農薬散布 ラジコンエアボートにジャイロ搭載

農薬散布 に使ってきたRC プロペラボート(ラジコンエアボート)のラダーにジャイロを搭載しました。

2018年に「農薬散布 RC プロペラボート自作  ラジコンエアボート」を作りました。以来、2019年春の田植え後に農薬(フロアブル剤)の散布に使ってきました。今年も時期になりリポバッテリーの充放電とバラしてあった自給式ポンプの組み立てを行いました。

写真1 薬液タンクの位置を変えて重心を調整できるRCプロペラボート

動画1

これまでのところ、水位が十分あって無風であれば、散布の役には立ったのですが、幾つか欠点もあります。

  1. プロペラの半トルクで船体が傾く。
  2. 操舵は、プロペラの向き(角度)を変えることによっているので、スロットルの変化によって、舵が変わる

1.については、気になるほどではありません。問題は2.です。動画を見てもらえばわかる通り、スロットルは極力一定にしています。吹かせば舵を切ったとの同じ状態になり船体の向きが変わってしまい、コントロールしづらいことこの上ないです。

gif1 スロットルの変化により舵のききが変わってしまう 続きを読む

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岡潔が伝えたかったのは” 悟り ”だったのか?

岡潔の言葉などの資料・文献について調べていて、昨年頃より” 悟り ”という言葉が頭をよぎります。

図1

  • ヲシテ文献による(ト)のヲシテ
  • ヲシテ文献によるタマ(心の本体)
  • ヲシテ文献によるナサケヱダ(随心)
  • 記紀によるシラス(民に方向を示す?)
  • 岡潔による情(大宇宙の中心) 情知意の順に働く
  • 仏教による仏(Buddha)善導大師の(覚)
  • 仏教による他力(仏・覚にある能動力)
  • 仏教による如来 (岡潔による”自然数の1は決してわからない。”に同じ)
  • 日月神示(ひふみ神示)による 気(キ)づき の促し(気づかされる)
  • 五感を下支えする覚 (視覚・聴覚・味覚・触覚)5÷1
  • G・アダムスキーによる2つの触覚(touch sense)5+1
  • 時の現在が”わかる” (静止画がわかる

上記は皆、ほぼ同じことを示しています。岡潔が示した「”わかる”には2つある」に同義です。上記がなければ、一切は存在しません。【4】情のメカニズムより。

知の働きは「わかる」ということですが、そのわかるという面に対して、今の日本人は大抵「理解」するという。ところが、わかるということの一番初歩的なことは、松が松とわかり、竹が竹とわかることでしょう。松が松とわかり、竹が竹とわかるのは一体、理解ですか。全然、理解じゃないでしょう。

 理解というのは、その「ことわり」がわかる。ところが、松が松とわかり、竹が竹とわかるのは理がわかるんではないでしょう。何がわかるのかというと、その「おもむき」がわかるんでしょう。

 松は松の趣をしているから松、竹は竹の趣をしているから竹とわかるんでしょう。趣というのは情の世界のものです。だから、わかるのは最初情的にわかる。情的にわかるから言葉というものが有り得た、形式というものが有り得た。

 それから先が知ですが、その基になる情でわかるということがなかったら、一切が存在しない。

 

人の脳を模して作られたAI(人工知能)と脳を比較すると第1の心には、創造の仕組みがないとわかります。

図2 ブラックボックスを”わける”ことに得た結果はまた、ブラックボックス

還元主義はどこまでもブラックボックスが続きます。 続きを読む

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岡潔の”創造” 自然科学の問題点

これまで、 自然科学の問題点 については、幾つかあると指摘しました。量ではない時間とか、空間とは何かなどです。一番の問題は自然科学に「創造」についての仕組みと働きが組み込まれていない点でした。創造とは何かについて、まとめたのが次図です。

