放電を用いた同軸二重の単極誘導モーター

先般、動画サイトにあった

.

動画1Plasma Vortex Force Field

について、いくつか試しました。

装置の全体は、

写真1

のとおりです。

GIF1

中心の電極が(-)、リング状のネオジム磁石が(+)で、上面をS極にしています。一見回っていないように見えますけれど、なんとか反時計方向に回っているのが確認できます。

次に、中心の電極が(+)、リング状のネオジム磁石が(-)の場合は

GIF2

です。時計方向に回っているのが確認できます。因みに元の動画は、(512×384)240fpsの微速度撮影したものを切り取っています。ですから、GIF2の実際の放電の動きはかなり速いです。

過去の実験によれば、磁石の外側において、放電の「回り込み」には磁石と電流の方向に特性があることがわかっています。それを確かめたのが

.

動画2


動画3

です。

 

内側の放電と外側の放電をまとめて「同軸」にしたのが

GIF3

です。中心電極に一円玉を用いて(-)につないでいます。 外側のリングが(+)です。 内側の放電はGIF1から、反時計方向に回ろうとしているようですが、回りきっていません。外側の放電は明らかに反時計方向に回っています。

次に中心電極を(+)につなぎ、外側のリングを(-)にした場合が

GIF4

です。 内側の放電は時計方向に回ります。 外側の放電は、スローで動画を見るかぎり時計方向に回ろうとしているようですが、回りきっていません。

 

面白い結果です。

  1. 水銀を用いた場合では同軸で二重反転、あるいは三重反転の渦を作った。
  2. 電解液を用いた場合では同軸で二重反転の渦を作れるだろうと推測。
  3. 銅円板を用いた場合に同軸二重は、うまく反転しなかった。(下のGIF)
  4. 放電を用いた場合に同軸二重は、うまく反転しなかった。

 

GIF5  銅円板による同軸二重の単極誘導モーター

 

上記の2.について補足。 電解液を用いた単極誘導モーターは、リング状磁石の内側での場合と、外側での場合を別々に試しましたけれど、同軸二重は未確認です。

内側の電極は、直径が細くて電極の面積がとれません。ですから

.

動画4

の様に、一つの実験としています。 外側の場合は、

.

動画5

の後半00:15~あたりからです。 動画4と「動画5の後半」をまとめた(同軸二重)の装置は作れますけれど、電極間が離れすぎており、かつ中心電極の面積が足りません。結果電流が流れませんので、渦を作りません。

 

これまでの実験に違和感があったのは、これかも知れません。液体なら同軸二重反転ができるのに、銅円板や放電などでは同方向に回るように見えます。

 

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フリーエネルギーモデル「渦とサイホン」のGIFを作成

目で見てわかるフリーエネルギーのモデルとして考えた

.

動画 1

「渦とサイホン」をコンパクトにまとめたのが

.

動画 2

のスノードームモデルです。 今回、スノードームに入れた渦とサイホンの模型をGIFにしてみました。

GIF1

が全体で

GIF2

がスターラーの部分、そして

GIF3

がサイホンの部分です。

 

弧理論の考え方によれば、

E軸上の実体が原因。物体は結果。

図1

余分な次元軸(E軸)上に存在する実体が持つ真のエネルギーが我々が存在するM軸に投影されることによって、位置と質量を持つ物質となります。

 

図2

渦とサイホンは、E-M軸平面を可視化したものです。つまり、がE軸であり、サイホンがM軸です。 フリーエネルギーをモデルを使って説明すると以下の通りとなります。

M軸上に配置した何らかの装置によって、E軸上に真のエネルギー勾配を作ることができるならば、できた真のエネルギー勾配がM軸上の装置であるサイホンに運動(エネルギー[ML2T-2])として流れ出るだろうということです。   そのためには、M軸上に何らかの回転装置とサイホンに相当する何かを作ればよい

ということです。

LCRの回路にパルスを入力するよりも、加速度運動たる回転運動の装置に何らかの細工をする方が容易だとの直観です。 その回転装置にマイケル・ファラデーが発見した単極誘導を用いるというアイディアです。

 

ところで、E軸上の実体が持つ真のエネルギー勾配の(凸凹)如何によって

.

