為替  ~数の相対化~ ”数”に単位を付けると「物の量」と「事の質」を誤魔化せる

前回と前々回の記事において、事の質であるお金相対性を持たせる仕組みを考えました。それが貸借対照表(B/S)でした。

 

お金という”数”に相対性を持たせる仕組みはもう一つありました。それは 為替 です。

お金には単位があります。ドルユーロポンドフランetcです。事の質にかかるに過ぎないお金に単位を付けると数は相対化されます。これが 為替 です。そうしてお金は相対性を持ちます。

  1. 貸借対照表(B/S)による相対化
  2. 単位を付けることによる相対化

具体的には2つの通貨でペアを組むことによって外国 為替 ができます。

図1 出典:やはり、日本人に最も馴染み深いのが米ドル/円

事の質にかかる数であるお金単位を付けてペアを組むことによって、物の量事の質誤魔化せます

ただし、誤魔化しの根幹にあるのは利息です。お金は誰かが借金をすることで生まれると書きました。その借金に利子か加算されることが問題である訳です。利子分はどこからも生じませんから。すべてを清算すると利息分だけが残ります。(まるでババ抜きですw。)

そうやって、上記2つの相対化と相まって常に利子分が不足する内に、物の量(資源や生産物)をかすめ取る仕組み経済である訳です。

大事なのは、経済はお金の相対性を持ちつつ継続されるのに対して、自然科学は絶対値で評価されているということです。 続きを読む

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お金に相対性を与えるのが 貸借対照表 である (不自然科学の元凶は相対性理論だった)

前回の記事を書いていて気付いたことをメモします。恐らく誰も指摘したことはないかも知れません。タイトルを別の言い方をすると「お金如来の仕組みを持たせたのが 貸借対照表 である」となります。

人がわかるのはです。お金は事の質にかかるにすぎません。土地建物・構築物は物の量ですが、事の質であるお金に置き換えて会計処理します。結果が貸借対照表です。

国の借金が1000兆円だから財政破綻すると言われますが、そうではありません。

写真1

高橋洋一氏によれば、日銀の持ち分500兆円を除くと実質の負債は500兆円であり、国の資産は600兆円あると説明します。つまり、国は債務超過ではないのです。

ここで、貸方に500兆で、借方に500兆だとすると、貸借対照表(B/S)では相殺して、ゼロになります。これはお金が相対性を持っているということに他なりません。

 

今、A氏が時速50km/hで走っています。B氏も時速50km/hで走っています。両氏が同じ方向に走っているならば、相対速度はゼロですし、反対向きならば100km/hの相対速度になります。運動の相対性とはそういったことです。

 

貸借対照表 も同じだとわかります。相対性とは相殺するし加算もすると言う性質です。 続きを読む

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「物と事」の観点から 貸借対照表 (B/S)と相対性理論を考える

人がわかるのは物と事でした。物には量があります。事には質があります。そして、数には2種類ありました。物の量にかかると事の質にかかるです。

そう言えば、 貸借対照表 (B/S)は、2種類ある物と事にかかる数を金額(単位)として表しています。そして、すべてを”対”として表す仕組みを持っています。

図1 合計残高試算表の例

貸借対照表は、月次試算表や損益計算書などの財務諸表をまとめて作ります。これら損益計算書なども必ず貸借、つまり”対”になるように作られます。今まで意識してなかったのですが、これらの貸し借りには2種類あることです。

  1. 物の貸し借り
  2. 事の貸し借り

図2

左方の資産には、固定資産などがあります。土地建物・構築物などです。これらはを数に置き換えています。例えば、数の単位は”円”です。

法人設立時には、外部から資金を調達する必要がありますので、右方の負債に同額の借金あるいは起債が入ります。借金は事の質にかかる数です。これがお金です。

物の量にかかる数は、本来長さ質量であって、お金は物の量ではありません。(ニクソン・ショック

ここで、本来の物の量事の質であるお金に換えています。会計処理上は、何の問題もありませんけれども興味深いです。

構築物は減価しますから償却しますけれど、土地は減価しませんので償却しません。(海に没したら別ですがw)しかし、土地であっても「お金」に換えてしまうと物の量ではないので、評価額や実勢価格、売買実例から試算表にあげられている「数」とは異なってきます。

資本も例外ではありません。その他の資産や負債もすべて2種類の”数”事の質にかかる数であるお金に換えて記載します。損益計算書にあげられる鉛筆1本に至るまでです。

サービスの授受にあたると考えられるソフトウェアを取得した場合も同じです。その効果は1年以上ですので投資的経費に該当しますので、区分は資産に入ります。どうも耐用年数は、3年あるいは5年のようです。(No.5461 ソフトウエアの取得価額と耐用年数)ただし、ソフトウェアは、自動車などと違って残存価格はゼロだったと記憶しています。

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「わける」ことで 満足 は得られない では何を以て満足が得られるのか?

