岡潔「 数は量のかげ 」 数には量に応じた単位が付く  しかしお金と時間には、「単位」が付くけど「量」の裏付けが無い

本日の大根一本の値段は157円です。(ネットスーパー調べ) 重さや長さは【g】や【cm】といった単位を持ちます。 大根は社会的要因(需要と供給)によって値段が変動します。 主要な通貨「円・米ドル」などは、不換紙幣です。 つまり、お金は単位を持っていますが、「量」の裏付けはありません。 ですから、「量」たる大根お金(値段)は一対一の関係にありません。 つまり、量に対してお金は伸び縮みします。

 

時間は作るものです。時計は、

国鉄標準型時計

機械装置の運動を回転に変えて盤の中心の針を動かします。盤面を30度ずつ区切り、数字を割り当てます。針の位置(角度)を数に置き換えたのが時間です。時計という機械装置の運動と直接の関係はありません

例えば「10時」に対応する「量」をイメージすることはできません。量や嵩は、人の五感でわかるものでなければなりません。 つまり、時間は【年月日時分秒】という単位を持っていますが、対応する「量」が無いということです。五感でわかるのは、針や内部機構の運動だけです。

GIF1

上記のお金の話と対応させることによりわかるのは、時間は人の都合によって伸び縮みするのではないか?ということです。 いろいろ考えた結果、

表1

の右端と左端においては、運動は時間に比例していないだろうということでした。

表1の右端は、宇宙の大きさ(距離)を時間を用いた光年で表しています。  表1の中程、人間(10m)付近にいる観測者は、手元にある機械装置(時計)によって時間を作ります。 そして、表1の右端の光年に適用しています。  また左端の素粒子の質量はGeV/cとして表しています。 このときcは光速度であって、同じく観測者の手元で作った時間を左端の質量に適用しています。 観測者の手元において作った時間を両端(人に対して光速域の現象)に適用しているということです。 不思議なことに人の五感でわかる範囲(赤い括弧)の外側の部分と重なります。

管理人は、時間を基本物理量として扱うことはできないと結論します。時間は量に対応していないからです。

 

時間について調べる切っ掛けとなったのが、 the-manuscript-of-survival-part-68日本語文にある一文です。 原文は2012年1月でして、翻訳文を読んだのはその頃です。一部を抜き出しますと

物理学の聖杯探しには、正当な理由もなく、多額のお金がつぎこまれてきました。実際のところ、それは、非常に多くの賢い頭脳を間違った方向に向けさせている、上手に組み立てた誤魔化しのプロェクトなのです。

 

写真1

表2

素粒子加速器の実験に莫大な費用と人材を投入しており、この実験そのものが誤魔化しであると指摘しています。その本質が何処にあるかを調べだしたのが事の発端でした。 ※ミヒャエル・エンデのモモなどを引用しつつかなりの記事を書いています。「時間」について右側にあるサイト内検索を使ってお読みください。

そして、行き着いたのが、数学者岡潔の言葉「自然科学者の時間空間」でした。一部を引用します。

 時間というものを表わそうと思うと、人は何時も運動を使います。で、直接わかるものではない。運動は時間に比例して起こると決めてかかって、そういう時間というものがあると決めてかかって、そして、時間というものはわかると思っています。空間とは大分違う。
人は時間の中なんかに住んでやしない。時の中に住んでいる。
時には現在、過去、未来があります。各々、全く性質が違うんです。それ以外、いろいろありますが、時について一番深く考えたのは道元禅師です。
が、その時の属性のうちに、時の過去のうちには「時は過ぎ行く」という属性がある。その一つの性質を取り出して、そうして観念化したものが時間です。非常に問題になる。

下線は管理人による。 最初の頃は文の後半について考えましたけれど、考察の最終的には、作られた時間と観測対称の運動が比例関係にあるかどうかが問題でした。その答えが上記です。 お金も時間も人の生活の中心にありますけれど、いずれもその本質は「巧妙な仕組みの内に隠されている」と感じます。

かなりの年月に渡ってお金と時間について考えてきましたけれども、本記事が一応の結論です。ですから岡潔が指摘したように自然科学は間違っていると云わざるを得ません。自然科学はどう見ても近似です。

 

追記 今では20円チロルチョコ。

写真2 出典:こちら

かつて10円だったチロルチョコ。10円と云えば

写真3 出典:こちら

にある平等院の鳳凰堂(ほうおうどう)ですが、今では当たり前にネットバンクや電子マネーを使っています。 10円として思い浮かべるのは、写真3の様な丸い金属板ですけれど、本質は写真3にありません。 「10円」というお金そのものには、対応する「量」や「嵩」はありません。 通貨は今や発行すらしなくて、を端末に入力するだけです。

 

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運動は時間に比例して起きるかのか?というより「時間」は何処にも存在しない

