2010年、研究を始めるにあたって久保田八郎氏のニュースレター全部(Cosmic Consciousnessサイトの「UFO contactee」誌バックナンバー)について2回ほど通しで読みました。 改めて研究について何かのヒントがないかとNo.1を読んでみたところ、興味深いところが2箇所ありましたのでメモします。
(1) JAPAN GET-ACQUAINTED PROGRAM NEWS LETTER NO.1 p15より
アダムスキは私にたいして「自分の体験を信じてくれ」と要求したことは一度もなく、ただ「ものの考え方」を教えてくれたとしか云えませんが、ほんとうの真理の伝え手ギヴァーは”思想”そのものを伝えることはせず、それでもって”如何に考えるべきか”のヒントを与えるものであると私は思う
久保田八郎氏に対して、信じてくれと要求しなかったとのことです。そのかわりに「どのように考えるかのヒントを与えてくれた」と記述しています。
弧理論の考え方の基本形は
図1
です。その考え方に至ったのは、G・アダムスキーによる
図2
でした。その根拠は、ある科学者の次の言葉でした。
君たちの科学の急速な進歩に対する根本的な障害の一つは、科学者たちが物質とエネルギーの簡単な同一性をまだ充分に把握していない点にある。 地球の最大の思索家の一人であるアルバート・アインシュタイン教授は、ずっと以前に物質とエネルギーの同一性を量的に表した数式を発表した。この式は数学的に全く正しいのだけれども、誤った結論に達している。つまり物質はエネルギーに転換するし、その逆にもなるというが、本当は物質もエネルギーも一つの実体の異なる面にすぎないのだ。
下線は管理人による。 余分な次元軸を考える根拠はここにあります。
図3
当初、時間を含めて5次元だとの認識をしていましたけれども、岡潔による時間に関する言葉を考察することによって、図1の想定で必要十分だと気付き、以来、弧理論の考え方はE-M軸平面の4次元でよいとの結論に至っています。岡潔【2】自然科学者の時間空間
最初、弧電磁気論と名付けて研究を始めたのですけれども、やがて物質とその運動の本質を扱っていることに気付いて弧理論(Ark Theory)という名称に改めました。
段々と管理人は「本当の弧理論」を未だ知らないのだと意識して、いつしか「弧理論の考え方」という表現を使うようになりました。 そのことを端的に表した図が以下です。
図4
左下に示した雲のような部分が核心部分だとすると紡錘図形は、それを簡略化したものです。雲はクラウドコンピューティングをイメージして描いたものです。 雲の中身は我々自身が自身の意志で学び取るべきことを意味しています。その資料が紡錘図形やヲシテ文献だという意味です。
こう考えてみますに、冒頭の文は、紡錘図形や足跡に当てはまることが理解できます。 管理人は、何を信じるに値するかを「誰もが知っている、誰もが信じている、権威である、査読が通った、歴史上の偉人」かどうかなどで判断しません。 中に記されたことに価値があると感じるかどうかが全てです。 (もう少し詳しくすると、読んだときに「んン?」と頭の中に何か感じることがあれば、それを頭の中の何処かに仕舞い込んで置きます。永久に思い出さないか、後日別のこととリンクして新たなことがわかるかどうかは、その時点ではわかりません。) 「江戸時代の作者が写本の形で創作した偽書かどうか、G・アダムスキーが適当に作画したのかどうか、ダニエル・フライがウソを云ったのかどうか」をまったく気にしません。逆に一つ感じることがあるからと云って全部肯定はしません。アダムスキー教ではないということです。 先日の記事「ネコの言葉 「知識だけで分かった気になるな。目に見えないものもある」」が典型例です。 実際の所、どんなに奇妙奇天烈な話であっても参考に出来るところは覚えます。 付け加えるならば、岡潔の云う「五感で分からないものは無いとしか思えない」を一歩踏み出すということでもあります。【3】五感でわかるものを参照ください。 だからといって「何でもあり」ではありません。この辺りが難しいです。オカルトでもスピリチュアルでも呪術でも神頼みでもない目には見えないが宇宙を成している、かつ自然科学を包含する何かです。その仕組みがわかれば神頼みに陥ることがないと感じます。
(2)同じく日本GAP NEWS LETTER NO.1 p13より。 豪州ブリスベンのロイ・ラッセル氏から久保田氏へ宛てた書簡からの引用です。
西欧のキリスト教は主としてパウロの書簡を土台としていますが、しかるにパウロは個人的にはイエスに会ったことはなく、それゆえに彼の書いたものはその性質においてしばしば「わけのわからぬ」ものとなっています。どうやら「誤った解釈」をする者は真理の伝え手ギヴァーのあとで出て来る”学のある人”であるように思われます。
「学のある人」というのは言い得て妙です。実に面白いです。 過去記事、ローマ教皇が、クリスラム(Chrislam)を宣言して世界統一宗教を目指すことについて において、何の展望もなく道を示すことなく統一を宣言することは、無責任だと記しました。パウロ教は無責任だと感じるのは、管理人だけではなかったということです。あえて混乱を招くような「わけのわからぬ」ことは普通しません。
管理人にとって異星人が実在するかどうかは、どうでもよいことです。書いてある中身が重要です。そして、往々にして優れた資料は、直接答えを教えるのではなくて、自身が考える方法、手立てを示してくれるようです。 弧理論の考え方が重要なのは、こういうことです。メタ思想。
ただし、地球を
俯瞰して何らかの援助計画があるならば、という仮定で行動することは有意であると考えます。
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