「わかる」には2種類ありました。

  1. わけることによりわかるわかるの語源はわける
  2. 岡潔:何となく情的に(趣が)わかる。善導大師:「覚」五感の視覚聴覚味覚嗅覚触覚の「覚」人のすべてを下支えしている。

人がわかるのはです。その働きがなければ、言葉はあり得ません。岡潔が言ったように、最初にわかるのは「情的にわかる」があります。そうしてわかった物と事から言葉ができます。これが2.です。

1.による「わかる」は2.の後です。つまり、言葉で言えた後の段階であり、これが理解や物の理です。

では、わけることによりわかったとして、 満足 は得られるかというと、決して得られません。現実世界を見れば誰も否定できません。何十億ドル資産を持っていても 満足 していない人が多くいます。日本人の平均的な感覚からすると常軌を逸しています。

1位となったのはフランスのベルナール・アルノー氏だった。 資産額は2110億ドル(約27兆8500億円)で、フランス人として初めてランキングトップとなった。 ベルナール・アルノー氏は、高級ブランド品などを扱うLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)の会長兼CEO。

2位は前年1位だったイーロン・マスク氏で、資産額は1800億ドル(約23兆7600億円)。 昨今Twitter界隈で話題。

3位はアマゾンの創業者ジェフ・ベゾス氏で、資産額は1140億ドル(約15兆500億円)。

その他、マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツ氏が6位、グーグルのラリー・ペイジ氏が12位、セルゲイ・ブリン氏が14位、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ氏が16位となっている。

これでも彼らは満足していません。彼らの所有する資産は天文学的な額ですが、単なる事の質にかかる数に過ぎません。数など1027であっても10-35であっても満足とは無関係だとわかります。

図1

では、何を以て満足を得ることができるのでしょうか。ちょっとわかりません。貴方はいかがですか。

 

どうも金融は滅びつつあるようです。彼らの資産は、皆が価値を認めているから成り立っているに過ぎないことがわかります。その価値が崩壊しようとしている訳です。

動画1 藤原直哉の「日本と世界にひとこと」 2023年10月4日 滅びの本丸は金融

今後、人々は何を以てして満足を得られるのでしょうか。今後の指針として、如来の仕組みを越える必要があるとわかっています。

  • 真は偽の如し、偽は真の如し
  • 善は悪の如し、悪は善の如し
  • 勝は敗の如し、敗は勝の如し
  • 右は左の如し、左は右の如し

極右と極左の違いは何なのでしょうね。主義主張や思想信条は「わける」ことに価値を与える働きを与えているように思えます。保守もリベラルも”数”に過ぎない資産に価値を認めさせる手段に見えてきます。わかりやすく言うとアニメ・ドラゴンボールの登場人物が持つ戦闘力やHPという”数”に当たります。際限はありませんし、究極的に意味はありません。

もう一つ。貸借対照表の仕組みでわかるとおり、資産と負債・資本は”対”になります。総計すると常にゼロです。その意味で金融は、如来の仕組みの内にあることがわかります。バランスを保つことが大事であることとともに、仕組みを越える必要を感じます。

  • 資産は負債の如し、負債は資産の如し

貸借対照表はうまく出来た仕組みです。貸借対照表に1027を置こうと 満足 とは関係ありません。それと、必ず”対”が必要でして、大富豪と”対”となる超貧困が必ず必要です。こう考えると金融が崩壊するのは必然です。それと、人がわかるのは差分です。もっと意味は深いです。

 

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Netflix「 メシア 」 12進数が本命

この春にCATVとNHKを解約しました。実際、観たい番組は録画してCMをとばして観ますし、NHKはニュースを含めてほとんど観てませんでした。浮いたお金でNetflixを契約しました。地上波を観たければTVerで充分です。

