これまで、地球の自転とジェット気流(偏西風)の方向が同じであることの理由について、何度か記事にしました。
- 2013年5月10日 地球の自転はなぜ維持されるのか
- 2016年8月22日 地球は単極誘導モーターに似ている
- 2016年11月14日 地球は同軸反転型の単極誘導モーターか?
- 2017年2月22日 地球が同軸反転型の単極誘導モーターならば、外側電極(宇宙空間)は反作用を受けなくても自発的な自転は可能である
一定の条件が整えば、地球は同軸反転型の単極誘導モーターとして働き、その結果自転は西から東へ、同じくジェット気流も西から東へ吹くことに矛盾はないと考えています。
ここでは、さらにジェット気流とオーロラの発生圏がかなり近いことに注目します。理由ははっきりしませんが、何か関連しているように感じます。
(1) ジェット気流は、wikiによれば、
極を中心に特に上空8 – 13km付近で風速が最大となる。主要なものとして北緯40度付近の寒帯ジェット気流と北緯30度付近の亜熱帯ジェット気流がある。長さ数千km、厚さ数km、幅100km程度で、特に冬季には寒帯前線ジェット気流と亜熱帯ジェット気流が合流する日本付近とアメリカ大陸東部では風速は30m/sぐらいで中には100m/s近くに達することもあるが、夏期はその半分程度の風速に弱まる。
とあります。発生する地域は
図1 出典:ジェット気流
のように寒帯ジェット気流と亜熱帯ジェット気流の4つであり、これを北極から見ると(夏季)では
図2 出典:日本大百科全書(ニッポニカ)ジェット気流
であり、冬季では
図3 出典:日本大百科全書(ニッポニカ)ジェット気流
のようです。 発生は「上空8 – 13km付近」とのことです。
(2) オーロラは、wikiによれば、「天体の極域近辺に見られる大気の発光現象」とされ
発生原理は、太陽風のプラズマが地球の磁力線に沿って高速で降下し大気の酸素原子や窒素原子を励起することによって発光すると考えられているが、その詳細にはいまだ不明な点が多い。
とされます。オーロラは、
図4 出典:オーロラの謎を追いつづけて
太陽風との関係で説明されています。北極と南極の両極に発生します。これを北極から見ると
図5 出典:オーロラの謎を追いつづけて
のようです。図5について、出典先によれば、
オーロラ出現確率の世界分布図。オーロラが最もよく見られるのは、地球磁場の極(磁極)をドーナツ状に取り囲むオーロラ帯と呼ばれる地域である。100の線は、1年に100日オーロラが見えることを示す。
とありますので、カナダのイエローナイフでは年間100日以上もオーロラが見られるということです。 ここでオーロラの発生は、
図6 出典:オーロラのしくみ
のように、下限(80~100km)、上限(220~250km)のようです。
ジェット気流の発生圏である図2及び図3とオーロラの発生圏である図5を比較すると、かなり近いことがわかります。 詳しく云うと、
寒帯ジェット気流(上空8~13km付近)の外側にオーロラの発生圏(上空160km付近)があるということです。
図2 再掲
図5 再掲
発生する高度こそ異なりますが、ジェット気流とオーロラは、隣接する感じで発生することがわかります。
今はまだ、はっきりしませんけれど、
図7 同軸三重反転型の単極誘導モーター
二重あるいは三重の同軸反転型の単極誘導モーターにおいて、内側の回転と外側の回転の間に差動を付けることによって何か観察できるのではないかと考えています。(差動を付ける理由について、弧理論の考え方による説明は一応ありますが、まだ整理できていません。)
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