先般の記事について、補足します。
ある科学者は、地球人類のことを木の枝を登る一匹のアリに例えました。
たとえば地球の科学者は電子が粒子で、波動性の二重性を保つものと定義せざるを得ない状態にある。彼らは電子は確率波をもつ粒子だということによってこれを正当化させようとしている。これは心で描くことのできない状態であり、そのため進歩の唯一の方法として抽象的な数学に頼らねばならなくなる。
正しくながめれば真理は常にかんたんで理解が容易なのだ。だから幹の上からながめれば枝は”枝”としてかんたんな理解の容易なものになるのだ。てっとり早く言えば、君らの科学が進歩し続けようとする場合に必要なのは、君たちがとまっている枝から幹との分岐点まで降りて、ふたたび登り始めることだ。
君たちの科学は一本の低い枝を知識という全体の樹木に替えていて、そのために科学がひどく複雑になっているんだ。そこでこの科学が実用面で応用されると、できあがった装置は手が出ないほど複雑になる。
下線は管理人による。
我々の文明は、
図1
の低い枝の一つだというこです。 これが10進法の数学システムを基礎とした「自然科学」です。 自然科学を強力に押し進める動機が「10進数によるお金のシステム」であることは間違いありません。 お金は
図2
神頼みの形代(かたしろ)に過ぎません。10進数の形代たるお金が文明の推進力です。
しかしながら、神頼みの仕組みは「エリートキツネと闘牛士」の記事でわかるように、人を生まれながらにお金に執着するように変化させます。 上の記事の内容は多年にわたるロシアの研究者により得られた実験的事実です。この結果は、人間にも当てはまることは容易に理解できます。 これが人類を危機に落とす真の原因だと考えます。 一言で云えば、
進歩の原動力がそのまま存亡の危機に繋がっているのです。
抽象的なことが高等である。数学による証明がすべてを優先するというのは欺瞞だと思います。 もしかしたらお金に親和性が高い人ほど偏差値が高く高学歴かも知れません。(管理人による皮肉です。)
どうみても図1の10進数の枝先に縄文哲学を接ぎ木することは不可能です。
ある科学者は、地球人類の「科学がひどく複雑になっている。そこでこの科学が実用面で応用されると、できあがった装置は手が出ないほど複雑になる。」と述べています。
これは現在あらゆる方面で出てきています。 例えば、最近観たテレビ番組でNHKスペシャル 「人工知能 天使か悪魔か 2017」があります。
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動画1
AIは結果のみを吐き出します。プログラム作成者さえも思考(ディープ・ラーニング)の過程はわからないと述べています。 新薬を効率よく開発するスパコン内部の数値計算システムや天気予報に使われる計算機システムは、「薬が何故効くのか」「ジェット気流が起きる原因は何か」ということとは全く関係がありません。
数学者岡潔の言葉を考えれば考えるほどに、自然科学の持つ本質的な問題点に気付かされます。
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