発散トーラスによる 重力 の理解

2017年5月24日の記事「 発散トーラス の性質について」に続いて発散トーラスによる 重力 について説明します。その前にこれまでの考察を振り返ります。

  1. 自然科学の枠組み「時間・空間」は自然そのものではない。簡単な模型である。
  2. 時間は運動から作る。
  3. 運動は空間の性質の一部である。(空間に物質が存在し運動していると考える)
  4. 時間は空間の持つ性質の一部から作ったものである。
  5. 時間は過ぎ行く運動の記憶である。(人が持つ観念に過ぎない)
  6. 時間は、運動の現在を含まない。(時間は過ぎてからしか知り得ない)
  7. 従って、古典力学・量子力学とも決定論になり得ない。(確率とも精度の話しでもない)
  8. だから自然科学の「時間・空間」という枠組みは間違っている。(空間という枠組みならまだよい)
  9. 自然科学は、時計という装置の運動と被測定物の運動を比較しているに過ぎない。
  10. 量子力学にかかる無限大の問題は「9.」に原因があるのではないか。

E=mcについて、「物質→エネルギー、エネルギー→物質」へ転換するとされるが本当は一つの実体の異なる面に過ぎない。言い換えると物質もエネルギーも別の次元軸に在る実体が投影されることによって現れる映像であるということです。これが別の次元軸を考える根拠です。 少なくとも自然科学では自然が存在ではないことがわかっています。

 

発散トーラスには次の4つがあります。 続きを読む

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ゲージ 場の理論 「場」や「エーテル」は投影による映像だろう

管理人は、ゲージ 場の理論 について、理解できていません。ただゲージ場の理論 は電磁気学から考え出された理論であって、の伝わり方を近接作用として表したもののようです。 物理学者たちは力の伝わり方を近接作用として理解しようとしたということです。観測できる現象と仕組みが同じとは限らないと云うことは、これまでにお伝えしたとおりです。(例えば万華鏡に似ています。)

力が近接作用あるいは遠隔作用であるかの違いは、力の現れ方に対する考え方の違いによると考えます。 マイケルソン・モーレーの実験に見られるように、物理学の発達は時代の流れに影響を受けてきたことは明らかです。(そのあたりの事情は「七つの科学事件ファイル 科学論争の顛末:化学同人」に詳しいです。)

19世紀後期から何回かの実験によってエーテルの存在は(一応)否定されたのですが、「場」というのもよく理解できません。はっきりいうならば、空間というものが理解できていないからです。

これまでの考察によれば、空間は2つの宇宙の中心「アとワ」から出た実体投影されることによって現れる映像だと云うことです。

図1 古語であるカミを幾何学的に表現

漢字渡来以前の日本語にある古い言葉である「カミ」とは、「つながり、もたらし、生じさせる」でした。フトマニの「アウワ」と組み合わせることにより、カミとは次になります。

「ア」と「ワ」はつながり、「ウ」をもたらし、「ウ」よりヒトを生じさせる。ヒトは「ア」のもの。ヒトは「ウ」なり。

「ウ」とは、空間であり物質です。岡潔が云った自然科学が対象とする物質的自然です。また弧理論(Ark Theory)で云うM軸(物質空間)のことです。そして、渦(ウズ)の「ウ」でもあるようです。更に宇宙の大規模構造(アワ:泡構造)となっています。

人間が空間を立体として認識できるのは、投影元が「ア」と「ワ」の2つ在るからです。

図2

その空間が投影による映像であるならば、考えられる 場の理論 の背景にある「場」や「エーテル」も映像ではなかろうかと考えるのは当然のことです。 ステファン・マリノフは、絶対静止があると考えたようですけれど、同意しません。身も蓋もないことですが、場もエーテルもあるかも知れないし、ないかも知れません。 量子もつれは近接作用でも遠隔作用でも理解できないことは周知のことです。元を正せば場やエーテルという考えで説明できないということです。 すべては投影による映像だと考えるならば納得のいくところです。 超ひもなどど云わず背後にある投影の仕組みを考えるべきと思います。