動画 3

物質間に生じる力が重力だと考えます。 重力は物質が持つ真のエネルギー値による結果に過ぎない訳です。

因みに五感でわからないのが我々に直交するE軸であり、五感でわかるのがM軸(物質の質量と運動)です。 そして物質の間を取り持つのが””ということです。 まとめると極めて簡単です。

 

ここから、余談です。 物質が持つ真のエネルギー値の決定は

図3

右手系と左手系により異なってきます。 引力と斥力には各々2種類あって、計4種類の場合が考えられます。(※1.右手系の右回転凹、右手系左回転凸、左手系右回転凸、左手系左回転凹)  これにより重力を制御して惑星間航行が可能になるというのが弧理論の考え方です。

真のエネルギー値を制御する際に利用されるのが発散トーラスです。

.

発散トーラスは、単極と双極の2つの性質を併せ持っています。

  1. 双極であるが上下半分しか生じない。従って単極の性質を持っている。
  2. 質量を持たない。
  3. 発散あり。
  4. 渦あり。
  5. 距離の7条に逆比例する力

こうしてみると、発散トーラスは、単極のように物質間を伝搬するが質量を持たない、かつ磁極方向に現れます。 また到達距離は短いが非常に強い力の場であろうと思われます。

どう考えてもフリーエネルギーと重力制御の間には密接な関係があります。

Edwin Gray による EMA Motorの開発者の一人である

写真1 出典:Edwin Gray – EMA Motor Richard Hackenberger demonstrating magnetic repulsion.

ハッケンバーガーが行ったというコイルジャンプテストでは、コイルの鉄心に端子があり、そこから電線が直接バッテリーの電極に接続されていたといいます。発散トーラスの性質を考慮すると理解できそうです。 (未知のエネルギーフィールド:多湖敬彦編世論時報社より)

 

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ニコラ・テスラは、宇宙の本質が「回転運動」にあると考えていたようだ

どこかのサイトでニコラ・テスラが「回転」について言及していたと記憶していたのですが、なかなか見つかりませんでした。 これまでに読んだ本を調べてみるとテスラの言葉が載っていましたので引用します。 フリーエネルギー研究序説:多湖敬彦著徳間書店のp48「テスラの予言」より。

「空間はエネルギーで満たされている」

この確信をテスラは死ぬまで、一貫して持ち続けていた。例えば、千八百九十五年の発言を見てみよう。

「われわれは終わりのない空間を、想像もつかない速度で渦を巻いて回転している。すべては回転し、運動している。すべてはエネルギーである。このエネルギーを直接、手にする方法があるにちがいない」

そして千九百三十六年、八十歳の誕生日を迎えたテスラは確信を持って断言する。

「何世代もしないうちに、人類は空間の中で好きな所からエネルギーを取り出すことができるようになるだろう」

気になるのは、回転運動こそが宇宙の本質だと主張しているニコラ・テスラの遺した資料(Colorado Springs Notes 1899-1900)に単極誘導に関する記述が見当たらないことでした。 テスラの遺した資料は、これだけではないはずです。 冒頭のフリーエネルギー研究序説には、テスラの死後すぐに、FBIをはじめとする機関が捜索にやってきて、書類のほとんどを持ち去ったようです。  トム・ベアデンはニコラ・テスラについて研究していますので、管理人が集めた Tom Bearden files や Dr. Peter Lindemann に関する資料を調べても単極誘導に関する資料は出てきませんでした。(見落としがあるかも知れません。) テスラの言葉遺された資料との間の不整合はとても気になります。

上記のことは、過去に書いたように記憶していますけれど、大事なことだと感じますのであらためて記しました。

 

今回あらためて、EV Gray tubeGray conversion tube について検索していましたところ、Dr. Peter Lindemann による The Free Energy Secrets of Cold Electricity のpdfの中に

図1 出典: The Free Energy Secrets of Cold Electricity p34

Magnetically Quenched Spark がありました。この図は以前から知っていたのですけれど、これまでに学んだ「電気磁気学」からすれば意味を見いだせませんので、特に意識することはありませんでした。

図2 Hot Air Quenched Spar 出典:上記に同じ

は、空気中での放電の様子を上から観察するのでしょうか。詳細図です。

 

で、関連する動画を検索していたところ

.