図1

上段が岡潔が言う第2の心で、下段が第1の心です。各資料文献によって、呼び方が異なります。

  1. のヲシテ、ロのヲシテ (ヲシテ文献にある心の働き)
  2. タマ(ナサケヱダ)とシヰ(アワレヱダ) (ヲシテ文献にある心の本体と隋心)
  3. シラス・ウシハクのシラス (記紀による”知る”の尊敬語)
  4. →知→意 (岡潔の2つの心:第2の心と第1の心の働き)
  5. 他力 (仏教にあるBuddha→仏→覚:善導大師)=気づかされる
  6. 気(キ)づけよ(日月神示に頻出する”気づきを促す”=他力)
  7. 上段が空白で下段のみしかない (自然科学には創造の仕組みがない)

図1の上段が”創造”の源泉です。自然科学には”創造”にかかる仕組みがありません。(上段の一番右端)何故なら心が2つあることを知らないからです。詳細は過去記事を。4.について、岡潔は”創造”の過程を

”情知意”の順に働くと述べていて、情的にわかるものを知的に言い表すことにより、文化はできてくると述べています。

そして、心の状態を次のように述べています。【27】西洋人の創造解説より。

  • わからないXに関心を集め続ける。注1)匙とスプーンの関係図参照。
  • 精神集中をつづけていると、いつしか努力感を感じない精神統一になっている。注2)
  • やがて情的にわかる。
  • 情的にわかるものを知的に言い表すことにより、文化はできてくる。

 

ところが、前提となる”創造”について、皆がほとんどわかっておられないことに気づきました。岡潔はこの点について次のように述べています。【29】創造と工夫考案より。

よくこのおれ、、が、おれ、、がという感情があると、クリエーション、創造がよく働くと思う人が多いようですが、あれは創造でない。工夫考案であって、それは側頭葉でできる。しかし、そこまでです。生み出すという働きは、前頭葉でなければできない。創造は、そんなものが働いてはできないものです。

一般に言われる”創造”とは工夫や考案であって、創造ではありません。ただし、過去記事にあるように、脳と人工知能の比較により、脳に創造の働きが無いことはわかっています。

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時間感覚 はどうしてできるか?(時の現在と過去はE軸-M軸での相互作用に帰する)

前回の記事で、「量ではない時間と運動が何故比例するのか?」について書きました。

  • E軸からの投影角∝物と事(運動)∝空間内での角度∝時間

投影角が原因となって「運動が時間に比例する」としました。しかし、我々が持つ時の過ぎゆく感覚は記憶のみによっているわけではないと感じます。

  • 時間とは過ぎゆく運動の記憶に基づいて人が抱く観念

例えば、ゴムやバネを引っ張った状態から指を離せば、すぐに短くなります。

図1 出展:3-3 ばねの物理

実際には少し時間がかかるわけですけれども、時計にテンプやガンギ車がない状態を想像してみてください。ゼンマイだけの時計は時間を示す働きはありません。

gif1

同じようにE軸からの投影による角度運動を介する時間とが比例するにしても、宇宙にテンプと同じ働きをする仕組みがなければ、我々に時の過ぎゆく感覚はできないと考えます。

では、その働きはどのようにできるのでしょうか。ヒントは右欄にある「第2版  第3起電力のエネルギー源(弧電磁気論から見たエネルギー源の考察)」にあります。

井出治氏によるエーテル・エンジン並びに超効率インバータートランスについての考察の結果、発散トーラスと発散トーラスを組み合わせて出来る楕円双極(楕円磁場)を発見しました。それには前提があります。

  • 自然は別の次元軸(E軸)からの投影による映像(M軸)
  • 自然についての理解を”E軸-M軸での位相問題”として扱える

電気と磁気の現象は90度位相がずれて現れます。ですから、電磁気現象をE軸-M軸での位相問題として考えたのが第3起電力云々でした。思考途中のE軸-M軸での位相を示します。

 

図2 電子の運動によりE軸-M軸で位相は反時計方向に90度ずれていく

M軸→E軸→M軸→E軸→M軸→E軸というようにE軸からの最初の投影①により質量を持つ物質が現れ、電子の加速の結果がE軸に反映され90度ずれます。次にE軸からM軸に90度ずれて現れると繰り返します。確か7度目(躍度)の投影によりM軸に現れる”場”の形を決定したのが発散トーラス(距離の七乗に逆比例する力)でした。