数学者岡潔の言葉を散々考えてきました。 先日、参考になるかもと、

写真1

のような手巻き式の懐中時計を購入しました。内部の機構が見えるものです。裏面は、

写真2

のようになっています。 懐中時計の裏面をデジカメのスーパーマクロで微速度撮影(240fps)したデータを元にGIFを作ってみました。ちょっとデータが大きいので表示が遅いです。

GIF1

岡潔は、自然科学における「時間」を問題視していました。(自然科学者の時間空間

 自然科学者は初めに時間、空間というものがあると思っています。絵を描く時、初めに画用紙があるようなものです。そう思ってます。時間、空間とはどういうものかと少しも考えてはいない。これ、空間の方はまだ良いんですが、わかりますから。時間の方はわかりませんから。
時間というものを表わそうと思うと、人は何時も運動を使います。で、直接わかるものではない運動は時間に比例して起こると決めてかかって、そういう時間というものがあると決めてかかって、そして、時間というものはわかると思っています。空間とは大分違う。
人は時間の中なんかに住んでやしない。時の中に住んでいる。
時には現在、過去、未来があります。各々、全く性質が違うんです。それ以外、いろいろありますが、時について一番深く考えたのは道元禅師です。
が、その時の属性のうちに、時の過去のうちには「時は過ぎ行く」という属性がある。その一つの性質を取り出して、そうして観念化したものが時間です。非常に問題になる。

下線と強調は管理人による。  写真の懐中時計を眺めても何処にも時間はありません。あるのは時計という機械装置の運動だけです。表面の板に円形に描かれた数字が時間だということですけれど、装置の運動を数字に読み替えることの意味がよく理解できません。

(1) 観測者→時計という装置の運動→12の倍数に読み替える

(2) 観測者→前を通過する自動車(スタート~ゴールまで距離を基準にする)

自動車の速度は観測者の手元にある(1)を使って(2)と比較することにより算出できます。当たり前のことです。しかし、(2)が光の速さに近くなってくると怪しくなります。※「時間」で検索して過去記事を参照ください。

こうして得たのが

表1

です。面白いことに人の五感でわかる範囲(赤い括弧)を越えた辺りから(1)の12の倍数に読み替えた数と(2)の運動との比例が怪しくなります。

巨大な距離は光年という時間を用いた単位で表します。素粒子の質量はGeV/cという分母に時間を含む光速度を用いています。 でも、元はと言えば(1)の運動を12の倍数で読み替えたものに過ぎません。もっと云えば、表1の極大極小の世界について、手元の運動光の速さに近い運動に適用していることになります。  時間に置き換えることが自明のこと、あるいは当然のことのように感じますけれど、よく考えると『五感でわかるのは物質の運動』しかありません。 懐中時計を眺めてみて、素直に感じるのは、時間など何処にもないということです。

 

ちなみに、弧理論の考え方においては、E軸上の実体Cが投影される事により質量mの物質が位置を伴って現れます。

図1

観測者に対して静止している場合(投影角が90度のとき)は、実体が持つ真のエネルギーがそのまま質量mとして現れます。 観測者に対して運動している場合は、投影角が小さくなるとともに質量が観測者に対して見えにくくなります。(次第に次元を失う。) 特に光の速さの場合は投影角がゼロになり観測者に対して質量が測定できなくなります。  どうもこのとき「運動は時間に比例しない=手元の運動と光速度の運動を比較できなくなる」ようです。五感でわかるのは物質の運動(と波による運動)だけだからです。

以上は、十分な説明とは云えませんが、自然科学が無視している点は以下だと考えます。

.機械装置の運動を12の倍数に置き換えること。.五感でわかる範囲を無視していること。.12の倍数に置き換えた数字と光の速さに近い運動とを比較すること。

※もしかしたら意図的に無視しているのかも知れません。

 

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適切な「基礎」を用意しないと、私たちの文明は終わる

前回記事の続きです。

昨年より当ブログで何度か取り上げてきた3つの科学、『精神科学社会科学物質科学』について、ある科学者は次のように述べています。

宇宙における科学のすべて、真実の探求と理解の追求のすべては、この三つの分野の中に入るんだ。もちろん、この三つの分野の間には明確な分離線を引けない。お互いにラップしているからだが、しかし、それらを支配する基本的な法則は全く同じものなんだ。

宇宙において文明が完全にしかも成功して発展するならば、進歩のこの三つの支流に同程度の努力と勤勉さがなされなければならない。しかしながら、まず精神科学と社会科学が出てくる。その二つの基礎がなければ物質科学の発達はありえないんだ。

強調は管理人による。 ある科学者が文明の発展には3つの科学が必要だと述べており、自然科学(物質科学の一部分)だけでは基礎として不十分だとしています。

ある科学者は、文明の発展を建築物に例えて、次のように述べています。

「新しく大きな建物を建てるときに」とアランが答えて「計算違いによって、基礎ができあがった建物を支えるのに十分強くないということを君が発見したとしたら、すでに建っている建物の一部を切り取って問題を解決するかい?そんなことはしない。基礎を大きくし、強くする方法を探すのが論理的な進め方だろう。