動画1Plasma Vortex Force Field

がありました。 これは、管理人による

.

動画2

と同じものです。 また、放電による回転の特性を調べた

.

動画3

あるいは


動画4

さらには、

.

動画5

があります。 放電の回転運動にかかる力学的特性を調べた

.

動画6

があります。

 

上記の動画2~6は、時系列ではありませんけれど、その元となった実験が

.

動画7

です。これが実は、ニコラ・テスラによる図1と同じだったということに気付きました。似たような動画がたくさんあります。

さらに遡ると動画7の実験を行うこととなった切っ掛けは、

.

動画8

.

動画9

でした。

 

図1と図2に示すとおり、ニコラ・テスラが何故に放電の近傍に磁石を置いたのか? 理由がわかるような気がします。 つまり、磁石付近において、放電(電流)の方向と直交する力が放電に働いているということです。プラズマ放電による空気の高熱化による上昇気流の影響はありますでしょうけれど、スラスト方向に力が働いています。これはマイケル・ファラデーが発見した「単極誘導」の現象です。 動画1のコメント欄に作者自身が「The reason the arc rotates is because there is a Lorentz force acting on it. The arc is essentially functioning the same as the wire in a homopolar motor like this:」とコメントしています。

残念ながらテスラの遺した資料を見ても、彼の狙いは何だったのか、管理人はわかりません。

 

最後に某フォーラム(失念)で拾った画像をあげておきます。

写真1 出典:失念 (板で隠さないで!)

とE・V・グレイによるスタティック・ジェネレーター

写真2 出展:Solid State Photos

を比較すると面白いです。  以前、動画サイトで見かけたのは、スタティック・ジェネレーターらしき装置の蓋を開けて内部の様子を見せていたものです。 どうしてもその動画を見つけられません。 動画では、確か内部にセレン整流器のような部品が写っていました。  スタティック・ジェネレーターについては、こちらが参考になります。


補足です。 冒頭のテスラの「エネルギー」という言葉について。

当サイトではエネルギー[ML2T-2]のことを運動と呼んでいます。 弧理論の考え方では、余分な次元軸(E軸)上の実体が真のエネルギーを持っており、エネルギー[ML2T-2]と区別しています。 M軸に直交するE軸上の実体が持つ真のエネルギーは、M軸上では位置を持ちません。ですからテスラのいう「空間はエネルギーで満たされている」と同義になります。

テスラが実現を希望した、フリーエネルギーを弧理論の考え方で表現すると、次のように云えます。

M軸上で位置を特定できないE軸上の実体が持つ真のエネルギーをM軸上に運動(エネルギー[ML2T-2])として取り出す。

 

そういえば、以前

写真3

プラズマボールの中心にある電極の先端に小さな円筒形の磁石を入れて、(上から見て)プラズマが螺旋状にできないか試したことがあります。 できてよさそうなのに、その時はうまくいきませんでした。 中に入れた磁石とガラス球との間が離れすぎているのが原因かも知れません。 これまでの実験では、プラズマが螺旋を描くためにはガラス球が反作用を受ける必要があります。一般に売られているプラズマボールは、中心の電極とガラス球とが離れすぎています。  動画1のようにプラズマがくるくると回れば面白いです。 実現できれば綺麗だろうと思います。 このアイディアで実用新案?くらいとれそうです。

 

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同軸反転型の単極誘導モーターについて

前回記事の続きです。

写真1

の材料を用いた同軸二重反転可能な単極誘導モーターについて、ブラシの向きや接触圧を変えて幾つか試しました。

前回記事の実験について、動画を掲載するまでもありませんので、GIFアニメにしました。

GIF1

の様に、円板Aと円板Bは一緒に時計の方向に回っています。 ブラシ2の向きを回りやすい方向に曲げたり、回転を妨げないように接触圧を調整した上で何度か試しましたけれど、どうしてもGIF1の様に共回りしてしまいました。

 