見方を変えます。つまり、E軸に原因があって物質(この場合は電子)が現れるにしても運動の状態によってE軸に影響を及ぼすということです。続いてE軸からの投影によって、M軸に影響を及ぼすこと。次にM軸からE軸へ・・・・ということが繰り返されるということが続くということです。(その間、位相の変換があります。)

これを時の現在と過去に当てはめます。

図3

当たり前のこと、時の現在は過去の結果であるということです。岡潔は次のように述べています。【5】情の特色より。

情は分かつべからざる全体である。やはり部分として分かつべからざる全体である。無量のそういう部分がある。情の中には時間も空間もありません。時はありますが時間という計量的なものは無い。また、空間は量的に質的にありませんが、時については2種類、2つですね。過去と現在、それだけですが、新しい現在が古い現在に変わる。その古い現在が過去になっていくということは限りなく繰り返される。そういう意味で未来は無い。

新しい現在が古い現在に置き換わって、その古い現在が過去になっていくということが限りなく繰り返されます。そういう意味で未来はありません。

しかし、前述の通り、時の現在は新しい現在に置き換わり、過去となっていくにしても、現在は過去の結果であると言えます。このことを裏返しにします。すると、時の未来は無いにしても、時の現在の結果が未来に影響を及ぼすとも言えます。

  • 近い過去は現在に影響し、現在は未来に影響する

その仕組みが「E軸-M軸での相互作用(位相問題)」に帰すると考えます。だから、時間をパラメーターとしてスパコンで天気予報ができるのですし、我々は 時間感覚 が持てるのです。このE軸-M軸での位相の変換ということを抜きにしたならば、テンプの無い宇宙になっていたはずです。(自然が映像だという前提が正しければ。)

現在は過去の結果であるということによって、時の経過を感じることができるようです。

 

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3つのお題「時間と運動」「 岡潔 :日本民族は他の星から」「宇宙とは?空間とは?」

お題は3つあります。いずれも書きかけで消化不良のまま書き込みします。ご興味のある方は、ご自身でもお考え下さい。

 

1)量ではない時間と運動が何故比例するのか?

この問題は以前からの課題でした。考えるきっかけは岡潔の次の言葉でした。【2】自然科学者の時間空間より。

自然科学者は初めに時間、空間というものがあると思っています。絵を描く時、初めに画用紙があるようなものです。そう思ってます。時間、空間とはどういうものかと少しも考えてはいない。これ、空間の方はまだ良いんですが、わかりますから。時間の方はわかりませんから。

時間というものを表わそうと思うと、人は何時も運動を使います。で、直接わかるものではない。運動は時間に比例して起こると決めてかかって、そういう時間というものがあると決めてかかって、そして、時間というものはわかると思っています。空間とは大分違う。

岡潔 は、自然科学者の時間について、”運動は時間に比例して起こると決めてかかって、そういう時間というものがあると決めてかかって、そして、時間というものはわかると思っています。”とのべました。しかし、現実として時間をパラメーターとして使うことによって、天気予報ができます。岡潔の言うことはもっともと感じながら、現実として時間を使えることに戸惑っていました。

いろいろ考察した結果、元々は角度から時間を作っていると気づきました。角度から作った時間は量でないことは確かです。しかし、なぜ、角度から作った時間と運動とが比例関係にあるのか不思議でした。で、弧理論の骨子である”自然は別の次元軸上(E軸という。)にある何かが投影されることにより現れる映像(M軸という。)”だとすると、次になります。

  • E軸からの投影角→物と事(運動)→物である太陽と地球の運動で決まる影の角度→時間
  • E軸からの投影角∝物と事(運動P)∝空間内での角度∝時間

投影角が原因となって「運動が時間に比例する」わけで、物理現象を記述するに時間よりE軸からの投影角をパラメーターとして使ったほうがより合理的であることは間違いありません。だから、12進数が重要なのです。 続きを読む