Youtubeを観ていますと、話題になったというNetflixドラマ『 メシア 』が紹介されていました。

動画1 いきなり人間界に降り、奇跡で人類を救う’神‘、Netflix歴史上、一番世間を騒がせた作品【ドラマ紹介】

いろいろ突っ込みどころがあります。CIAもFBIもアメリカ国民の為になっていませんし、アメリカ大統領が最高責任者でもないことは周知のとおりです。西洋人の メシア ?への反応も如何にも聖書的です。メシア?は、個々の人々に奇跡を起こして見せます。それは難民であったり、牧師に対してであったり、CIA職員に対してであったりします。それは例えば、”あたらしくん”の様です。

 

管理人が思うところを書きます。以前にも書きましたとおり、人類への最大の危機希望は、12進数による社会システムの構築にあります。これが本当の意味でのメシアです。

本当の変革は、既存を維持しつつ新しい何かを取り入れることではありません。これまでの全てを捨て去って新しい何かを創り出す作業です。それが12進数を基礎としたものです。現代は、10進数によるお金時間が基礎にあります。社会システムの全てに使われています。

司法立法行政数学科学教育産業工業商業流通金融インフラなどの全てにです。宗教におけるお布施も10進数によるお金です。本当の変革は、時間を含むこれら全てを12進数による社会システムと入れ替えることです。それ以外に、お金を使った搾取システムを無効にする術はありません

 

試しに12進数の簡単な計算をやってみて下さい。本当にできません。全くできないことに愕然とします。

12進数でサイト内検索すると過去記事が50件ほど出てきます。

 

幼稚園児と大学教授が同じスタートラインに着くのです。東京、ニューヨーク、ロンドン、北京などの都会の人々も、ニューギニア、南米のジャングルに住む人々も等しく同じスタートラインに着くのです。大富豪や権力の座にある人と貧困にあえぐ人も等しく同じスタートライン着くのです。一切の例外はありません。ドラマのメシア?の様に個々の人々に働きかける必要などありません

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ヲシテ文献にある「カミ」と 神 の違い

最近、気になるのはヲシテ文献に示される「カミ」といわゆる神仏の の違いについてです。

もぎせかチャンネルにおいて、連続してホツマツタヱが取り上げられています。


動画1 ヲシテは古代文字なのか?/いときょう先生にホツマを学ぶ01


動画2 神代七代からアマテルまで/いときょう先生にホツマを学ぶ02


動画3 天孫降臨から神武東征まで/いときょう先生にホツマを学ぶ03


動画4 欠史八代〜崇神天皇/いときょう先生にホツマを学ぶ04

動画5 垂仁天皇〜ヤマトタケ。ホツマはなぜ書かれたか?/いときょう先生にホツマを学ぶ05

大変興味深くて、ヲシテ文献に歴史的な価値があることがよくわかります。しかしながら、ヲシテ文献に示されるとなる部分は歴史ではありません。幾つかある中で、最も大事な点を2つあげます。

  1. 神武天皇以降の”ヒトノヨ”とそれ以前の”カミノヨ”の違い
  2. 日本人の核となる日本語の起源であるヨソヤコヱ:48音韻の成り立ち

神 の世は、いわゆる神話の世界と受け取られていますが違います。この点をもぎせかチャンネルで取り上げて欲しいです。

ヲシテの時代におけるカミ(の仕組み)ははっきりしていますが、現代における神仏との違いはよくわかっていません。神の字義並びにカミの仕組みについては、過去記事にあります。

カミの仕組みは、弧理論そのものですからよいのですが、ヲシテ文献にある”カミ”と漢字の神との違いがわからないです。”神”なる概念はいつどこからもたらされたのかです。 続きを読む

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自然は映像 小さな領域において、量子力学と全く異なる 物理学 が存在する

紡錘図形は、弧理論による原子模型です。

図1 自然は基軸からの投影による映像

図を長く眺めていると小さな領域において、空間が曲がっていることがわかります。空間の曲がりは、即ち物質の運動を意味します。

自然が別の次元軸からの投影による映像ならば、小さな領域において、量子力学とは全く異なる 物理学 が存在するようです。

量子力学は、映像未満です。我々が映像であるとして、液晶画面に例えるならば、量子力学はピクセルにあたります。映像とピクセルは全く関係ありません。ピクセルが持つ性質映像とは両方とも事実ですが、両者は互いに無関係です。

 

ある科学者は、フリーエネルギーについて、次のように述べています。自然界では多くのタイプのエネルギー発生源がいつも利用できると述べた上で、次のように言いました。

だから望ましい結果を生み出すためにエネルギーの流出を見るような方法を講じさえすればよい。(While this was not always a reliable source, it was sufficiently successful that it should have made your people realize that there are many types of energy differential constantly available and it is only necessary to design a means whereby the flow of energy can be made to produce the desired result.)

