ヒトが「わかる」のは物と事です。事とは「動き」です。物と事がわかって、初めて言葉で言えます。言葉でわかる範囲は限られています。その範囲は、物と事の内に限定されています。その両端は「 抽象 」です。
図1 物と事の曲線
「わかる」順序を書きます。
- 物がわかる
- 事がわかる(動きがわかる)
- 物と事を組み合わせて、母音子音に割り当てる(言葉)
- 物と事の意味がわかる
- 物と事の価値がわかる
- 最後に、物と事を意識してわかる
日本語の場合、言葉の起源は、アワウタ(ヨソヤコヱ)にあります。
図2 ヨソヤコヱ(日本ヲシテ研究所)
物事が意識してわかるのは、最後です。
- 物の初めはア
- 事の終わりはワ
その上で、
- アとは、ワではない何か
- ワとは、アではない何か
ですから、アは決してわかりませんし、ワも決してわかりません。物と事は繰り返しだからです。
図3 物がわかり、事がわかり、次の物がわかり、次の事がわかる・・・・
事は、記憶ですから、幾らでも複雑になり得ます。しかも、繰り返しです。それで、物と事の関係を図にしたのが図1です。
図1 再掲
物と事が揃って、初めて意味がわかりますし、価値もわかります。意識は、その上に載っています。図の両端は意味も価値もわかりません。これが外のない内です。
過去に作った図4を簡略化したのが、図1になります。ご参考まで。
図4 物と事の関係
「わからない何か」から、問題を設定するのが優れた学者だと指摘する動画がありましたので、貼っておきます。
動画1 【インチキ学問だらけ…】誰が日本社会を壊したか?| “正しさ”が暴走する時代の突破口を伝授(評論家 中野剛志)【ニュースの争点】
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