地球が同軸反転型の単極誘導モーターならば、外側電極(宇宙空間)は反作用を受けなくても自発的な自転は可能である

当ブログにおいて、初めて地球の自転がファラデーの単極誘導モーターとして起きている可能性を示したのは、2013年5月10日の地球の自転はなぜ維持されるのか(地球は単極モーターである。)という記事でした。 この頃は単極誘導モーターの実験により同軸反転型単極誘導モーターを作っていませんでしたので、考察を進めることができませんでした。 その後の関連記事を揚げますと

ジェット気流と単極誘導モーターの類似性 2015年5月28日、地球は単極誘導モーターに似ている 2016年8月22日、地球は同軸反転型の単極誘導モーターか? 2016年11月14日 があります。

その後、水銀を用いた同軸反転型の単極誘導モーターの追加実験を含めてまとめた記事を同軸反転型単極誘導モーターによる「反作用のない回転運動」実現の可能性について(動画)2017年2月2日に記しました。 それで金属リングを用いることによって、反作用を相殺する単極誘導モーターが実現できそうなことに気付きました。

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動画1 続きを読む

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自然科学から「岡潔の思想」は、「あっち系」「そっち系」と見られる

これまで数学者岡潔の言葉について、いろいろ考えてきました。自然科学の一番大きな問題である「時間」については、概ね理解できました。 次に問題なのは、「五感で分かる」という点でした。これについても理解できました。 管理人の得た結論は、「自然科学は近似である」というものでした。「五感でわかるもの以外は、無いとしか思えない(唯物主義)」なのですから当然のことです。自然科学は古典的範囲において正しいといえそうです。 五感の限界が自然科学の限界だったのです。それをムリに補完したのが「時間」でした。 ただ過去記事にあるように何十年か前に自然科学は唯物主義を捨てていることも事実です。 以下に、少し補足します。

肉体に備わった

図1

「五感」は、基本粒子である「陽子、中性子、電子」で構成されています。極大の世界である宇宙は、距離がありますので、五感でわかる範囲が限られているのは、当然のことです。表1の右側。

表1 続きを読む

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岡潔「数は量のかげ」 自然科学は、「量」の内で「数」として扱えるものが対象

であるならば、「数」として扱えない「量」というのはあるのだろうか?

寝返りは、身体に生理的な信号が生じるわけですから、何らかの「量」があることは確かです。でも自身は「意識がない」ですし、信号をどこまで遡れるのかわかりません。小脳以下で完結するのでしょうか?そうとは思えません。大脳がほぼ活動を休止している状態でも寝返りはあるでしょう。 物や事の内において、数として扱えない量や嵩はあるのではないかと考えます。その一例が「寝返り」ではないでしょうか。

直観的には、物や事が生じる原因が五感で分からないところから来ているだろうと感じます。 「意識を通さない」「言葉で言えない」というのはとても難しいです。言葉遊びに近いような気がしなくもないです。 岡潔は、これを突破して「情」に辿り着いたのだから凄い。

 

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「分ける」ことにより「分かる」のは、「物と事の関係性」であり、行き着くところは「統合失調(分裂)」だろう

うまく書けるかどうか分かりませんけれど、やってみます。

自然科学は、五感による刺激によって感じる「物や事」を「分ける」ことによって、「分かる」ようにするのが目的です。 自然科学の対象とする「物や事」は、岡潔のいう「意識を通す」「言葉で言える」ものが対象です。 「意識を通さない」「言葉で言えない」物や事について、彼ら自然科学者は「無いとしか思えない」のですから、何も考えていないということになります。

図1

の様に、物や事を分類整理することにより、物や事の本質が「分かる」と思っています。しかし、実際は、研究者が全体を見渡すことが出来なくなっています。いつも引用するある科学者の言葉を示します。

我々は科学者たちが既成概念という鋳型で固められていることを知った。彼らは遠くまで進みすぎている。その結果遠い道のりを後戻りしなければならない。私の言う意味を比喩によってもっと易しく言ってみよう。科学知識を求める人間は木に登るアリのようなものだ。自分では上方へ動いていることがわかっていても、その視野は狭すぎて幹全体を見通せない。そのために幹を離れていることに気付かないで下方の枝の方へ移動するかもしれない。いっときは万事うまくゆく。自分ではまだ上方へ登れるし、進歩という果実を少し摘み取ることもできる。だがその枝が急に無数の小枝に分かれていろいろな方向に葉が散らばっているために本人はまごつき始める。同様に知識の探求者は常に確固たる者であった。基本的法則がいまや分かれ始めて、反対の方向に散らばり始めていることに気付く。すると科学者は心によって受け入れられる知識の限界に近づいていることや、あらゆる物理的法則は究極的には全く統計的なものになるという結論に達する。これは地下鉄の列車に乗って行くようなものだ。たぶん最後には目的地へ着くだろうが、どこへ行くのかがわからないために、同じ場所へ着くのにもっと短くて容易な方法があることを確かめることができない。

ある科学者の言った、「あらゆる物理的法則は究極的には全く統計的なものになる」というのは量子理論のことを云っています。 続きを読む

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単極誘導モーターに生じる力の実験(2013/10/22)とマリノフモーターとの比較