加えて、3つの惑星の運動について説明しています。

宇宙空間を進行している二個の惑星のそれぞれに一人ずつ観測者がいると仮定しよう。この惑星はいわば光速の半分の速度で動いているとする。しかしどれも等速度で平行に進行しているのだ。もし宇宙空間に他の天体が存在しないとすれば、二人の観測者は当然のことながら自分たちの惑星は 運動 エネルギーを持たないと考えるだろう。なぜなら二人の関係位置が同じエネルギー・レベルにあるからだ。そこで三番目の惑星を置いたとして、これが空間に静止しているとすれば、二人の観測者は自分たちの惑星が相関的には運動エネルギーを持たないのに、第三の惑星に関してはすさまじいエネルギーを持っていると感じるだろう。しかし実際にはどの惑星が動いているかを決定する方法はない。ただ惑星間に相対的な運動または異なるエネルギーがあると言えるだけだ。

「別な関係位置から同じ物体を見ている別な観測者は、まったく異なる量のエネルギーを見る」として、3つの惑星の運動について説明してます。その結果、「惑星間に相対的な 運動 または異なるエネルギーがある」との結論を述べています。如何なる運動も相対的ですから当然のことです。 続きを読む

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自然科学・ 物理学 は”事の理”に偏っている

1)岡潔は「わかる」には2つあるとしました。【4】情のメカニズムより。

知の働きは「わかる」ということですが、そのわかるという面に対して、今の日本人は大抵「理解」するという。ところが、わかるということの一番初歩的なことは、松が松とわかり、竹が竹とわかることでしょう。松が松とわかり、竹が竹とわかるのは一体、理解ですか。全然、理解じゃないでしょう。

 理解というのは、その「ことわり」がわかる。ところが、松が松とわかり、竹が竹とわかるのは理がわかるんではないでしょう。何がわかるのかというと、その「おもむき」がわかるんでしょう。

 松は松の趣をしているから松、竹は竹の趣をしているから竹とわかるんでしょう。趣というのは情の世界のものです。だから、わかるのは最初情的にわかる。情的にわかるから言葉というものが有り得た、形式というものが有り得た。

2つとは、情的にわかる知的にわかるです。知的にわかるを理解と言います。物の理ことわりを追及する学問を 物理学 と言います。(わかるの語源はわけるです。)

 

今回は、2つ目の「わけることによりわかる」についてです。

2)さて、人がわかるのは、です。物には量があり、事には質があります。弧理論では事の質を運動と呼んでいます。これまでに仕訳けた物と事を示します。

  • 物:陽子・中性子・電子の3種類(3個)だけで、それには長さと質量がある。

事(運動)は次です。

  • 速度、加速度、流速、運動量
  • エネルギー
  • 波、音、波動、孤立波(ソリトン:素粒子)
  • 電磁波、光子
  • 圧力、熱、温度
  • 角度、時間
  • 知識、記憶、情報、統計、確率
  • エントロピー
  • お金 etc

角度は事の質です。角度から作った時間は物の量ではありません。物と事がわかれば、に置き換えられます。物の量にかかる数と、事の質にかかる数です。

そこで、理解できるのは、物と事の組み合わせです。

  1. 物と物
  2. 物と事
  3. 事と事

物理学 は文字通り、物と物あるいは物と事の理ことわりを探求する学問です。例えば2.では作用と反作用の法則であったり、力の合成です。

図1 出展:速度の合成と分解

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光(電磁波)に エーテル (媒質)がないのは「自然が映像だから」とすれば、2つの現象の説明がつく

(1)物理学における エーテル (媒質)について調べると次のように書かれています。

エーテル (aether, ether, luminiferous aether)とは、光の波動説において宇宙に満ちていると仮定されるもので、光が波動として伝搬するために必要な媒質を言う。ロバート・フックによって命名された。特殊相対性理論と光量子仮説の登場などにより、エーテルは廃れた物理学理論だとされている。