やむを得ず、写真1左下と同じネオジム磁石をもう一枚用意し、S極を上方向にして、円板Aの上に重ねて試しました。

GIF2

  1. ブラシ2は、上に重ねたネオジム磁石の側面にかるく接触するように調整。
  2. 電流を流すと2枚のリング状ネオジム磁石にて挟んだ円板Aは、時計方向に回りだす。
  3. このとき円板Aとブラシ2の間に生じる力にかかる反作用は円板Bが受ける
  4. これまでの実験による経験から、円板Bの反作用はブラシ3が受けているはずはず。
  5. 次に手に持ったブラシ1とブラシ3を離す、円板Bは、円板Aと接するブラシ2やベアリングの摩擦抵抗により時計方向に回りだす

問題は、ブラシ3の接触により、円板Bとブラシ3の間に反時計方向の力が生じているどうか、ということです。前回記事からここまでの実験で円板Bとブラシ3の間に力が生じていることを明確に示すことができませんでした

(ただ、円板Bとブラシ3の間にまったく力が生じていないならば、電流を流した瞬間から円板Bは円板Aと同じ時計方向へ回り始めるだろうと推測します。 実際は、最初円板Bは円板Aとともに回り始めてはいません。ということは極小さいながら円板Bとブラシ3の間に反時計方向の力が生じている可能性があるということです。)

これまでの実験結果を総合すると、上記の装置で同軸二重反転の単極誘導モーターはできるはずなのですけれど、部品の加工精度、組立の善し悪しによる摩擦抵抗、あるいは各部品の重量(回転モーメント)などの問題点が多くて実現できません。

 

参考までに2015年1月29日に行った「水銀による単極誘導モーター」の動画を


動画1

のとおり、動画サイトに掲載しました。 この実験は、単独で動画サイトに掲載したことはないと記憶しています。

上記GIFアニメと異なる点について。 軸に電圧はかかっていません。従って内側の水銀に電流は流れていないため内側の水銀に力は生じません。 仕切り板(電極)は容器に固定していますので、外側の水銀の渦にかかる反作用は仕切り板(電極)が受けて、それを容器に伝えていることになります。  ご覧のように外側の水銀は、反時計方向に渦を作っています。

理屈の上では、ブラシ3には力が生じているはずなんですが。

 

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同軸二重反転型の単極誘導モーターについて

以下の実験を行いました。結果、うまく行きませんでしたけれど、記録しておきます。

写真1

は実験の様子です。 このモーターは、

写真2

の部品で構成しています。 円板Aにミニチュアベアリング(630ZZ)を取り付け、リング状のネオジム磁石をAの下面にS極を上向きに貼り付けます。貼り付けに両面テープを用いました。支柱にも同じベアリングを取り付けています。 円板Bにはハンダ吸い取り線を使ったブラシ2を3箇所ハンダ付けしています。 組立は下から順に、支持台、支柱、Bの支持板ネオジム磁石を貼り付けた円板Aです。その上から円板Bを支持板へ載せることにより、円板Bに取り付けたブラシ2の先端が円板Aの外縁部に接触します。 ベアリングを2個用いることにより円板AとBは同軸かつ互いに自由に回すことができます。

いろいろ調整した上で、電源の設定、DC3.0Vで最大電流を30Aとします。 写真1のようにブラシ1に(-)を、ブラシ3に(+)を接続します。

 

実験(1) 円板のみを取り付けてブラシ3(+)を円板Aの外縁部に接触させてみたところ、時計方向に回転しました。

 

実験(1)について。これまでに行った

写真3 (2013年5月)

の実験より明らかに回転する力が弱いです。写真3ではネオジム磁石2枚で銅板を挟んでいましたけれど、実験(1)では1枚を下面に貼り付けたものでしたので、この違いがあるように感じます。

 

実験(2) 次に円板Bを取り付けて

写真1(再掲)

のとおり電流を流したところ、「円板Aと円板Bは時計方向」に回りました。 期待した同軸反転にはなりませんでした

 

円板Bにハンダ付けし、円板Aに接するように設けたブラシ2は、かなり接触抵抗が大きいです。ハンダ吸い取り線の太さからいって、1本当たり10A程度流せると見積もってブラシ2を3箇所設けました。 観察するに、ブラシ2の円板Aとの接点には火花放電が見られず、円板Aと円板Bは時計方向に供回りした状態でした。結果的には、写真3の磁石を下側の1枚にしたものに等しいモーターとなりました。