物質科学の進歩を止めることなどできやしない。それは進んだりもどったりはするにしてもだ。もどるとすると、それを支えている要素は退化のプログラムによってまず弱くなってきてそして崩壊することになる。

基礎的には地球の物質科学に悪いところはないんだ。もし、人々がそれを支えることができるような基礎を用意しないとそれは夢想だにしなかったほどに水平に広がって進歩してしまう。」

もし基礎がなかったら?」と私は言った。

「君たちの文明は終わるさ」とアランがゆっくり答えた。「ほんの少しの生き残りを残して全滅するんだ。生き残ったものは彼らの科学と技術を再建する能力はないだろう。数世代の間に、彼らの子孫はほとんど動物のレベルにまでもどるだろう。進化の過程はふたたび始まるだろう。一万から一万五千年で他の文明と技術が起こってくるだろう。そして彼らも同じ運命に落ちる。宇宙の不変の法則なんだ。君にはわかると思うが、人類の自由選択によってなされるものなんだ。

地球の人類と文明は絶滅を宣告されてはいないんだ。人類はこの危険を永久に自分たちの後ろに追いやるまで進歩の道を進み続けるだろう。この選択は君たちのものさ」

管理人は、上記の3つの科学『精神科学社会科学物質科学』は、縄文哲学の核心部分と同じだと結論づけました。 ある科学者の基礎を用意すべきという「基礎」に縄文哲学が最有力だとの考えです。 『精神科学社会科学物質科学』がミクサタカラ(タマ・カガミ・ツルギ)だとの意見です。

 

前回の記事において、我々の文明は、

図1

の低い右の枝の様だとしました。 人々の欲望(神頼み)を具体的な物(豊かさ)の「量・嵩」に対応させる為に(手指の数を元にした10進数)により表したのは自然の成り行きでした。その結果、人々の欲望の形代としてお金が用いられるようになりました。これが物質科学の一部分である自然科学を進歩させる原動力でした。 これまでの考察により得た結論は、自然科学は「近似」だということでした。「自然宇宙」を自然科学で表現するにどこまでも誤差を生じるようです。 自然宇宙は、距離・大きさ[L]より角度θが重要であり、角度を12の倍数で扱いつつ10進数に拘る現在のやり方に無理があると考えます。


ところで、大陸や半島から人々がやってくる前から、日本列島に縄文哲学は存在し、人々は高い精神性を維持していました。

図2 出典:ホツマ縄文日本のたから池田満著展望社p13より一部加筆修正

しかしながら、縄文哲学は、渡来した人々を含む当時の人たちの欲望からくる(神頼み:シャーマニズム)を退けることはできませんでした。 当時、人々の神頼みを避けられなかったのだから、たとえ現代に縄文哲学を持ってきても、ある科学者が述べた「基礎」にはなり得ないだろうと考えます。  ある科学者は重要なことを述べています。

3つの科学「精神科学・社会科学・物質科学」を支配する基本的な法則は全く同じもの

だというのです。

ですから、縄文哲学の核心であるミクサタカラ(タマ・カガミ・ツルギ)を再編し、『精神科学社会科学物質科学』を合理的かつ統一的に解釈出来るモデルを作成することが必要だと感じます。

ですが、既に管理人として結論が出ています。

E軸上の実体が原因。物体は結果。

図3

管理人には、E-M軸平面に最初から3つの科学が含まれているように感じます。最初は抵抗がありましたけれど。

非科学的、都市伝説、トンデモ、あっち系などという自然科学(として扱える対象)以外を除外する行為は、自然科学の限界を自ら証明していると感じます。 「五感でわかるもの以外無いとしか思えない」としながら単独で取り出せない物質?を議論する矛盾に気付かないのです。

 

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自然科学という枝に縄文哲学を接ぎ木することはできない

先般の記事について、補足します。

ある科学者は、地球人類のことを木の枝を登る一匹のアリに例えました。

たとえば地球の科学者は電子が粒子で、波動性の二重性を保つものと定義せざるを得ない状態にある。彼らは電子は確率波をもつ粒子だということによってこれを正当化させようとしている。これは心で描くことのできない状態であり、そのため進歩の唯一の方法として抽象的な数学に頼らねばならなくなる。

正しくながめれば真理は常にかんたんで理解が容易なのだ。だから幹の上からながめれば枝は”枝”としてかんたんな理解の容易なものになるのだ。てっとり早く言えば、君らの科学が進歩し続けようとする場合に必要なのは、君たちがとまっている枝から幹との分岐点まで降りて、ふたたび登り始めることだ。

君たちの科学は一本の低い枝を知識という全体の樹木に替えていて、そのために科学がひどく複雑になっているんだ。そこでこの科学が実用面で応用されると、できあがった装置は手が出ないほど複雑になる