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直圧式ブラストタンク(VP75)の製作とメディア流路の工夫(3Dプリンターによるロート印刷)

バイクのレストアをするにサンドブラストが必要と考えて、サンドブラストキャビネットとエアコンプレッサーを購入しました。また、直圧式タンクをVP75にて製作しました。問題点は以下です。

  1. キャビネットからの粉塵対策
  2. 100Vエアコンプレッサーで39リットルの空気容量の制限
  3. 直圧式メディアタンクの残量問題
  4. ホースの配管をどうすればよいか

1.粉塵は、サイクロン集塵として安い集塵機へとつなぎました。(ありきたりなので詳細は略)2.の制限からして、ノズルは2ミリ程度として直圧式を選択します。

どうも、3.市販の直圧式タンクであっても、メディアが最後まで落ちずにタンク内に残ってしまうとのことでした。酷いと残量が3分の1ほどあってもメディアが落ちていかないらしいです。掃除もメディアの交換も面倒です。4.見たことないのでどう配管すればよいのかわかりませんでした。一応、参考サイト(ガレージ用品、工具 サンドブラスターの考察

とにかく自作しました。いろいろ迷って、次のような配管としました。(後程、配管を変更しました。)

写真1  直圧式サンドブラスター

A:電磁弁(メインバルブ)、B:タンクへの流量調整バルブ、C:メディア流量調整バルブ、D:出力バルブ?

いろいろ考えても実物を見たことがありませんので、適当につなぎました。

で、メディアの残留問題の解決についてです。

3Dプリンター2号機を使ってロート(漏斗)を印刷することにしました。例によって、フリーの3DCADであるAUTODESKのTinkercadを使って、サクッと作ります。

図1 円錐形の高さを調整して穴の大きさを合わせます

このままだと印刷しにくいので2つに分けています。

写真2

写真3

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目覚めた人から”ヒト”は始まる

前回ご紹介したヒトとは、ヲシテ文献では次になります。

  • ヒトとは、、フ、ミ、ヨ、イ、ム、ナナ、ヤ、ココ、のヒトであって、成長する存在。

ヒトはアとワの間にあって、ウ(渦:物質)でできていて、少しずつ成長する存在だということです。ところで、岡潔は「目覚めた人」について、次のように述べています。【5】目覚めた人より。

第2の心を自分と自覚した人を目覚めた人と云い、そうでない人をねむっている人と云うとよいと思います。目覚めた人のことを仏教では仏、大菩薩と云い、日本では天つ神と云います。中国で聖人と云われている人には目覚めている人が多い様です。

とても傲慢なことを書きます。

管理人が数学者岡潔を知ったのは2015年ころと記憶していましたが、正しくは、 2013年10月15日「時は金なりTime is money.」の本当の意味からでした。記事の総件数は367個でした。そのころから、”時間とは何か”という疑問をもとに自然科学の間違っている点について考察を始めました。やがて、岡潔が言うところの”2つの心”に関心が移ってきました。そして、仏教の関連で善導大師に関する記事を出したのが2019年10月21日「ヲシテ文献 にあるヰクラムワタとヰツイロの関係について」の記事でした。記事の総数は15件でした。「2つの心」をキーに検索すると初出が
2016年7月9日の『数学者岡潔「数は量のかげ」・・・・本当は天地が逆だろう 他2題」で、総件数は91件でした。

このような経過とともに、やがて人は第1の心によりわかっているのではないと自覚しました。つまり、人は言葉でわかっているのではなくて、第2の心によるということです。過去記事は、管理人がヒトとは何かを次第に自覚してきた経過を示すものと言うことです。

2つの心は、ヲシテ文献の示すタマシヰに当たります。

  • タマは心の本体であり、シヰは”欲しい欲しい”のシヰ。強いるのシヰ。生命維持の欲求

ヲシテ文献のタマとは、仏教で言うところのBuddhaであり、善導大師の名付けた”覚”です。それは感覚であり、視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚です。

