先般、動画サイトにあった
.
動画1Plasma Vortex Force Field
について、いくつか試しました。
装置の全体は、
写真1
のとおりです。
GIF1
中心の電極が(-)、リング状のネオジム磁石が(+)で、上面をS極にしています。一見回っていないように見えますけれど、なんとか反時計方向に回っているのが確認できます。
次に、中心の電極が(+)、リング状のネオジム磁石が(-)の場合は
GIF2
です。時計方向に回っているのが確認できます。因みに元の動画は、(512×384)240fpsの微速度撮影したものを切り取っています。ですから、GIF2の実際の放電の動きはかなり速いです。
過去の実験によれば、磁石の外側において、放電の「回り込み」には磁石と電流の方向に特性があることがわかっています。それを確かめたのが
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動画2
と
動画3
です。
内側の放電と外側の放電をまとめて「同軸」にしたのが
GIF3
です。中心電極に一円玉を用いて(-)につないでいます。 外側のリングが(+)です。 内側の放電はGIF1から、反時計方向に回ろうとしているようですが、回りきっていません。外側の放電は明らかに反時計方向に回っています。
次に中心電極を(+)につなぎ、外側のリングを(-)にした場合が
GIF4
です。 内側の放電は時計方向に回ります。 外側の放電は、スローで動画を見るかぎり時計方向に回ろうとしているようですが、回りきっていません。
面白い結果です。
- 水銀を用いた場合では同軸で二重反転、あるいは三重反転の渦を作った。
- 電解液を用いた場合では同軸で二重反転の渦を作れるだろうと推測。
- 銅円板を用いた場合に同軸二重は、うまく反転しなかった。(下のGIF)
- 放電を用いた場合に同軸二重は、うまく反転しなかった。
GIF5 銅円板による同軸二重の単極誘導モーター
上記の2.について補足。 電解液を用いた単極誘導モーターは、リング状磁石の内側での場合と、外側での場合を別々に試しましたけれど、同軸二重は未確認です。
内側の電極は、直径が細くて電極の面積がとれません。ですから
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動画4
の様に、一つの実験としています。 外側の場合は、
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動画5
の後半00:15~あたりからです。 動画4と「動画5の後半」をまとめた(同軸二重)の装置は作れますけれど、電極間が離れすぎており、かつ中心電極の面積が足りません。結果電流が流れませんので、渦を作りません。
これまでの実験に違和感があったのは、これかも知れません。液体なら同軸二重反転ができるのに、銅円板や放電などでは同方向に回るように見えます。
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