真空は何もない空間のことではありません。真空からはみ出したのが物質だと考えられます。真空は2つの中心より出た実体が投影されて均衡がとれた状態のようです。 丁度、二層型の浮沈子における境界面に例えられます。

動画1

で云えば、浮沈子が水と油の境界面に出た状態が「空間に物質が現れた」状態に相当します。当然、境界面には緊張があります。場やエーテルは均衡が取れた結果であって現象の原因ではないと考えます。

 

電磁気学が金融資本家からの影響を受けているらしいことは、過去記事、「電磁気学 の発達は不自然 化学の発達との比較(トム・ベアデンの手紙を受けて)」に書いたとおりです。ならば、なおさら現代の「ゲージ場の理論」に裏付けされた素粒子物理学は(曲げられた)その先にあると理解する方が自然です。

図3

200種もあるという素粒子を17種に分類したと云っても、一つでも例外が出てきたら台無しです。はっきり云って少しも美しくないです。 すべてがE軸上にある実体の投影による映像だと考えるならば素粒子は破片であって、素粒子の分類に意味が無いことを理解できます。

図4 当サイトではエネルギー[ML2T-2]のことを運動と呼ぶ

E軸上の実体は6種類あって、基本粒子(陽子・中性子・電子)を含むすべての素粒子は投影角の違いによって、異なって見えるだけです。

過去に何度も書きましたようにリーマン予想に出てくるゼータ関数の(零点のペアに関する相関を表す式)が原子のエネルギー準位を表す数式と似ているのは偶然でないと感じます。 注:「零点のペアに関する相関を表す式」は、E軸上の実体が持つ真のエネルギー値に対応するとも考えられます。 図5 出典:未征服の最高峰「リーマン予想」 裾野を歩く (3)

これによってある科学者がE=mcについて述べた「物質の質量とエネルギーの同一性についての誤解」が解けるだろうと思います。 素数について考えると云っても12進数による素数である必要があります。 そうすれば真のエネルギー値と投影された映像である物質の質量、運動(エネルギー[ML2T-2])の3つの間における関係が投影角θあるいは「12進の素数」を介して理解できるようになると考えます。

カミの仕組みがわかったのは、2016年11月のことでした。以前は、支離滅裂でしたけれども、大枠から段階を追って説明できるというのは気持ちの良いものです。それにしても、管理人が「七つの科学事件ファイル 科学論争の顛末:化学同人」の古本を購入した際には千円までの値段だった記憶があります。とんでもない値が付いているのに驚きです。

写真1

 

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TOPPING21 故障修理ならず の続き

昨年12月20日の記事「 TOPPING21 故障修理ならず」の続きです。

TOPPING21は、Tripath社のD級デジタルアンプIC、TA2021Bを使っています。

写真1

管理人のTOPPING21(改)は(恐らく)ICが故障したため、格安のデジタルアンプを購入してました。

写真2 ELEGIANT Bluetooth 2チャンネル パワーアンプ ステレオ スピーカー HI-FI アンプ ゴールド 電源アダプタ付き

写真2やお馴染みのLepy デジタルアンプ LP-2024A + Tripath TA2024などです。そして、FOSTEX AP20dを購入しました。

写真3 上からLepy(改)(基盤の赤と黒のやつ)   FOSTEX AP20d と TOPPING20(改)

しかし、どれもいまいち足りません。FOSTEX AP20dはもう少し音が柔らかく出て欲しい。それと後ほんの少し低域が出て欲しい。ネットで検索した低音域改善する改造をTOPPING20(改)にてやってみましたけど、ボソボソした低音でとても聞いてられません。  諦めがたくTripath社のD級デジタルアンプIC、TA2021Bを載せたデジタルアンプに期待してWINGONEER TA2021デジタルアンプ2021B 12Vアンプを買いました。

ところが・・・やってしまった!

