2つの働き「ア」と「ワ」は、宇宙に泡構造を作り、渦( 銀河と原子 )をもたらす

前2回の記事で、自然界には2つの働きがあるが、自然科学には「働き」がないことを説明しました。今回は、もう少し詳しくします。

自然界にある2つの「働き」は、宇宙に大規模な構造を作ります。

写真1 出展:Large-scale structure of light distribution in the universe

宇宙は、非常に大きな泡構造(アワ)をしています。宇宙の中で、銀河がほとんど存在しない巨大な空間があり、これをボイドと言います。丁度、ボイドに挟まれたかたちで多数の銀河(ウ:渦)が存在します。

全体のつながりを言い換えますと、次になります。

  • はつながり、をもたらし、よりヒトを生じさせる。ヒトのもの。

上記をカミと言います。カミとは、神仏の神ではなくて、自然界の仕組みのことです。大事なのは、ヒトが持つ心(タマ+シヰ)は、大宇宙の中心であるに帰するということです。

ついでながら、アとワは、暗黒物質と暗黒エネルギーに対応しているようです。どちらがアで、どちらがワかはわかりませんが。

続きを読む

ブログランキングの応援と広告のクリックをお願いします。 にほんブログ村 科学ブログへ  学問・科学ランキング  
カテゴリー: 解説 | タグ: , , | コメントする

自然科学 には「働き」がない

これまでに、プロフィール欄に示した資料を基に、1.自然科学の問題点やヒトが持つ2.心の仕組みと働きについて考察してきました。その結果、自然界には2つ「働き」があるとわかりました。

これまでにわかったことを踏まえて、自然科学の成り立ちを考察します。

自然科学の問題点

数学者の岡潔は、自然科学者が持つ「自然」について、概ね次のように述べています。

  • 世界は思想の洪水である
  • 自然科学者は「自然はわかる」と思っている
  • これを時間空間と言った
  • 時間空間とは何かまったく考えていない
  • 自然科学は、このような「自然」を科学したものの寄せ集めである
  • このようなものは、単なる思想であって、学問ですらない

岡潔は、世界は思想の洪水であって、その原因が自然科学にあるとの趣旨を示しています。そこで、自然科学が抱える問題を挙げてきました。

問題点の主なものと解説を幾つか挙げます。

  • 自然科学には、物と事の区別がない
  • 物にはがあり、事(動き:運動)にはがある
  • 角度から作る時間は事の質である
  • 弧理論による境界空間という模型を示した
  • 何より自然科学には、発見・創造の仕組みがない
  • 仏教ではこれを他力という

 

数学の使えない世界

岡潔は、人には心が2つあって、「2つめの心は、数学の使えない世界だ」と述べています。【6】数学の使えない世界より。 続きを読む

ブログランキングの応援と広告のクリックをお願いします。 にほんブログ村 科学ブログへ  学問・科学ランキング  
カテゴリー: 解説 | タグ: , , | コメントする

自然界、宇宙に「働き」は2つある

先般、ある方から頂いた資料に仏教にある如来のことを、「はたらき:働き」と書いてありました。これまでに考察したとおり、如来は仕組みです。

如来とは

  • 如来に人格性はなく、仕組みである。

例を幾つか挙げます。

  • ~の如し、~の如し、~の如し、・・・・
  • 善は悪の如し、悪は善の如し
  • 真は偽の如し、偽は真の如し
  • 右は左の如し、左は右の如し
  • ・・・・

すべては、となって現れます。それを如来の仕組みと言います。立場や状態によって、意味価値は反転します。私の隣の人にとって、私は側にいます。

如来とは、すべては相対的であるという意味合いを持つ言葉です。およそ、絶対などということは(ほぼ)ありません。

それでは、その資料になぜ、如来をはたらきとしたのでしょうか。

管理人から見て、働きは、仏教のBudhhaにあるように思います。すべての根源としてBuddhaからの「働き:はたらき」によって、ヒトがわかるのです。多分、これは正解です。岡潔は、山崎弁栄上人の言葉を伝えています。【3】西洋の唯物主義より。

大正9年に亡くなった山崎弁栄という上人がありますが、その人は心について大変詳しく云っていますが、その人の云うところによると、本当に実在しているのは心だけである。自然は心があるために映写されている映像にすぎない。そう云ってるんです。

つまり、ヒトが持つ働きによって、自然がわかるのです。これを御釈迦様はBuddhaと言ったとすると整合がとれます。ヒトの心が持つ働きによって、「自然がわかる」のです。