下線は管理人による。

我々の文明は、

図1

の低い枝の一つだというこです。 これが10進法の数学システムを基礎とした「自然科学」です。 自然科学を強力に押し進める動機が「10進数によるお金のシステム」であることは間違いありません。 お金

図2

神頼みの形代(かたしろ)に過ぎません。10進数の形代たるお金が文明の推進力です。

しかしながら、神頼みの仕組みは「エリートキツネと闘牛士」の記事でわかるように、人を生まれながらにお金に執着するように変化させます。  上の記事の内容は多年にわたるロシアの研究者により得られた実験的事実です。この結果は、人間にも当てはまることは容易に理解できます。 これが人類を危機に落とす真の原因だと考えます。 一言で云えば、

進歩の原動力がそのまま存亡の危機に繋がっているのです

抽象的なことが高等である。数学による証明がすべてを優先するというのは欺瞞だと思います。 もしかしたらお金に親和性が高い人ほど偏差値が高く高学歴かも知れません。(管理人による皮肉です。

どうみても図1の10進数の枝先に縄文哲学を接ぎ木することは不可能です。


ある科学者は、地球人類の「科学がひどく複雑になっている。そこでこの科学が実用面で応用されると、できあがった装置は手が出ないほど複雑になる。」と述べています。

これは現在あらゆる方面で出てきています。 例えば、最近観たテレビ番組でNHKスペシャル 「人工知能 天使か悪魔か 2017」があります。

.

動画1

AIは結果のみを吐き出します。プログラム作成者さえも思考(ディープ・ラーニング)の過程はわからないと述べています。 新薬を効率よく開発するスパコン内部の数値計算システムや天気予報に使われる計算機システムは、「薬が何故効くのか」「ジェット気流が起きる原因は何か」ということとは全く関係がありません。

数学者岡潔の言葉を考えれば考えるほどに、自然科学の持つ本質的な問題点に気付かされます。

 


2017-06-30 AI INTELIGENCIA…

動画2

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「the-manuscript-of-survival-part68」の翻訳文を掲載

スピリチュアル系のサイト aisha north にある資料「the-manuscript-of-survival-part-61-70pdf」の内、時折、参考にしてきましたpar68について、日本語へ翻訳されたなるでこ氏のブログから削除されたようです。

残しておきたいので、pdf にて the-manuscript-of-survival-part-68日本語文として掲載します。なお、掲載には同氏より許可を得ています。

暗黒物質こそが、尽きることのないエネルギーの源であり、根源的な永久機関であるという指摘は、弧理論の考え方と合致します。

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10進数による文明の危機

先日、坂井洋一氏の講演を聴きました。その後に感じたことを記します。

坂井洋一氏は、

図1

日本の始まりはシュメール」という本を出されています。 講演の内容は、

  1. 日本のルーツを辿るとホツマツタヱ、ミカサフミ、フトマニに至る。
  2. ホツマツタヱに登場する人物の名もシュメール語により解釈出来る。
  3. 古代日本語はシュメール語で読み解ける。

というものです。 井口和基氏もブログにて、「坂井洋一「超古代は日本語によるワンワールドだった!」:太陽の国日本vs悪魔の国英国の戦い!? 」として取り上げています。

幾つかの疑問※↓はありますが脇に置いて、シュメール人の神に対する解釈が面白いです。

シュメールは多神教であり、彼らの神々は、であって、その内、天空神の60を最高の神としています。

当日の資料と同じものが地球維新天声会議<天孫人種六千年史の研究-考察-前編> kusanagi氏の見解 の記事にありました。 それが

図2

です。 天空神アヌ(60)を最高神として、エンリルが風神の(50)、エンキが水神の(40)、ナンクルが月神の(30)などとなっていて、その配偶には(5)が入ります。ですからアヌの配偶であるアンツは(55)です。

このアヌを60とするところに興味があったので、調べたところ「シュメール人はなぜ六十進法を用いたのか」にありました。 この記事を要約すると

図3 出典:「シュメール人はなぜ六十進法を用いたのか

「1~120までの自然数とその約数を調べると60と120が最も多いから」ということです。大事なのは

図4 出典:同上

10の倍数の集合と12の倍数の集合との両方に「60」が位置するということです。これがシュメールにおける最高神の由縁です。

実は、近ごろ「数秘術」と「カバラ」との関係が気になっていました。それぞれはwikiを参考にしていただくとして、を神秘的なもの、あるいは神聖なものとする思想は紀元前からあり、シュメールが特別であるということはないようです。  そして、数を特別なものという思想は、現在にまで続いていると考えます。

 

管理人が拘っているのは、「数」ではあっても、666や911、311などではなくて、10進数と12進数の違いです。 (これまで2014年5月エリートキツネと闘牛士や2015年3月のお金時間エネルギー数学の記事などで取り上げています。)