写真4

買って直ぐに試聴したところ、ジーッというハム音に似た音が常時出ています。(格安の中華アンプだから、最初からわかりきったことながら、)ICの入力周辺を指で触ると、場所によって少し変化します。一部入力に回り込んでいる? そこでマイナスの小型ドライバでヒートシンクをはずすべく、少しこじたところICのピンごと取れてしまいました。開封してから僅か30分のことでした。  写真4ではわかりづらいですけど、ピン間においてブリッジしているところがあります。データシートと見比べてパターンがそうなっている箇所もありますが、そうでないところもありそうです。写真の通り再度ハンダ付けで付け直すことは不可能です。周囲の電解コンデンサを一旦外すという手もありますがかなり面倒です。ブリッジを手直ししてもハム音?が改善されるとは限りません。

もうICを故障したTOPPING21に移植しようかとも考えます。でも既に部品取りしてこの有様です。

写真5

部品取りしたTOPPING21の基盤にICをハンダ付けすることはかなり難しいけど、出来なくはなさそうです。でも15個ほども部品取りした後ですから、他のアンプから取り戻さねばなりません。なんてこった。思案です。 他にも衝動買いした格安デジタルアンプがありますが、出せません。我ながら病んでます。 そりゃかつてTOPPINGのアンプが売れた訳だ。

 

追記 1月27日 結局 、「WINGONEER TA2021デジタルアンプ2021B 12Vアンプ」のICは逝ってしまった。  思案の末、TOPPING21への移植はせず、元に戻すと決めました。

写真5 何とか元に戻した

ICの右隣の電解コンデンサ2個を取り除いて、再ハンダ付け作業。

写真6 一旦修理できたところ

 

写真7

試聴したところ、一応元には戻ったのですけど、当たり前ながらハム音?(電源からのハム音よりかなり高いです。)は続いてます。発振とは違う、どれかの部品からノイズが乗っている感じがします。パターンからの設計ミスなら全品不良で出荷できないはずです。

仕方ないので、付近のコンデンサを別のものに交換しながら試聴を繰り返したところ、大失敗。ポップ音すらしなくなった。  デジカメのスーパーマクロで撮って確認したら、コンデンサ交換の時にハンダくずが飛んでICのピン間をブリッジしてました。 ICはタヒんだ。TOPPING21修理の方がよかった、といっても後の祭り。

写真8 写真6の一旦修理出来たところからの比較。2-3-4ピン間でブリッジが!!

その後、ブリッジを除去して試したけどダメでした。

修理を検討しているとき、どこかで見かけたのですけど、壊れたTOPPING TP21のIC(TA2021B)に秋月電子の激安アンプ「10W+10WステレオD級アンプモジュール(USBI/F付き)」に使われているTA1101Bを移植してました。ピン配置が違うだけでいけるのでしょうか。

写真9

凄いことする方もいます。

 

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電磁気学 の発達は不自然 化学の発達との比較(トム・ベアデンの手紙を受けて)

トム・ベアデンの手紙(Tom Bearden’s Response to ARPA-E) に 電磁気学 の発達は、金融資本家であるJ・P・モルガンの命令により歪められたと指摘されています。そこで 電磁気学 の歴史と化学の発達史とを比較しました。

写真1 出典:ジョン・モルガン

化学の発達は18世紀後半からの産業革命と切り離せないものがあります。

図1 出典:Tech Note

図1によれば無機化学の基盤が整ったのは1740年~1780年にかけてであり、火薬や写真・塗料への展開が続きます。1820年頃からは種々の化学工業が興り、有機化学工業の基盤が成立したのもこの頃です。 図1を参考にしながら、物理学上の発見と電磁気学の発展を「原子」という視点から整理しました。 続きを読む

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開放系から見た 物質的自然 には、一切の原因は見当たらない

数学者岡潔は、自然科学者が研究している対象を「 物質的自然 」と呼びました。 紡錘図形について、永く研究しているとM軸(物質空間)には、その原因となる物や事が一切ありません(見つかりません)。

紡錘図形は、開放系の模型です。開放系とはM軸(物質空間)が余分な次元軸であるE軸上の実体からの投影による映像だという考え方です。

図1

管理人は、岡潔が云った 物質的自然 と弧理論の考え方に示すM軸(物質空間)は同一と考えています。 M軸(物質空間)には、その原因となる物や事が一切無いと考えると、物質的自然にも物や事についての、原因は一切無いと考えざるを得ません。