磁石を1枚にしたこと以外にも原因は考えられます。  仕切りが無い水銀による単極誘導モーターの場合

写真4 (2015年2月)

と比較します。 写真4の場合、水銀の渦はネオジム磁石の中央(ネオジム磁石の近傍)、の3つの流れが同時に生じます。 よく観察すると最初、乱流が起きるものの最後は、最も強い渦に巻き込まれることにより、最後は単一の渦になっていました。 ですから、実験(2)において、ブラシ2の接触抵抗が大きく、円板Bで生じる力が円板Aより弱いが故に円板Aと円板Bの両方が時計方向に回ったのではないかと考えられます。

 

いろいろ考えられますけれど、水銀に見られる同軸の二重反転あるいは三重反転を仕切り板無くして実現するにはかなり工夫が必要なようです。 例えば円板Aと円板Bの境界を水銀で満たすなどが考えられます。(構造的に実現困難です。電流値は稼げませんけれどもゲル状の物質を使うという手もあります。)

実験を通して、ずっと前から感じていることとして同軸反転する単極誘導モーターの何かが変です。何だかわかりませんが、何か違和感があります。  バシル・バン・デン・バーグはネガや足跡の何をどう見て、何を考えていたのだろうか?

写真5 出典:バーグメモの秘密1

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G・アダムスキーによる「太陽の表面は熱くない」について

以前からエネルギーの本質について記事を書いてきました。2014年3月18日エネルギーって何?や同年4月21日の物質とエネルギーの同一性などに始まって、これまで重要なテーマの一つでした。

そういえば、弧理論の考え方によれば、観測者に対して運動にある物体にかかる真のエネルギー値は低いことを述べてきました。  このことについて、G・アダムスキーは「太陽は熱くない」と語ったとされたことを思い出して調べてみました。

黒月解析研究所のサイトのこちらには、

③「太陽の表面は熱くない」も、「科学的に誤っている」かどうか、具体的に調べる探査機は、まだ、太陽大気圏を突っ切って、太陽表面に向かっていないはず。地球の科学者たちは、太陽大気圏上層の様子を見ているだけかもしれないのに、そのことを、なぜ、問い直そうとしないのか。太陽が「核融合炉」であるというのも、地球の科学者が勝手に仮定しただけにすぎない。

常識的には、「太陽は熱い」とされる訳ですから、G・アダムスキーはインチキとなります。本当に熱いかどうか探査機を送って調べるべきとの考えは常識的です。 ただ弧理論の考え方によれば「太陽の表面は熱くない」というのは、別の意味で一理あります。  以下、説明です。

 

物理学でのエネルギーの次元は、[ML2T-2]です。言葉に直してみますと、「質量×長さの二乗×(毎秒毎秒)」となります。つまり質量を持った物質の単位面積当たりの加速度とでもいう値であることがわかります。平たく云えば物質の運動のことです。

いつも引用するある科学者は物質とエネルギーについて、次のように述べています。

君たちの科学の急速な進歩に対する根本的な障害の一つは、科学者たちが物質とエネルギーのかんたんな同一性をまだ十分に把握していないことだ。地球の最大の思索家の一人であるアルバート・アインシュタイン教授はずっと以前に物質とエネルギーの同一性を量的に表した数式を発表した。この式は数学的には全く正しいのだけれども、誤った結論に達している。つまり物質はエネルギーに転換するし、その逆にもなるというが、本当は物質もエネルギーも一つの実体の異なる面に過ぎないのだ。

Daniel Fry Dot ComのサイトよりThe White Sands Incidentの原文を抜粋しますと、

One of the principal obstacles to the rapid progress of your science is that your scientists have not yet fully grasped the simple unity of matter and energy. One of your greatest thinkers, a professor, Albert Einstein, published, many years ago, the mathematical formula which described quantitatively the equivalence of matter and energy. This formula, while perfectly correct mathematically, leads to the incorrect conclusion, that matter is convertible into energy and vice versa. The truth is that matter and energy are merely different aspects of the same entity.