ある科学者の言葉を2点引用します。

我々の算数はいくつかの重要な関係で君たちのものと違っているからなんだ。我々の先祖は君たちと同様に最初に計算法を学んだときに十本の指を使ったんだ。

我々が君たちがやっているのと同じ十進法を基礎とした計算システムを開発したのはおきまりの結果だった。長い習慣から、その後数世代の間このシステムが使用され続けたが、十二進法を基礎としたシステムがもっとかんたんで有用で、本質的により可分性があるとわかったんだ。知ってのとおり十二は、二、三、四、六で割り切れるが十は二と五でしか割れないんだ。

結局、我々の人類はどうあっても昔の習慣を破ろうと決定し、十二進法による数体系を法律としてきめた。数世代の間は数学的混乱の時代だった。これは、新しいものを受け入れることによって得られる利益をわかっていながらも、古い計算の仕方を放棄するのを拒否したり能力不足だったりすることに起因したものであった。結局、十進法による数学の教科書を廃止し、その後の出版を禁止することが必要になった。

そして、ある科学者は、地球人類のことを木の枝を登る一匹のアリに例えました。

たとえば地球の科学者は電子が粒子で、波動性の二重性を保つものと定義せざるを得ない状態にある。彼らは電子は確率波をもつ粒子だということによってこれを正当化させようとしている。これは心で描くことのできない状態であり、そのため進歩の唯一の方法として抽象的な数学に頼らねばならなくなる。

正しくながめれば真理は常にかんたんで理解が容易なのだ。だから幹の上からながめれば枝は”枝”としてかんたんな理解の容易なものになるのだ。てっとり早く言えば、君らの科学が進歩し続けようとする場合に必要なのは、君たちがとまっている枝から幹との分岐点まで降りて、ふたたび登り始めることだ。

君たちの科学は一本の低い枝を知識という全体の樹木に替えていて、そのために科学がひどく複雑になっているんだ。そこでこの科学が実用面で応用されると、できあがった装置は手が出ないほど複雑になる。

下線は管理人による。

まとめると

図5

のようになります。 図5の低い枝の先端が「自然科学」です。自然科学を強力に押し進める動機が「10進数によるお金のシステム」であることは間違いありません。

10進数による文明を10進数のお金が下支えしています。 ある科学者が云ったように「12進数の数学システム」が「もっとかんたんで有用で、本質的により可分性がある」かどうか今のところはっきりしません。

しかしながら、3次元物理空間の基本的な性質

図6

「距離」「大きさ」にはなくて、角度にあることは明白です。極大極小の世界は「人の五感でわかる」範囲を越えているからです。 一番の問題は、

お金とお金を基準とした10進法の数による社会システムと『角度と「角度から作る時間」の基準である12の倍数による社会システム』が地球上に混在していることです。

上記の過去記事を参考にするならば、このままの社会システムでは、非常に危険です。  ある科学者の言葉が本当に事実かどうか確かめる必要があると強く感じます。

カバラあるいは数秘術、シュメールにあった数への信仰は、現代も「10進数によるお金」への信仰に続いています。間違いありません。 恐らく、ヲシテ文献に示された

図7 注:一部誤りあり

カミの世からヒトの世への切り替わりの原因であったシャーマニズム(神頼み)の台頭は、領地の面積や収穫の石高などによる「数字への拘り」からきているように感じます。  どう考えても人々の欲望の量や嵩かさは数字で表すしか方法がないからです。それが手指の10本を元に進めるのは自然なことです。

図5を見て、つらつら感ずるに人類は有史以来、最大の困難に至っていることを感じます。ことの本質は極簡単なのです。しかし、実行するのは途轍もなく難しいことです。

 

 主な疑問です。

  1. シュメール文明発祥の時期と
  2. 青森県の大平山元I遺跡(おおだいやまもといちいせき)で発掘された土器年代との不整合
  3. 20世紀半ば、原爆を持つ人たちと石器を使う人たちが地球上に混在した。文明の始まりを一つの起源に求める困難。原子力開発と石器時代とは少なくとも数千年の時間差がある。
  4. ヲシテ文献に記された縄文哲学がシュメールのどこにあるのか。

2.について補足。管理人が若い頃読んだ本の記憶です。確かニューギニア奥地に磨製の石斧を使う人が居て、石器で木を倒すのを取材した人の記録です。 取材の時期はたぶん20世紀中頃です。既に米ソ冷戦に入った頃です。かなり最近でも乾燥した木の繊維を使う摩擦法により火をおこす人たちがいました。 4.が致命的です。

縄文から続く日本固有の文化文明に坂井氏が云われるシュメール、あるいはユダヤ系人の渡来?、漢字の伝来、仏教の伝来・・・・・の影響が幾層にも重なって、現在に続いているように感じます。 現代は、お金への信仰の時代です。 お金盲信の時代に10進数から12進数へ切り替える困難は、想像を絶します。

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放電を用いた同軸二重の単極誘導モーター

先般、動画サイトにあった

.