自然科学は孤立系の学問です。知りたい対象を常にブラックボックスと考えます。 続きを読む

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単極誘導 モーターに生じる力について、2つの実験の比較

2013年に行ったファラデーの 単極誘導 モーターに生じる力について調べた実験の内、以下の2つについて、比較することで考察します。(今回の記事は、過去の記事と重複しますがご了承ください。)

電磁気学では、誘導起電力Vは次の式1に求められます。

参考:ファラデーの円板

注:単極誘導にかかる起電流は、微弱すぎて定性定量的に判別しにくいので、主に単極誘導モーターに生じる力について調べてきました。 (発電)も(モーター)も時間的に磁束密度が変化しないで起きるものとするならば、両方の現象は対称と考えてよいはずです。しかし、今までのところ、ファラデーの単極誘導(発電)の現象と単極誘導(モーター)に力が生じる現象とが異なる面を示していて、対称だと確信していません。

 

(1) 2013年7月 「接点で生じている」ように感じたのは、スズメッキ線の弾かれる様子を観察したことによります。前々回の記事に記しました。

写真1 続きを読む

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テレビ用 Bluetooth2チャンネルパワーアンプ にホワイトノイズ 早速分解した

2017年12月20日記事「TOPPING TP21 故障修理ならず」に書いたとおり、テレビの音が思いの外悪くて、 Bluetooth2チャンネルパワーアンプ をテレビ台に組み付けたスピーカにつなぎました。

写真1 テレビ台に組み込んだスピーカボックス

使ったスピーカは、「FOSTEX 10cm フルレンジ スピーカーユニット P1000K」です。特性云々はまったく考えていません。既存の台に組み込むのですから、音を聴きながら背面の発泡スチロール板を前後させます。ボックスの内容積+中央の空洞容積を併せると6~15リットルくらいの容積になりました。容積が大きすぎるのですが仕方ありません。バスレフもどきです。中央の空洞部分は2つのスピーカで共用していることになります。それでもTV本体スピーカより多少はましです。  自作のスチロールカッターを使えば、5センチ厚60センチ幅の発泡スチロールをさっくり切れます。 続きを読む

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「ファラデーの 単極誘導モーター に生じる力」を調べるに「ローレンツ力」という言葉を用いない理由

2013年から2015年にかけて主に 単極誘導モーター に生じる力について調べました。 当ブログでは、かなりの数の実験について内容や観察・考察の結果を記してきました。その間「ローレンツ力」という言葉をほとんど使ったことがありません。その理由を記します。

 

単極誘導モーターに生じる力について実験で調べるに至った経緯は、だいたい次のようです。

  1. J・C・マクスウェルは、主にマイケル・ファラデーが行った電磁気現象に関する実験の結果を20の変数を持つ20の方程式群(原方程式)にまとめた。(原論文:A Dynamical Theory of the Electromagnetic Field
  2. ヘビサイド、ギブス、ローレンツ(Lorentz)などによって原方程式は、4つのベクトル形式の方程式にまとめられた。これが現在のマクスウェル方程式と呼ばれるものである。    出典:マクスウェル方程式より
  3. トーマス・ベアデンの書簡によれば、原方程式から極端に単純化されたために、何らかの要素が失われたとされている。
  4. マクスウェル方程式からは、「電磁誘導とファラデーの単極誘導」に関する方程式が得られる。起電力は、右辺第1項で電磁誘導、第2項で単極誘導は得られる。    式1 参考:The principle of monopole induction(単極誘導の発電原理)
  5. 単極誘導モーターに生じる力はローレンツ力により説明される。図1 出典:受験のミカタ
  6. ヘビサイドやギブスらによって原方程式から一旦は消されたベクトルポテンシャルとスカラーポテンシャルについては、量子力学の発展とともに見直されるようになった。
  7. ベクトルポテンシャルは、(電場がないだけでなく)磁場の漏れがないところでも電子(波)に作用すると考えられた。(アハラノフ・ボーム効果
  8. 2000年頃、外村彰氏による実験によって、磁場がないところでも電子(波)は作用することが示されたことから、ベクトルポテンシャルが物理量と認識されるようになった。(参考:電子波で見る電磁界分布
  9. 上記の経緯に関しては、黒月解析研究所サイトの「1864年のマクスウェル方程式にあるローレンツ力には…」並びに「1864年のマクスウェル原方程式について」他をご参考に。
  10. ところが、1~8に示す方程式について、いずれも「古典力学的な作用と反作用」に関してうまく表現されていないと感じた。(自明のこと?自分だけが理解していない?)