続きを読む

ブログランキングの応援と広告のクリックをお願いします。 にほんブログ村 科学ブログへ  学問・科学ランキング  
カテゴリー: 解説 | タグ: , , , , | コメントする

外のない内 無知の知 は同じ

最近、ある人のお話を聞いていて感じたことです。

その人は、幾つかのことをお話しされました。そのうちの一つのテーマは、 無知の知 について語られたのだとわかりました。直接に、 無知の知 という言葉を使われませんでしたが、「私たちは、自分が知らない。知っていることに限りがあるのだとわきまえる。」という意味にとれました。

無知の知について、ネットで調べますと、次のようにあります。

 

余談です。管理人は、無知の知という言葉は、中島敦「名人伝」にある「不射之射」から知りました。

 

当サイトにおいて、永らくお伝えしてきた言葉に「外のない内」があります。この言葉は、「無知の知」と同じ意味を持ちます。サイト内に、「外のない内」を含む過去記事は、152件ヒットしました。

2016年頃に山崎弁栄上人の存在を知り、関連で「外のない内」を知りました。

 

以下は、「外のない内」が「無知の知」と同じである理由です。

数千、あるいは数万の言葉を聞けて話せて、文章に書ければ「話者」と言ってよいでしょう。

一方で、私たちの知識は有限です。何故ならば、言葉は「互いに規定し合って成り立つ繰り返し」だからです。だから、どんな辞書も必ず閉じています。同じように、地球上の全知識、全情報も必ず閉じています。 続きを読む

ブログランキングの応援と広告のクリックをお願いします。 にほんブログ村 科学ブログへ  学問・科学ランキング  
カテゴリー: 解説, 雑感 | タグ: , | コメントする

現代の 宇宙論 は確率 「量子論×相対論×無数の宇宙=1」

最近、幾つかの動画を観て感じたことです。

現代の宇宙論においては、無数の宇宙(マルチバース)があって我々の宇宙はそのひとつに過ぎないと言います。

動画1 【宇宙は無数に存在する】UCバークレー 物理学者が完全解説/我々は無数にある宇宙の中の1つを生きている/宇宙を泡として考える/米大学の研究者の働き方とは 【EXTREME SCIENCE】

宇宙論の課題は相対論と量子論の統合

宇宙論の全体は確率という考えを基に形成されています。我々の存在確率による数式で表すと次です。

  • 量子論×相対論×無数の宇宙=1

量子論的な物質の存在にかかる確率と相対論的な存在にかかる確率をかけて、我々のいる宇宙の存在にかかる確率が”1”になるためには、宇宙は無数にあると考えます。次は、ひとつの例えです。

  • 10-80×1×1080=1

1080個も宇宙があって、そのうちの一つは、我々がいる宇宙だとのこと。管理人には茶番に思えます。理由は後述します。

 

相対性理論

ニュートン力学を一般化したものです。何度も指摘したように、相対論は循環論法です。

図1 古代インドの宇宙観

  • 時間→光速度(一定)→時間・空間・重力(運動→)
  • 運動→時間

続きを読む

ブログランキングの応援と広告のクリックをお願いします。 にほんブログ村 科学ブログへ  学問・科学ランキング  
カテゴリー: 解説 | タグ: , | コメントする

ヴェシカパイシス 前文明の遺産=日本

最近、ネットで知ったものに ヴェシカパイシス というのがあります。

図1 ヴェシカパイシス

どうも ヴェシカパイシス は前文明の遺産であるような気がします。少し調べてみました。

ヴェシカパイシスは宇宙の生命の法則

神聖幾何学というものらしいですが、よくわかりません。

神聖幾何学は、宇宙や生命の法則やパターンを表しています。 そのため、神聖幾何学に触れることで、自分の内なる知恵や直感にアクセスしやすくなります。 直感力は、自分の魂や高次元の存在からのメッセージを受け取る能力です。 直感力が高まることで、自分にとって最善の選択や行動がわかったり、ひらめきやアイデアが湧いたりします。

調べてみると2つの円の交差部分に見立てることもあるようです。

図2 ヴェシカパイシスとは?わかりやすい神聖幾何学

その他に、フラワーオブライフなどの図もありますが、それらの説明はみなスピ系です。

続きを読む

ブログランキングの応援と広告のクリックをお願いします。 にほんブログ村 科学ブログへ  学問・科学ランキング  
カテゴリー: 解説, 雑感 | タグ: , , , , , , | コメントする