動画1Plasma Vortex Force Field

について、いくつか試しました。

装置の全体は、

写真1

のとおりです。

GIF1

中心の電極が(-)、リング状のネオジム磁石が(+)で、上面をS極にしています。一見回っていないように見えますけれど、なんとか反時計方向に回っているのが確認できます。

次に、中心の電極が(+)、リング状のネオジム磁石が(-)の場合は

GIF2

です。時計方向に回っているのが確認できます。因みに元の動画は、(512×384)240fpsの微速度撮影したものを切り取っています。ですから、GIF2の実際の放電の動きはかなり速いです。

過去の実験によれば、磁石の外側において、放電の「回り込み」には磁石と電流の方向に特性があることがわかっています。それを確かめたのが

.

動画2


動画3

です。

 

内側の放電と外側の放電をまとめて「同軸」にしたのが

GIF3

です。中心電極に一円玉を用いて(-)につないでいます。 外側のリングが(+)です。 内側の放電はGIF1から、反時計方向に回ろうとしているようですが、回りきっていません。外側の放電は明らかに反時計方向に回っています。

次に中心電極を(+)につなぎ、外側のリングを(-)にした場合が

GIF4

です。 内側の放電は時計方向に回ります。 外側の放電は、スローで動画を見るかぎり時計方向に回ろうとしているようですが、回りきっていません。

 

面白い結果です。

  1. 水銀を用いた場合では同軸で二重反転、あるいは三重反転の渦を作った。
  2. 電解液を用いた場合では同軸で二重反転の渦を作れるだろうと推測。
  3. 銅円板を用いた場合に同軸二重は、うまく反転しなかった。(下のGIF)
  4. 放電を用いた場合に同軸二重は、うまく反転しなかった。

 

GIF5  銅円板による同軸二重の単極誘導モーター

 

上記の2.について補足。 電解液を用いた単極誘導モーターは、リング状磁石の内側での場合と、外側での場合を別々に試しましたけれど、同軸二重は未確認です。

内側の電極は、直径が細くて電極の面積がとれません。ですから

.

動画4

の様に、一つの実験としています。 外側の場合は、

.

動画5

の後半00:15~あたりからです。 動画4と「動画5の後半」をまとめた(同軸二重)の装置は作れますけれど、電極間が離れすぎており、かつ中心電極の面積が足りません。結果電流が流れませんので、渦を作りません。

 

これまでの実験に違和感があったのは、これかも知れません。液体なら同軸二重反転ができるのに、銅円板や放電などでは同方向に回るように見えます。

 

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フリーエネルギーモデル「渦とサイホン」のGIFを作成

目で見てわかるフリーエネルギーのモデルとして考えた

.

動画 1

「渦とサイホン」をコンパクトにまとめたのが

.

動画 2

のスノードームモデルです。 今回、スノードームに入れた渦とサイホンの模型をGIFにしてみました。

GIF1

が全体で

GIF2

がスターラーの部分、そして

GIF3

がサイホンの部分です。

 

弧理論の考え方によれば、

E軸上の実体が原因。物体は結果。

図1

余分な次元軸(E軸)上に存在する実体が持つ真のエネルギーが我々が存在するM軸に投影されることによって、位置と質量を持つ物質となります。

 

図2

渦とサイホンは、E-M軸平面を可視化したものです。つまり、がE軸であり、サイホンがM軸です。 フリーエネルギーをモデルを使って説明すると以下の通りとなります。

M軸上に配置した何らかの装置によって、E軸上に真のエネルギー勾配を作ることができるならば、できた真のエネルギー勾配がM軸上の装置であるサイホンに運動(エネルギー[ML2T-2])として流れ出るだろうということです。   そのためには、M軸上に何らかの回転装置とサイホンに相当する何かを作ればよい

ということです。

LCRの回路にパルスを入力するよりも、加速度運動たる回転運動の装置に何らかの細工をする方が容易だとの直観です。 その回転装置にマイケル・ファラデーが発見した単極誘導を用いるというアイディアです。

 

ところで、E軸上の実体が持つ真のエネルギー勾配の(凸凹)如何によって

.

動画 3

物質間に生じる力が重力だと考えます。 重力は物質が持つ真のエネルギー値による結果に過ぎない訳です。

因みに五感でわからないのが我々に直交するE軸であり、五感でわかるのがM軸(物質の質量と運動)です。 そして物質の間を取り持つのが””ということです。 まとめると極めて簡単です。

 

ここから、余談です。 物質が持つ真のエネルギー値の決定は

図3

右手系と左手系により異なってきます。 引力と斥力には各々2種類あって、計4種類の場合が考えられます。(※1.右手系の右回転凹、右手系左回転凸、左手系右回転凸、左手系左回転凹)  これにより重力を制御して惑星間航行が可能になるというのが弧理論の考え方です。

真のエネルギー値を制御する際に利用されるのが発散トーラスです。

.