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フリーエネルギー 模型「渦とサイホン」について

約5年前に動画サイトに投稿した「渦とサイホン( フリーエネルギー とは)」について、2年前に頂いたコメントに返事を追加しました。参考になりそうなのでメモします。


動画1

へ頂いたコメントは、次の通りでした。

視聴者の人が勘違いしそうなフリーエネルギーですね。

 

当時、返したコメントは、「概念を示す模型ですので。」というものでした。 大分フリーエネルギーなる仕組みについて、概念がまとまってきましたので、次の通りコメントを追加しました。

数学者の岡潔は「自然は存在ではない。(不安定な素粒子のことについて)少なくとも一部は映像だと云ってよい」と述べています。

自然が「何かからの投影による映像ならば」模型の水面が映像にあたります。

映像の一部である我々からすると自然は「外の無い内(開放系)」になります。すると「自然」の中で模型のようなフリーエネルギーなる仕組みが実現できるはずと考えています。

また、水面に例えることができるならば、重力も水面の歪みによるものと理解できます。

動画2

孤立系は、どんなに拡張しても開放系にはなりません。孤立系の数式に数学的な∞をとることと、自然が開放系(映像)だとすることに違いがあります。

陽子衝突実験において、崩壊→生成ではなくて、消滅→発生だと考えた方が合理的です。単独で取り出せないクオークなど考えなくてよいからです。安定な陽子を映像だと考える根拠です。

極微も極大のいずれの世界も渦が重要な役割を担っています。陽子・中性子・電子は、映像だとすると画素にあたります。その他の素粒子は意味が無いことになります。画素は状態を変えるだけで、映像とは関係がありません。

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水銀を用いたファラデーの 単極誘導 装置は起電流を生じるだろうか?

水銀を用いたファラデーの 単極誘導 装置に起電流が生じるかどうか思考しました。いくらかの疑問がありますのでメモします。

用いる装置は次の図の通りを想定しています。

図1

シャーレのような浅い容器に中心電極と外側電極を設けます。両電極には、単極誘導によって生じる起電流を検出するため、ガルバノメーター(検流計)を取り付けます。 端面に磁極を持つ円筒形の磁石を用意します。 円筒形磁石の下面に撹拌用の羽を取り付けます。円筒形磁石に回転軸を取り付けて、容器の上に設置します。容器に水銀を満たして、羽を回転させて水銀に渦を作ります。

上面をS極とする円筒形磁石(と羽)を反時計方向に回転させると水銀の渦ができます。このとき単極誘導による起電流は生じるでしょうか?

 

ここで、前提となる管理人による実験の結果とこれまでの経緯を示した上で、上記の実験の結果を予想して、疑問点を挙げます。

2013年から2015年にかけて行った実験は、主に単極誘導モーターに生じる力について調べるものでした。 単極誘導による起電流を調べる実験は、よく見かける銅円板を回転させるものでした。詳細は省略します。

図2

これまで単極誘導の実験は、あまり行いませんでした。理由として次があります。

  • 起電流が微弱であること。
  • 回転させる装置の精度や装置から生じるノイズが強いこと。
  • よって「定性的かつ定量的」な結果を得にくいこと。

次の工夫によりノイズを抑えることが可能のはずです。

  • 水銀を用いる。
  • 取り付ける羽や回転させる装置にプラスチックなどを用いる。
  • 回転装置を手で回す。

これら工夫を入れたのが図1の装置です。

1) 研究ノートによれば、最初に単極誘導モーターに生じる力について調べたのは2013年2月6日のことです。次のGIF1は、この様子を追試したものです。

GIF1 (微速度撮影による)