特殊相対性理論は、次のような循環を”光速度不変”として、その環を断ち切ったために、一定の結論を得たのですが、根本的な問題は解決していませんでした。

  • 運動(角度)→時間→光速度→相対論(時間・空間・質量・重力)
  •  ↑————————————————————↓

因みに角度から作った時間は量ではありません。これは間違いです。

また光量子仮説について、量子力学を否定しませんけれども、小さな領域において、離散的、確率的に現れる現象は物の量ではなくて、事の質であるとわかっています。

図1 弧理論において、物と事は一つの実体の異なる面に過ぎない

ですから、光量子仮説あるから、 エーテル の考えは廃れた理論だというのは行き過ぎです。光が伝搬するに媒質が必要だと考えても良いはずです。

しかし、歴史的に光を波動と考えて、実験を進めてもエーテルは検出できませんでした。

2000年、外村彰氏による実験「電子波で見る電磁界分布」によって、ベクトルポテンシャルの存在が確認されました。

写真1 出典:位相差=1/2波長 上記

真空中において、電場磁場を遮断したドーナツ型磁石の近傍を通過する電子波は、磁石周辺に存在する何かを感知したということになります。これがベクトルポテンシャルです。電子は波の性質を持っています。しかし、磁石近傍の真空にエーテルは存在しません。

外村氏の説明を読むと量子力学にある波動関数として説明しています。これには無理があります。電子に波の性質があるのに、伝える媒質がないからです。干渉じまのずれ波動関数という数学的記述が原因で起きるのではありません

では、このポテンシャルは何が原因なのでしょうか。

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日本語 岡潔「情的にわかるから言葉というものが有り得た、形式というものが有り得た。」

単純に、 日本語 は最強だ!というお話です。

数学者の岡潔は次のように述べています。【4】情のメカニズムより。

知の働きは「わかる」ということですが、そのわかるという面に対して、今の日本人は大抵「理解」するという。ところが、わかるということの一番初歩的なことは、松が松とわかり、竹が竹とわかることでしょう。松が松とわかり、竹が竹とわかるのは一体、理解ですか。全然、理解じゃないでしょう。

 理解というのは、その「ことわり」がわかる。ところが、松が松とわかり、竹が竹とわかるのは理がわかるんではないでしょう。何がわかるのかというと、その「おもむき」がわかるんでしょう。

 松は松の趣をしているから松、竹は竹の趣をしているから竹とわかるんでしょう。趣というのは情の世界のものです。だから、わかるのは最初情的にわかる。情的にわかるから言葉というものが有り得た、形式というものが有り得た。

「わかる」には2つあって、最初に「情的にわかる」というのがあるから言葉という形式があり得たと述べています。ただ、言葉が型式であるという仕組みについては語っていません。それで、言葉(言語)が形式であるということについて考えました。

 

数、数学を含む言葉関係性、あるいは関連性によって形式たり得ます。データベースでいうリレーションシップ(relationship)です。IT用語辞典から。

リレーションシップとは、関連、関係、結び付き、関連付け、血縁関係、間柄などの意味を持つ英単語。

データベースでは、多くはSQLが使われて、データを「一対一」「一対多」「多対多」などと関連付けて(意味づけ)されて、管理されます。

 

人がわかるのはです。物には量があり、事には質があります。で言えば、物の量にかかる数事の質にかかる数の2種類あります。

そう言えば、データベースでも成績表であったり在庫管理であったりしますが、物と事という区別はありません。

そして、岡潔は「自然数の1は決してわからない」とも言いました。つまり、10進数で言えば、0~9を使う数も1と他を関連付け(意味づけ)しなければ、1は決してわかりません。管理人が言った例で言えば、次になります。

2進数の1桁で言えば、1は0でない数、0は1でない数であって、循環ですから1は決してわかりません。そう言えば、言葉は互いに規定し合って成り立つ循環ですけれども、データベースにおいては、循環も再帰も許されていません。

 

ここから 日本語 の話になります。日本語の起源である大和言葉の大元は、ヲシテ文献に示されるヨソヤコヱ(48音)になります。これを五七調に詠んだのがアワウタです。

図1 出典:日本ヲシテ研究所

図1の四十八音図表を作られた池田満氏は、5つの母音を漢字の「態たい」と関連付けすることによって意味を付し、10の子音を漢字の「相そう」と関連付けすることによって意味を付しました。

池田満氏は、日本語の起源であるヨソヤコヱを日本のタカラだとしながら、意味づけにおいて漢字から引いてきました。管理人はこれに違和感がありました。態も相も音読みです。物ものと事ことは訓読みです。

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