発散トーラスは、単極と双極の2つの性質を併せ持っています。

  1. 双極であるが上下半分しか生じない。従って単極の性質を持っている。
  2. 質量を持たない。
  3. 発散あり。
  4. 渦あり。
  5. 距離の7条に逆比例する力

こうしてみると、発散トーラスは、単極のように物質間を伝搬するが質量を持たない、かつ磁極方向に現れます。 また到達距離は短いが非常に強い力の場であろうと思われます。

どう考えてもフリーエネルギーと重力制御の間には密接な関係があります。

Edwin Gray による EMA Motorの開発者の一人である

写真1 出典:Edwin Gray – EMA Motor Richard Hackenberger demonstrating magnetic repulsion.

ハッケンバーガーが行ったというコイルジャンプテストでは、コイルの鉄心に端子があり、そこから電線が直接バッテリーの電極に接続されていたといいます。発散トーラスの性質を考慮すると理解できそうです。 (未知のエネルギーフィールド:多湖敬彦編世論時報社より)

 

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ニコラ・テスラは、宇宙の本質が「回転運動」にあると考えていたようだ

どこかのサイトでニコラ・テスラが「回転」について言及していたと記憶していたのですが、なかなか見つかりませんでした。 これまでに読んだ本を調べてみるとテスラの言葉が載っていましたので引用します。 フリーエネルギー研究序説:多湖敬彦著徳間書店のp48「テスラの予言」より。

「空間はエネルギーで満たされている」

この確信をテスラは死ぬまで、一貫して持ち続けていた。例えば、千八百九十五年の発言を見てみよう。

「われわれは終わりのない空間を、想像もつかない速度で渦を巻いて回転している。すべては回転し、運動している。すべてはエネルギーである。このエネルギーを直接、手にする方法があるにちがいない」

そして千九百三十六年、八十歳の誕生日を迎えたテスラは確信を持って断言する。

「何世代もしないうちに、人類は空間の中で好きな所からエネルギーを取り出すことができるようになるだろう」

気になるのは、回転運動こそが宇宙の本質だと主張しているニコラ・テスラの遺した資料(Colorado Springs Notes 1899-1900)に単極誘導に関する記述が見当たらないことでした。 テスラの遺した資料は、これだけではないはずです。 冒頭のフリーエネルギー研究序説には、テスラの死後すぐに、FBIをはじめとする機関が捜索にやってきて、書類のほとんどを持ち去ったようです。  トム・ベアデンはニコラ・テスラについて研究していますので、管理人が集めた Tom Bearden files や Dr. Peter Lindemann に関する資料を調べても単極誘導に関する資料は出てきませんでした。(見落としがあるかも知れません。) テスラの言葉遺された資料との間の不整合はとても気になります。

上記のことは、過去に書いたように記憶していますけれど、大事なことだと感じますのであらためて記しました。

 

今回あらためて、EV Gray tubeGray conversion tube について検索していましたところ、Dr. Peter Lindemann による The Free Energy Secrets of Cold Electricity のpdfの中に

図1 出典: The Free Energy Secrets of Cold Electricity p34

Magnetically Quenched Spark がありました。この図は以前から知っていたのですけれど、これまでに学んだ「電気磁気学」からすれば意味を見いだせませんので、特に意識することはありませんでした。

図2 Hot Air Quenched Spar 出典:上記に同じ

は、空気中での放電の様子を上から観察するのでしょうか。詳細図です。

 

で、関連する動画を検索していたところ

.

動画1Plasma Vortex Force Field

がありました。 これは、管理人による

.

動画2

と同じものです。 また、放電による回転の特性を調べた

.

動画3

あるいは


動画4

さらには、

.

動画5

があります。 放電の回転運動にかかる力学的特性を調べた

.

動画6

があります。

 

上記の動画2~6は、時系列ではありませんけれど、その元となった実験が

.

動画7

です。これが実は、ニコラ・テスラによる図1と同じだったということに気付きました。似たような動画がたくさんあります。

さらに遡ると動画7の実験を行うこととなった切っ掛けは、

.

動画8

.

動画9

でした。

 

図1と図2に示すとおり、ニコラ・テスラが何故に放電の近傍に磁石を置いたのか? 理由がわかるような気がします。 つまり、磁石付近において、放電(電流)の方向と直交する力が放電に働いているということです。プラズマ放電による空気の高熱化による上昇気流の影響はありますでしょうけれど、スラスト方向に力が働いています。これはマイケル・ファラデーが発見した「単極誘導」の現象です。 動画1のコメント欄に作者自身が「The reason the arc rotates is because there is a Lorentz force acting on it. The arc is essentially functioning the same as the wire in a homopolar motor like this:」とコメントしています。

残念ながらテスラの遺した資料を見ても、彼の狙いは何だったのか、管理人はわかりません。

 

最後に某フォーラム(失念)で拾った画像をあげておきます。

写真1 出典:失念 (板で隠さないで!)