(+)電極を取り付けた銅円板に触れた針金は、画面手前方向に弾かれます。弾かれる事による反作用は銅円板が受けていることがわかります。電流は円形磁石の中心を通らなくても力は生じています。

注:ここでは触れませんが、電磁誘導と異なり単極誘導に生じる力は、回路(電流路)に生じていないようです。(他の実験【電磁誘導と単極誘導により生じる力を比較する実験】で、弾かれる様子を観察した感想です。) 接するとは何か、力が伝わるとはどういう事なのかよくわからないです。

2) 2015年1月17日に水銀を用いた単極誘導モーターの実験を行っています。

GIF2

では電極が見えませんが、ネオジム磁石の回転軸に設けた中心電極は、(+)です。外側電極は(-)に接続しています。 設定電圧は0.6Vで電流は30Aくらい流れています。 観察すると水銀は反時計方向に渦を作り、その渦に乗ってネオジム磁石は反時計方向に回転します。 つまり、単極誘導モーターに生じる力は、磁石は関係ないということです。磁石は力学的に孤立しています。勿論、磁石を取り除いて、水銀に電流を流しても渦はできません。

3) 次いで、外側電極が反作用を受けているかどうかを確かめたのが次のGIFです。

GIF3 (微速度撮影による)

は、2015年2月16日に行っています。上記の2つとは逆で中心電極は(-)に接続しています。(+)に接続した外側電極は上から吊り下げています。

  1. 電流を流した瞬間(+)の外側電極は反時計方向に振られます。
  2. 吊り下げ線の弾力によって、外側電極の捻れは、ある程度で止まります。
  3. やがて水銀は時計方向に渦を作ります。
  4. 最後に水銀に浮いたネオジム磁石は水銀と同方向(時計方向)に回り出します。

この実験で外側電極は、水銀の渦にかかる運動の反作用を受けていることがわかります。これはGIF1の結果と同じです。(印加する電流の方向が逆ですから、回転方向も逆になりますが、反作用を電極が受けている点は同じです。)

これまでの実験によって、他にも幾つかの特徴をもっていることがわかっています。(省略)

 

ここで図1の想定に戻ります。

図1(再掲)

水銀の渦ができれば、起電流が生じるだろう事は予想できます。 GIF2とGIF3の結果から、円筒形磁石は「水銀を用いた単極誘導モーターに生じる力とは力学的に無関係」ですから、円筒形磁石に羽を取り付けて水銀に渦を作らせることに問題は無いはずです。  ここで疑問です。

水銀に渦が出来るのは羽が水銀をかき混ぜるからです。 単極誘導モーターにおいては、生じる力の反作用は外側電極が受けていました。 図1の実験においては、水銀の渦にかかる抵抗は回転する羽が受けます。外側電極ではありません。外側電極は水銀と接するだけです。図1の装置において、もし外側電極を上から吊り下げたならば、羽で起こした水銀の渦とともに外側電極は、反時計方向に捻れるはずです。  果たして、この装置にて単極誘導による起電流は生じるでしょうか?

ただし、水銀に起こせる渦は緩やかなものですから、伴う起電流は僅かのはずです。ムリにかき混ぜたら、水銀が容器からこぼれ落ちます。 この起電流で検流計が振れるかどうか問題です。できれば、容器を密閉して強く渦を作れるように工夫すべきと考えます。 上記の実験に関する過去記事があります。あるいは一連の実験動画(こちら:別画面)があります。これらを参照ください。

予想としては、単極誘導による起電流は生じないと考えます。何故なら水銀と外側電極との間には、渦の原因(相対速度の原因)が無いからです。 この装置で起電流を生じさせるには、水銀を入れた容器を回転台に乗せて、容器を回転させれば良いのではと考えます。

やってみなければわかりません。本当に難しいです。GIF1,2,3他を念頭に置くと、本当にわからなくなります。これまで(実験で)何度期待を裏切られたことか。 自戒(磁界)を込めて参考まで。 ネコの言葉 「知識だけで分かった気になるな。目に見えないものもある」

 

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