2021年4月19日『「 仏 」はヲシテ文献にある「ア」の部分であるようだ

ここでわかるのは、”目めた人”というのは何も特別ではなくて、万人皆等しく”お世話になっている”のです。岡潔が言ったように、これがなければ、一切は存在しないのです。

図1 各資料による2つの心の比較

ですから、ヲシテ文献のヒトは、目覚める所から始まると言ってよいと感じます。

 

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自然 の仕組み 何故か日常の中にヒントがある

この何年かで、 自然 がどのようであるか(おおよそ)わかってきました。ヒントは日常生活するなかにあることが多いのは、どういう訳だろうかと気(キ)になっていました。

例えば、「空間とは何か」を説明する境界空間の仮説を説明する模型は、元をただせば水に浮かべた1円玉とアルミホイルの実験でした。

動画1

この模型から幾つか変形した模型を経たのちに境界空間の模型に至りました。

gif1 青い水と灯油による模型

何度も引き合いに出した万華鏡も元をただせば、G・アダムスキーが自然を万華鏡の仕組みに例えていたのが起源です。数学者岡潔は、山崎弁栄上人の言葉をひいて、「 自然 は心があるために映写されている映像に過ぎない」と紹介しています。岡潔講演録2つの心より【3】西洋の唯物主義

どういう訳か、共通するのは”鏡”、あるいは”映像”です。残念なことに、岡潔は映像の仕組みを考えるに至らなかったようです。 自然 科学者の多くが「本当のところは素なる時間や素なる空間に潜んでいて、とても深淵な仕組みに違いない」と考えているようです。それだと理解の困難な数学を駆使してやっと理解できるモデルになります。

どうもそうではないようです。仏教の示すところも、ヲシテ文献が示すところも、ある科学者が述べた仕組みもほとんど同じというのは、単なる偶然ではなくて、自然の仕組みは日常の観察できる範囲にあるからだと考えるのは合理的です。

図1 2つの心は各文献や史料の示すところに同じ

仮に”理解の困難な複雑さの内に深淵がある”のであれば、ごく少数の精鋭がやっと理解できるようなものになってしまいます。これではある所から先へは進めなくなります。これでは現在のような学問体系が無い時代の人たちが同じような結論に行き着くはずがありません。(逆説的に言えば、現在の物理学は間違っています。)

 

管理人が得た結論は、限りなくシンプルです。最初のところは、次です。

  • 人は(数学を含む)言葉でわかっているのではない

そして、言葉の仕組みである「わけることによりわかる」のではない「わかり方」として、岡潔は「情の働きによる」と言ったわけです。岡潔自身が自覚していたか否かはわかりませんけれど、その仕組みからして「決してわからない」と言っています。

  • 自然数の1は決してわからない。(岡潔)

2進数で言えば、1とはゼロでない数、ゼロとは1でない数です。だから、1は決してわかりません。数を含む言葉では決してわからないのです。その仕組みは、ヲシテ文献にある”カミ”とおなじでした。

  • つながり、もたらし、生じさせる。

このカミフトマニのア・ウ・ワをあてはめます。

  • アとワはつながり、ウをもたらし、ウよりヒトを生じさせる。ヒトハアノモノ。

ウは渦(物質)のウです。アワは宇宙の大規模構造(泡構造)にあたります。そして、アとはワではない何かです。ワとはアではない何かであって、アは決してわかりません

  • ヒトとは、、フ、ミ、ヨ、イ、ム、ナナ、ヤ、ココ、のヒトであって、成長する存在。

ヒトはアとワの間にあって、ウ(渦:物質)でできていて、少しずつ成長する存在だということです。ウのできる仕組みとして境界空間仮説を示すgif1の模型があります。前回までの記事を参照してください。

 

言い切れるのは、数学を含む言葉は”互いに規定しあって成り立つ循環でネットワーク”だということです。その仕組みの特徴は「外のない内」です。岡潔が自然科学について言った「全てを覆っているが、そこから一切出ていない」という表現と同意味です。

