かなり前に地球の自転はなぜ維持されるのか(地球は単極モーターである)とジェット気流と単極誘導モーターの類似性について記しました。 これまで各種実験を行った結果から単極誘導モーターに生じる力に磁石は関係ない(磁石は力学的に孤立している)ことや、電極が反作用を受けていることなどが分かりました。 そして、前回の記事に書いたように、単極誘導モーターの力学特性はかなり詳しく分かってきました。 改めて地球の構造を含めて地球が単極誘導モーターに似ていると感じる点を書きます。
地球の内部構造は、
図1 出典:はくさん資料室 地殻、マントルより
のようだろうと考えられています。
管理人が作った二重反転型の単極誘導モーター
図2(追記有り) 説明は前回記事を参照ください。
と比較します。
・
エネルギー源は、太陽から来る電気を帯びた陽子や電子などの荷電粒子と考えます。いわゆる太陽風です。
図3 出典:オーロラが放つ電磁波をVLFレシーバーで受信すると聴こえる音より
太陽からの電荷を持った粒子(太陽風)は、地球の磁気圏に捉えられ地球の極付近に流入します。
ただ、地球内部の磁気構造は、はっきりしません。ネット上には、
横方向から 上方向から
図4 出典:磁気異常のメモ~はじめのいっぽ~より
のようなものがありました。管理人による仮説では、「単極誘導の現象は、磁石の原子の方向が揃っていることにより起きるのであって、磁力が強いかどうかは関係ない」はずと考えます。 しかし、地球内部を構成する物質の原子がどの程度「方向が揃っている」かどうかを判断する材料はありません。 ここで、地球の持つ磁場のある程度が地殻にて閉じているならば、単極誘導モーターとしての条件を満たしているのではないかと考えます。 つまり
地球内部の内核、外核、マントル は、水銀A に対応し、
地球の外殻、大気層 は 水銀B に対応すると考えます。
マントルと外殻の間に図2に示す仕切り板があると考える訳です。
地球の極付近から流入した荷電粒子は、地球内部を通過して、寒帯及び亜熱帯の付近を宇宙へ抜け去る、または、何らかの(反対の)荷電粒子と「対」となって電気的に「中性」になるならば、大気圏上層部が外電極の役目を果たすのではないかと考えます。(例えば陽子と電子→水素原子)
ここで、地球を北極方向から見て、マントルは東から西に回り、外殻と大気層は西から東に回る。
この大気上層部の空気が西から東へ吹く。これが
ジェット気流は地球の自転方向に吹く
図5
ジェット気流ということになります。
前回記事に示した様に、外側電極は水銀Aと水銀Bに生じる力の反作用にかかる「差分」だけを受けます。
いま仮にマントルの対流が東から西回りに「10」であったとします。外殻と大気層の流れが西から東回りに「11」であったとします。外側電極はこの場合、大気層の外側、成層圏、あるいは宇宙空間ですから、固定の電極ではありません。その差分を受けることができないということになります。 反時計方向を(+)と定義すると、マントルが(-10)で、外殻と大気層が(+11)で、固定されていない外電極(宇宙空間あるいは成層圏外側)が差分である(+1)です。この差分(+1)を受ける仕組みがありません。
ここで、差分(+1)はどこで消費されるかということです。これが図3に示されるオーロラではないかと考えます。差分は、どこへも行き場がありません。一般的に余分なエネルギーが生じた場合、熱や振動として現れますが、光として放出されることがあります。
まだ、荒唐無稽の域をでませんけれど、「何も固定された点がない空間で回転運動が起きうる」ことの私案です。 ジェット気流が地球の自転方向と同じであること。 また、風を帆に受けて進むヨットに「反作用」がないように感じるのは、以上のような理由によると考えると合点がいきます。 こういう考え方を進めていくことにより、フリーエネルギーの仕組みに到達するはずです。
2016年10月5日 追記
同軸反転型単極誘導モーターにおいて、仕切り板を「仕切りと電極」に分けて考えるの記事により図2の考えを撤回します。ただし、考察の過程を残す意味で記事はそのまま置きます。ご了承ください。
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