先日ご紹介した水銀を用いたマリノフモーターの実験において、水銀の渦が出来なかったことについて、考察していて気付いたことがありますのでメモします。

写真1

リング状の水銀槽に対抗して配置した電極を通して電流を流したとき、水銀に渦を確認できませんでした。二股に分かれた電流の内側において、磁束はゼロになりますし、中に置いたネオジム磁石の対は磁気回路が閉じていますから、水銀に渦が出来ないだろう事は知識として当たり前と云えます。

 

ところで、マリノフモーターに似た単極誘導モーターの実験を過去に行っていたことを思い出したので、これと比較します。以下の記事について、もしかしたら過去にあるかも知れません。 続きを読む

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Gennady V. Nikolaev の資料について

先日、動画サイトに掲載した同軸反転型単極誘導モーター

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動画1

にara7878さんからコメントをいただきました。コメントには、ロシアの技術者Gennady V. Nikolaev(ゲナディV.ニコラエフ)が紹介されていましたので、メモします。

検索してみたら、ニコラエフのロシア語の資料がありましたのでリンクを貼っておきます。

Gennady V. Nikolaev
MODERN ELECTRODYNAMICS AND REASONS OF ITS PARADOXICALLY
PROSPECTS OF CONSTRUCTION OF NOT INCONSISTENT ELECTRODYNAMICS

また、英語版がScribdというサイトにありました。

Gennady V. Nikolaev
MODERN ELECTRODYNAMICS AND REASONS OF ITS PARADOXICALLY
PROSPECTS OF CONSTRUCTION OF NOT INCONSISTENT ELECTRODYNAMICS

資料の前より3分の1ほどのところ「2. Experimental paradoxes of electrodynamics」があります。そこに幾つかの単極誘導モーターについて書かれています。 それにしても電磁気現象の力学系について調べたものは少ないです。

 

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水銀を用いたマリノフモーター(Marinov motor)で渦を確認できなかった

ステファン・マリノフ(Stefan Marinov)が考案したという

図1

マリノフモーターを水銀を用いることにより試しました。

写真1

が実験装置の様子です。 電極は3㎜の銅線を水銀に浸けるようにします。右側の端子が電源のプラスです。(図1に合わせています。) 手に持つのがネオジム磁石(直径10㎜×50㎜)2本を極を互いに鉄片に吸着させたものです。

電源はDC0.6V最大30Aに設定しました。水銀を容器に満たします。電流を流すと実測0.29Vで30A流れました。 以下、実験の動画よりスナップショットです。 続きを読む

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水銀を用いたマリノフモーターで確認したいこと

2013年にファラデーの単極誘導について、幾つかの実験により確かめたことがあります。 この頃、単極誘導モーターに生じる力は接点で生じているらしいことに気付きました。 電磁誘導が回路に生じることは誰もが知っています。単極誘導についても多くの人が回路に生じると思い込んでいるようです。 当時の実験の一つに、

写真1

のようなものがありました。 左にある磁石の近くに銅片で接点を持つ回路を設けます。スズメッキ線は銅片に接触して電流が流れることにより力が生じます。

写真2

続きを読む

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同軸反転型単極誘導モーターによる「反作用のない回転運動」実現の可能性について(動画)

2015年1月から3月頃にかけて主に水銀を用いた単極誘導モーターの実験を行ったのですけれど、岡潔の言葉やヲシテ文献に示されている縄文哲学を学ぶために、実験や考察から遠ざかっていました。 昨年、8月9月と10月に管理人が発明?した同軸反転型の単極誘導モーターについて、「反作用のない回転運動」が実現できそうなことに気付いたことを書きました。 過去記事を参照ください。8/19二重反転型単極誘導モーターにみる「運動の相対性」、9/29本当は凄く簡単なのではないか?、10/5同軸反転型単極誘導モーターにおいて仕切り板を「仕切りと電極」に分けて考える

いろいろ考えた末に、先日追加で実験を行いました。

写真1

の様に、(+)電極を吊り下げて外側の電極との間に電流を流します。これは単極誘導モーターに生じる力の反作用を調べる実験です。 これまでの実験結果をまとめた上で、不足する部分を今回の実験で補いました。 この実験と過去に行った幾つかの実験をまとめたのが 続きを読む

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岡潔の云う、大宇宙の本体である「情」は、「原子でできた肉体」があって、初めて機能する

縄文哲学によれば、カミとは、「繋がり・齎もたらし・生じさせる」でした。 これを宇宙の仕組み(アウワ)と繋げますと

「ア」と「ワ」は、つながり、「ウ」をもたらし、「ウ」よりヒトを生じさせる。だから「ヒトハ アノモノ」であり、「ヒトハ ウナリ」。

でした。幾何図形で示すと

図1 右

となります。 ただし、最後の「ヒトハ ウナリ(人は原子で出来ている)」の部分は、管理人による補足です。

岡潔は講演「情と日本人」の 【 8】 大宇宙の本体は情であるにおいて、「」について、次のように述べています。

自分がそうであるように、ひとも皆そうである。人類がそうであるように、生物も皆そうである。大宇宙は一つの物ではなく、その本体は情だと思う。情の中には時間も空間もない。だから人の本体も大宇宙の本体にも時間も空間もない。そういうものだと思うんです。

宇宙は物ではなくて、その本体は「」であると云います。図1右でいえば、(ア)もしくは(ワ)だと考えます。肉体で出来た「ヒトノモノ」です。 続きを読む

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