先般より、中古の原付バイク(ホンダのダックスST50)を買ってレストアしています。錆と塗装はがしに直圧式のサンドブラスターキャビネットを購入、VPの75でブラストタンクを製作しました。
エアタンクから水分除去できるレギュレーター2個をかましているにもかかわらず、時折詰まります。メディアがうまく落ちてきません。タンクを叩いてやっとノズルにでてきても、水滴が混じっている状態です。圧縮空気の湿気が多すぎて取り切れないことがわかりました。考えてみれば、多湿な日本の気候では仕方ないです。
調べてみたところ、こちらでは圧縮空気の水分を取り除くためにシリカゲルを入れたタンクを製作されています。これを参考にシリカゲルを入れて空気の水分を除去する 乾燥タンク を製作しました。
写真1 乾燥タンク VP75の1mからメディアタンク分(55cm)を切り取った残り
空気の流れとしては、レギュレーターとメディアタンクの間に空気の水分を除去する 乾燥タンク を入れただけです。
写真2
写真3
シリカゲルはドライフラワー用に売られている3kgのものを買いました。細粒ですので、適当な不織布で作った袋に小分けして入れればよいでしょう。まだ、試していませんけれども期待できます。
まだもう一つ問題があります。タンク上部のねじ付きキャップが漏れます。強く締め付けるとキャップの上部が変形してパッキンが用をなさなくなるようです。因みに、ゴム板で同サイズのパッキンを作って2重にしてみましたが漏れは止まりませんでした。うまく締めこめば実用上問題はないのですが、これでは気に入らないです。何かうまい方法はないでしょうか。↓
追記 シリカゲルは湿気っても別途乾燥すれば何度でも使えます。そういえば、3Dプリンタのフィラメント乾燥用に買ったドライフルーツを作るフードドライヤーが使えます。
写真4
追記5/9 タンク上部のねじ付きキャップの空気漏れ。空気圧によるキャップの上部の歪みによると思われます。要はキャップの強度不足。そこで、キャップの内面に3ミリ厚のアクリル板を円形に切って貼り付けました。多少改善されましたが、漏れます。やむなく、ポリ袋の切れ端をねじを締めこむところにあてがって、共締めじました。何とか実用に耐えるくらいの漏れに収まりそうです。
- パッキンを2重にする。
- キャップの内側をアクリル板で補強する。
- ポリ袋を共締めする。
他にできることとしては、キャップの上面(外側)にもアクリル板を貼り付けるくらいしかありません。面倒でもポリ袋友締めで使おうかと思います。
追記5/12 コンプレッサーからの空気を乾燥するタンクを使って、リアサスペンションのカバーとショックアブソーバーの塗装と錆落としをしました。とても快適です。まったく砂が詰まりません。一度もメディアタンクを叩いて落とすことなくノズルからスムーズに砂が出続けました。よかった。
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