下線は管理人によります。

ある科学者の言葉を図に示しますと

図1

の様になります。 これを簡略化したのが「弧理論の考え方の基本形」でして、

E軸上の実体が原因。物体は結果。

図2

の様になります。これは観測者に対して物質が静止しているときを表しています。  このときE軸上の実体が持つ値を当サイトでは「真のエネルギー」と呼びます。 ある観測者に対して物質が運動しているときには、

図3

の様に、投影角が90度以外になり、M軸に投影された線分ができます。このが冒頭で述べた物理学で定義されたエネルギー[ML2T-2]に相当します。  お気づきのように、観測者に対して運動の状態にある物質にかかる真のエネルギー値は低くなります。図3で云えば、運動1の状態より運動2の状態にある方がより低い(真の)エネルギー状態にあるということです。 物質、例えば液体分子の運動が大きいということは、即ち「温度が高い」ことを意味します。

太陽の表面温度の話に戻します。  弧理論の考え方によれば、太陽から放射されるエネルギー[ML2T-2]に相当する分、太陽の持つ真のエネルギー値は低いということになります。  ですから、G・アダムスキーの語ったという「太陽の表面は熱くない」という言葉は、ある意味妥当性があるのではないかと考えます。

 

ある科学者が云ったように、我々は、物質とエネルギーの簡単な同一性をまだ理解していないのだろうと感じます。  今朝ほど、ぼんやりとE軸上の実体が持つエネルギーについて考えながら部屋の天井からぶら下がった蛍光灯を眺めていました。  「明るいからといって、手に触って熱いからといって、真のエネルギー値は低いんだ。 見た目と真の値は異なるということ。  五感でわかる世界とE軸上での(真の)エネルギー分布は異なるんだろうな~。」 と考えていてG・アダムスキーの太陽の温度について語ったことを思い出しました。  回転する物体の回転軸方向にのみE軸は重なるのですから、原子の構造や地球の自転、あるいは太陽系における惑星の公転、銀河系の回転軸にE軸は重なるだろうことがわかります。 いつも、ここで発散トーラスを想起します。

 

書くべき考察が随分とたまっています。実験は億劫です。弧理論の考え方によるフリーエネルギーの仕組みは大凡かたまっていますけれど、肝心の「(M軸上に)真のエネルギーの流出を見る」あるいは「(M軸上に)エネルギー[ML2T-2]の流出を見る」仕組みに至っていません。 E軸は回転軸(Z軸)に重なるのですから、Z軸方向に非対称な同軸反転型単極誘導モーターを実験すればよいのですけれど、そのままではダメで、もう一ひねり必要です。それが何かわかりません。 言い換えますと、デファレンシャル・アキュムレーターの「デファレンシャル(差動)」はわかるけれど「アキュムレーター(累算・蓄積)」の仕組みがわかりません。「differential accumulator」についての原文は、以下の通りです。

 The large drum like structure just above the central bulkhead is the differential accumulator. It is essentially a storage battery which is capable of being charged from any of a number of natural energy differentials which may be available. By the word `charged,’ I merely mean that a potential difference is created between two poles of the accumulator.

大事なこと、時間[T]は基本物理量ではあり得ません。 時計という機械装置の運動を回転角に変えて、円板上に附した「数字」を「時間」と読み替えただけです。「在る」のは時計という機械装置の運動だけです。時間は人が持つ観念の一つに過ぎません。  観測者に対する時計という機械装置の運動測定対象物の運動を比較しているだけです。 そこに「時間」なる物理量はありません。 繰り返します。「在る」のは、M軸に位置を伴って現れた質量を持つ物質とその運動だけです。   物理学でいうエネルギー[ML2T-2]を運動と読み替えたのは、時間[T]を使えないという理由からです。また、運動について、運動量Pと区別して「_(アンダーバー)」を付けています。

国鉄標準型時計

従って、冒頭に示したある科学者の言葉にある「エネルギー」は、二つの事柄を混ぜて述べていることに注意が必要です。E軸上の実体が持つ真のエネルギーと物理学で定義されたエネルギー[ML2T-2]です。 ある科学者の言葉は、数学者岡潔の言葉と同じで十分に読みこなす必要があります。

追記  アインシュタインは「真空中の光速度cを用いて時間を定義」したようです。光速度c [LT-1]を用いて時間[T]を定義しては意味がありません。 ある科学者がアインシュタインを物理学者と云わず「最大の思索者(greatest thinkers)」としたのは意味深です。

 