とE・V・グレイによるスタティック・ジェネレーター

写真2 出展:Solid State Photos

を比較すると面白いです。  以前、動画サイトで見かけたのは、スタティック・ジェネレーターらしき装置の蓋を開けて内部の様子を見せていたものです。 どうしてもその動画を見つけられません。 動画では、確か内部にセレン整流器のような部品が写っていました。  スタティック・ジェネレーターについては、こちらが参考になります。


補足です。 冒頭のテスラの「エネルギー」という言葉について。

当サイトではエネルギー[ML2T-2]のことを運動と呼んでいます。 弧理論の考え方では、余分な次元軸(E軸)上の実体が真のエネルギーを持っており、エネルギー[ML2T-2]と区別しています。 M軸に直交するE軸上の実体が持つ真のエネルギーは、M軸上では位置を持ちません。ですからテスラのいう「空間はエネルギーで満たされている」と同義になります。

テスラが実現を希望した、フリーエネルギーを弧理論の考え方で表現すると、次のように云えます。

M軸上で位置を特定できないE軸上の実体が持つ真のエネルギーをM軸上に運動(エネルギー[ML2T-2])として取り出す。

 

そういえば、以前

写真3

プラズマボールの中心にある電極の先端に小さな円筒形の磁石を入れて、(上から見て)プラズマが螺旋状にできないか試したことがあります。 できてよさそうなのに、その時はうまくいきませんでした。 中に入れた磁石とガラス球との間が離れすぎているのが原因かも知れません。 これまでの実験では、プラズマが螺旋を描くためにはガラス球が反作用を受ける必要があります。一般に売られているプラズマボールは、中心の電極とガラス球とが離れすぎています。  動画1のようにプラズマがくるくると回れば面白いです。 実現できれば綺麗だろうと思います。 このアイディアで実用新案?くらいとれそうです。

 

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同軸反転型の単極誘導モーターについて

前回記事の続きです。

写真1

の材料を用いた同軸二重反転可能な単極誘導モーターについて、ブラシの向きや接触圧を変えて幾つか試しました。

前回記事の実験について、動画を掲載するまでもありませんので、GIFアニメにしました。

GIF1

の様に、円板Aと円板Bは一緒に時計の方向に回っています。 ブラシ2の向きを回りやすい方向に曲げたり、回転を妨げないように接触圧を調整した上で何度か試しましたけれど、どうしてもGIF1の様に共回りしてしまいました。

 

やむを得ず、写真1左下と同じネオジム磁石をもう一枚用意し、S極を上方向にして、円板Aの上に重ねて試しました。

GIF2

  1. ブラシ2は、上に重ねたネオジム磁石の側面にかるく接触するように調整。
  2. 電流を流すと2枚のリング状ネオジム磁石にて挟んだ円板Aは、時計方向に回りだす。
  3. このとき円板Aとブラシ2の間に生じる力にかかる反作用は円板Bが受ける
  4. これまでの実験による経験から、円板Bの反作用はブラシ3が受けているはずはず。
  5. 次に手に持ったブラシ1とブラシ3を離す、円板Bは、円板Aと接するブラシ2やベアリングの摩擦抵抗により時計方向に回りだす

問題は、ブラシ3の接触により、円板Bとブラシ3の間に反時計方向の力が生じているどうか、ということです。前回記事からここまでの実験で円板Bとブラシ3の間に力が生じていることを明確に示すことができませんでした

(ただ、円板Bとブラシ3の間にまったく力が生じていないならば、電流を流した瞬間から円板Bは円板Aと同じ時計方向へ回り始めるだろうと推測します。 実際は、最初円板Bは円板Aとともに回り始めてはいません。ということは極小さいながら円板Bとブラシ3の間に反時計方向の力が生じている可能性があるということです。)

これまでの実験結果を総合すると、上記の装置で同軸二重反転の単極誘導モーターはできるはずなのですけれど、部品の加工精度、組立の善し悪しによる摩擦抵抗、あるいは各部品の重量(回転モーメント)などの問題点が多くて実現できません。

 

参考までに2015年1月29日に行った「水銀による単極誘導モーター」の動画を


動画1

のとおり、動画サイトに掲載しました。 この実験は、単独で動画サイトに掲載したことはないと記憶しています。

上記GIFアニメと異なる点について。 軸に電圧はかかっていません。従って内側の水銀に電流は流れていないため内側の水銀に力は生じません。 仕切り板(電極)は容器に固定していますので、外側の水銀の渦にかかる反作用は仕切り板(電極)が受けて、それを容器に伝えていることになります。  ご覧のように外側の水銀は、反時計方向に渦を作っています。

理屈の上では、ブラシ3には力が生じているはずなんですが。

 

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