うまく言い表せませんけれど、自然の仕組みは、”サブセット?”として日常生活の内にあるようです。日常生活のあれこれにさりげなく自然の仕組みのヒントが入っているというような感じです。それが可能なのは、「ゼロと1、アとワ、有と無、鐘と撞木、合わせ鏡、如来」のような究極にシンプルだからのようです。決して複雑で抽象的な少数のエリートにしか呑み込めない理論などではないと確信します。

だからといって、論理として科学する姿勢を放棄しません。考えの内に”繰り返し”が現れたら、”そろそろ、思考の終端だな”と考える方向を変えればよいです。とりあえず、自然が別の次元軸上にある何かの投影による映像だとすれば、循環を回避しつつ考察を続けることができます。これが弧理論の骨子です。

 

幸いなことに、ヲシテ文献にあるアワウタ(ヨソヤコヱ48音韻)は、日本語の基礎ですから、の間にあるを母音と子音に適切に当てはめて考えられるのは日本語を話すヒトだけです。物と事の区別がない自然科学を超える新しい科学の創造に最適です。

図1 物を母音に事を子音に配置したアワウタ

新しい科学の出発点です。物と事(運動)は一つの実体の異なる面に過ぎません。

 

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現代物理学 は、音楽で言えば256ビート

現代物理学 とは、wikiによればおおむね20世紀以降の物理学のことで、相対性理論および量子力学以後の物理学をいいます。

図1 出展:Modern physics
これまで、管理人は自然科学の間違っている点を、数学者岡潔の言葉より考察してきました。

人がわかるのは”物と事”です。

  • 物の量
  • 事の質

”物”とは突き詰めると陽子・中性子・電子の3つです。”事”とは突き詰めると”運動”です。当サイトでは運動を記号で表します。以下、事(運動)の種類です。

  • 圧力
  • 時間(過行く運動の記憶に基づいて、人が抱く観念)
  • 波動(含む”ソリトン:孤立波”~素粒子群)
  • 速度
  • 加速度
  • 統計
  • 確率
  • 情報

因みに、”数学を含む言葉で言える”これらは、時の現在を含みません。(過去です。)

図2 

そして、ここのところ”情報とは何か”について、考えてきました。注意すこととして、熱や圧力と統計・確率は同じ”事”に分類されます。熱力学的エントロピーと情報エントロピーを表す数式が同じ形をしているのは偶然ではありませんでした。 続きを読む

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物質科学 とは何か?

人の感覚でわかるのは物と事です。弧理論では”事”について、運動と呼んでいます。弧理論は次が前提です。

  • 自然は別の次元軸(E軸)からの投影による映像(M軸)である。

そして、映像は次のように現れます。

  • 物と事(運動)は一つの実体の異なる面に過ぎない。

図1 E軸上の実体は、投影角によって物と事(運動)として現れる。投影角が浅くなれば、”物”は次元を失い事(運動)のみとなる。ただし、図に示すエネルギー面は、実体が持つ真のエネルギー値として、物理学上の定義によるエネルギーとは異なるので注意。

ある科学者が言った3つの科学(精神科学、社会科学、物質科学)の内、2つの科学についての大凡はわかりました。そして、残る物質科学について探求しています。では、 物質科学 とは何かということです。

  • 物を量り、事を質ただす科学

そして、事(運動)には、次があります。

  • 角度
  • 時間
  • 速度、加速度ほか
  • 温度
  • 圧力
  • エネルギー
  • 統計
  • 確率
  • 情報

いずれも、物の量ではなくて、事の質です。

  • 数は(物の)量のかげ・・・・岡潔による
  • 数は事の質のかげ・・・・管理人による

角度から作ったのが時間です。の一形態が波動です。波動の一種として孤立波(ソリトン)があります。そして、素粒子群は波の一種であり、物ではなく「事」です。素なる粒子と表現されますが、素粒子は”事”です。

熱力学的エントロピーと情報エントロピーのいずれもが”事”である旨については、過去に示しました。 続きを読む

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