと考えられます。
ここで見方を変えます。アリの集団には、一定数の「働かないアリ」がいることはよく知られている事です。ここで、働かないアリを取り除くと、やがて「働くアリ」ばかりの集団の中から「働かないアリ」が生まれてくるとういうことです。 「働かないアリがいるからこそ、アリの社会は長く存続できる」を参照ください。 上記の1~9を思い出してください。1~9を排除したら問題は解決するでしょうか?そうは思いません。 アリと人間社会とは異なりますけれども、何処かの誰かに責任を押しつけて、彼らを排除すれば問題は解決するというのは、本質から逸れています。でなければ、1~9は収束しているはずです。また、1~9を論じる人の誰も「お金」そのものを問題視していないことも奇妙です。
追記2021年4/19 興味深い動画がありましたので貼っておきます。
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https://www.3bs.jp/physics/experiment/atom-expt/ue5010200.htm
プランク定数を測定する機械のようですね。