自作 レーザー彫刻機 Laser Engraver(MKS DLC32+TS35)にFluidNCを入れた メモ 

先般、自作した レーザー彫刻機 について、wifi接続にしたくてあれこれ試していました。

FluidNC というソフトがMakerBAse MKS DLC32 V2.1に使えるとの動画がありましたので、これを参考にインストールしました。

動画 FluidNC on MakerBAse MKS DLC32 V2.1

  1. https://github.com/bdring/FluidNC
  2. FluidNC-main.zip(不要)

動画で解説の通り操作します。

ボードをUSBケーブルに接続します。1.よりダウンロードしたfluidnc-v3.7.16-win64.zip(v3.7.16)を解凍し、install-wifi.batを実行しますとターミナルが立ち上がります。

図1 続きを読む

ブログランキングの応援と広告のクリックをお願いします。 にほんブログ村 科学ブログへ  学問・科学ランキング  
カテゴリー: 解説 | タグ: , | コメントする

自作 レーザー彫刻機  DIY Laser Engraver(Laser tree LT-80WAA PRO+MKS DLC32+TS35+Air assist pump) メモ

以前、MDFの端材で自作したCNCには、レーザーモジュールを付けていろいろ試したことがあります。

その後、3dプリンタを自作(Anet A8 改)して、希望する部品を印刷できるようになりましたので、再度、 レーザー彫刻機 を自作しました。

2020アルミフレームを使って、50cm*50cmのサイズです。以下、使用した機材です。

  • 2020アルミフレーム 50cm*3  40cm*2
  • Laser tree LT-80WAA PRO 出力10w
  • MKS DLC32 V2.1 ドライバアダプタP-DA-01 制御基板
  • TS35 タッチパネル
  • Air assist pump 30L/min
  • 電源12v安定化電源

制御基板が供給できる電流に制限がありますので、ドライバーアダプタを入れています。配線は以下を参考にしました。 続きを読む

ブログランキングの応援と広告のクリックをお願いします。 にほんブログ村 科学ブログへ  学問・科学ランキング  
カテゴリー: 未分類, 雑感 | タグ: , , | コメントする

退化プログラム 「情報を制する者は戦いを制する」ことはない

現代の社会には、 退化プログラム が働いているようです。かなり難しい内容を含んでいます。できるだけ簡単に説明しようと思います。

情報とは

情報を制する者は戦いを制す」、あるいは「世界を制す」と言われていますが、これは間違いです。こういった戦いに勝者はいません

ある科学者は、現代文明には基礎が無いと言い、基礎を用意しないと文明は終わると言います。

物質科学の進歩を止めることなどできやしない。それは進んだりもどったりはするにしてもだ。もどるとすると、それを支えている要素は退化のプログラムによってまず弱くなってきてそして崩壊することになる。

彼の言う 退化プログラム の概要がわかりましたのでメモします。

以下は、これまでに考察した「ヒトとは何か」という考察の結果の一部です。 続きを読む

ブログランキングの応援と広告のクリックをお願いします。 にほんブログ村 科学ブログへ  学問・科学ランキング  
カテゴリー: 解説 | タグ: , , , , , , | コメントする

人とは 何か? 説明の難しさ

当サイトでは、「自然とは、時間とは、空間とは何か」について考察してきました。行き着いた先は、「が持つの仕組みと働きとは何か」でした。ところが、人の存在は自明であっても、それを説明するのは、とても困難だとわかってきました。

出生からか、凍結胚(IVF)からか

先日、次のような動画を観て感じたことを書きます。

動画1 3.21 民主党の新たな武器『IVF』

4:40~です。話題は、IVFについてです。

  • IVF 凍結融解胚移植
  • 体外受精や顕微授精で得られた受精卵を発育させた胚を、凍らせて保存しておくための方法です。 受精2日目から3日目の4分割から8分割胚もしくは5日目から7日目の良好胚盤胞を凍結いたします。

動画では、この凍結胚について、アラバマ州の裁判所がIVFの凍結胚を「子ども」であると認定したということです。凍結胚は人だということです。

それで、 人とは何か ということになります。確か民法では「人は出生による」となっていた記憶があります。参考:人の始期・出生

この動画では、その前段階(出生前)で既に人だということです。動画にしても、日本の民法にしても、人とは何かをはっきりすることはできません。この点についての考察です。

続きを読む

ブログランキングの応援と広告のクリックをお願いします。 にほんブログ村 科学ブログへ  学問・科学ランキング  
カテゴリー: 解説 | タグ: , , | コメントする