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発散トーラス の性質について

井出治氏の超効率インバーター「デゴイチ」にかかる第3起電力のエネルギー源についての考察から、見いだした「 発散トーラス 」

図1

右について、その考えられる性質について解説します。理解を深めるために前提が長いです。

手元資料によれば2012年5月頃には気付いていました。 上記考察は、計算を用いず何十枚かの幾何図形によってM軸(3次元物理空間)+E軸(真のエネルギー)の4次元空間を頭の中に描くことで進めました。

この考察の概略を以下に示します。 続きを読む

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「発散トーラス」の3DCGを作成

2012年に井出治氏の超効率インバーター「デゴイチ」の第3起電力について考察した際に考案した「発散トーラス」は、従前

 

図1

右のように表現していました。  今回、フリーのソフトでブラウザにて3Dモデルが作成できるSmoothie-3Dを使ってモデリングしました。 できたデータを3D viewerであるSketchfabにアップロードしました。

次いで、Sketchfab の機能を使ってブログに埋め込んだのが下記です。

.

形状は滑らかでありませんし、外周が発散になっていませんけれど、図1右よりもイメージしやすいです。マウスでグリグリ動かせるのが面白いです。

尚、図1右は全体図ですが、理論的に同時に全体は出ません。上下半分のどちらかしか出ませんので、3Dモデルは上半分だけを表示しています。 また、湧出の際に渦を作りますので、捻りを表現してみました。

これまで、他の研究にかかっていましたから「発散トーラス」を放置してきましたが、これから少しずつ研究を進めて行こうと思います。

考えてみれば発散トーラスは、いろいろ面白い性質を持っています。「双極(トーラス)なのに片方の極しか出ない(ある意味単極)・渦あり・発散あり・捻りあり・4つの状態がある(右手系上下+左手系上下)・距離の7乗に逆比例・・etc」 面白い。

 

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数学者 岡潔 「五感でわかるもの」について

岡潔 が講演で「自然科学は間違っている」として、物質は「五感でわかるものでなければならない」と述べました。 以下、岡潔思想研究会のサイトより引用します。

 物質は、途中はいろいろ工夫してもよろしい。たとえば赤外線写真に撮るとか、たとえば電子顕微鏡で見るとか、そういう工夫をしても良い。しかし、最後は肉体に備わった五感でわかるのでなければいけない。こう思ってます。
それじゃあ、どんなに工夫しても五感でわからないものはどうなのかというと、そういうものはないと思っている。「ない」といってるんじゃありません、「ない」としか思えないのです。だから、仮定とも何とも思ってやしませんから、それについて検討するということはしない。
五感でわからないものはないというのは、既に原始人的無知です。しかも、自分がそう仮定してるということにさえ気付かない。それについて考えるということができないというのは、実にひどい無知という外はありません。そう感じます。

下線は管理人によります。 岡潔 の云う「五感でわかるもの」について、かれこれ3年ほど考えてきました。

光や音などの””について、どう考えればよいかいろいろ悩んだ結果、先日より「コヒーラ検波器」と「ヘルツの実験」に思い至りました。 コヒーラ検波器は、手持ちの材料で簡単に試せますので、動画に撮り掲載しました。 続きを読む

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縄文哲学の核心「カミの仕組み」はお釈迦様の云った「縁起」と同じらしい

2016年8月から年末にかけて、ヲシテ文献に記された縄文哲学の核心部分である「カミ」の意味を理解しました。(※2016年11月8日縄文哲学の「カミ」と弧(Ark)の関係についてを参照ください。)

その記事で カミとは、「繋がり・齎もたらし・生じさせる」 だと記しました。(※この解説はヲシテ文献研究者である池田満氏によります。) この「カミ」の定義において「何と何が」「つながり」「何を」「もたらし」「何を」「生じさせる」のかについて、補うことにより理解が深まります。

図1 出典:フトマニ×モトアケ

図1フトマニ図の中央「アウワ」を補足によって、「カミ」の定義が明確になります。 二つをつなげますと『カミ』とは、

「ア」と「ワ」は、つながり、「ウ」をもたらし、「ウ」よりヒトを生じさせる。「ヒトハ アノモノ」であり、「ヒトハ ウナリ」。

となります。 続きを読む

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