今回の記事は、奇想天外ですけれど、弧理論の考え方による宇宙についての記事です。前置きは長いです。
弧理論の基本は、3次元にエネルギー軸を加えた4次元の理論です。我々は3次元までは直観的に理解できますので、4次元を分解しますと理解しやすいです。
弧理論による空間は、3次元物理空間である(X,Y,Z)と(X,Y,iE)(Z,X,iE)(Y,Z,iE)の合計4つの3次元に分解できます。我々の空間(X,Y,Z)において、どの方向に対してもエネルギー軸(iE)は直交しています。
ここで、観測者に対してある物体(装置)が異なるエネルギーを持つためには運動Pが必要です。
我々がある装置を通してエネルギー軸にアクセスするには装置が運動すればよい訳です。 しかし、装置があちこち動き回る必要はありません。その場で回転運動をすればよいのです。 例えば単極誘導モーターのような装置を想い描いてください。そうすれば装置のエネルギーが変化することになります。もっといえば、機械的な回転である必要はありません。電子的な回転でOKです。 身近な例は原子です。
ここで、図1に戻ります。 任意の装置がエネルギー軸にアクセスするには、回転軸あるいは回転面がどのような組み合わせになっているかが問題であって、3次元空間内の座標の位置には無関係です。当たり前のことなのですが重要なことです。 装置が自宅の室内にあっても、月の表面にあっても問題ありません。 例えばXY平面内で回転する装置であればZ軸が回転軸になります。位置は問題でありません。
弧理論の自由電子モデルは
のようになります。M軸上の電子(単極F)はE軸上の実体である単極Cが「回転と積分を伴って」M軸に投影されたものです。 (右ブログロール「第3起電力のエネルギー源について」p43の図22に示した基本形を参照下さい)
電子の実体である単極Cは、単極Aを”対”とする双極A-Cを形成しています。(E軸上に) この単極AはM軸に平行ですから事実上宇宙の果て(無限遠)に存在します。 具体的には暗黒物質または暗黒エネルギーを想定しています。 なお、弧理論では、単極Cは単極Aより斥力を受けています。宇宙を構成している物質は、暗黒物質と暗黒エネルギーから斥力を受けていると想定しています。詳しいことは省略します。 兎に角、図4は宇宙規模の模型だということです。
宇宙の大規模構造は泡状をしているといいます。泡のフィラメントに太陽系を含む銀河系は含まれています。
ここで、「量子もつれ」について説明します。 「量子もつれ」は奇妙な現象です。 量子力学での説明は非常に難しいので管理人にも理解できませんけれど、ごくわかりやすく説明した記事がありますので一部引用します。
量子力学によると,「量子もつれ」という性質がもたらす遠隔作用が存在し,2つの粒子が何の媒介もなしに同期して振る舞う。この非局所効果は単に直観に反している・・・・
量子もつれとなる特性はいろいろある。例えば,それぞれの自転の向きがはっきり決まっていないにもかかわらず,反対向きに自転していることは確実な2個の粒子がありうる。量子もつれは,粒子がどこに存在するかによらず,粒子が何であるかによらず,互いにどんな力を及ぼし合っているかによらずに,2つの粒子を関連づける。原理的には,銀河の両サイドに遠く離れた電子と中性子が量子もつれになっている例も考えられる。
一方で,量子もつれは「非局所性」という非常に気味悪く徹底的に直観に反する現象を引き起こす。対象に触れず,そこまでつながったどんな実体の連鎖にも触れることなく,物理的影響が及ぶ可能性が生じるのだ。
下線は管理人によります。
例えば、電子の性質にスピンがあります。電子には2種類のスピンがあり、上向き(up)下向き(down)と呼ばれています。引用文の例によれば、2個の電子が「量子もつれ」の状態にあるとき「自転の向きがはっきり決まっていないにもかかわらず、反対向きに自転していることは確実な2個の粒子がありうる。」ということです。
ここで、片方の電子のスピンを測定により決定すると瞬時にもう片方の電子のスピンが決定するということです。 粒子がどこに存在するかによらず、2つの粒子を関連づけます。 測定により片方の電子が上向き(up)と決まった瞬間、もう片方の電子スピンは下向き(down)に決定する訳で、2個の電子がどれだけ離れていても瞬時に状態が決まるのです。
さて、やっと本題です。 超効率インバーター「デゴイチ」について考察した「第3起電力のエネルギー源について」(右ブログロール参照)pdf版のp77補遺2.に示した図41は弧理論から見た「量子もつれ」を模型として示したものです。
図5に示す2個の電子をそれぞれ、F1とF2とします。2個の電子は量子もつれの状態にあります。弧理論によれば、電子F1の実体である単極C1は単極Aと「対」を形成しています。電子F2の実体である単極C2も単極Aと「対」を形成しています。通常であれば各々別の単極Aと対を形成しているのですが、「もつれ」状態の実体は1個の単極Aを共有しています。
ここで、電子F1のスピンを測定したところ、(+Y)方向であったとします。すると、電子F1の状態は(単極C1-単極A)の対を通して(単極A-単極C2)の対に伝わり、最後にM軸上の電子F2に伝わり(-Y)が決定します。 現象としては、電子F1と電子F2がどんなに離れていても瞬時にスピンの状態は伝わります。
ところで、最初の説明、図1を思い出してください。E軸はM軸に直交しており、回転軸あるいは回転面がどのような組み合わせになっているかが問題であって、3次元空間内の座標の位置には関係ありませんでした。方向のみが重要なのです。
図4や図5は、E軸上の実体が宇宙の構造に直結しているという、奇妙で受け入れがたい模型です。しなしながら、量子もつれについて、量子力学からは複雑で直観に反する説明しかできませんでした。 弧理論の説明と比較してどの程度トンデモなのかは、よい勝負だと思っています。
次に、もっと仰天話しです。
天文学の(主に電磁波を使っての)観測によれば、宇宙の大きさは半径120億光年から130億光年だとされています。ところが
「量子もつれ」によるスピン状態の決定は、E軸上における経路である(A-C)の経路を伝って瞬時に伝搬します。 ここで、M軸上において宇宙のA’と電子Fは、距離にして何億光年もあります。ですから、E軸上の実体である双極(A-C)も同じ隔たりがあると思いこんでいますが、先の「量子もつれ」の事実から隔たりを L 双極を”対”とすると
L(A’対F)≠L(A対C)
だということになります。E軸を経由するという点を考慮すると宇宙の大きさは、それほど大きくないのかも知れません。
追記
「電子のスピンは電子の自転に起因しない」から、上記の話しはおかしいとのご意見があろうかと思いますけれど、弧理論では、図2の角度θがゼロのときには、質量は次元を失い運動Pになります。この辺の説明は難しいです。このとき光速度をこえるかどうかが問題だと思いますが、速度は距離/時間ですので、・・・・。 右ブログロールの「自然科学から弧理論へ」を参照下さい。
ブログランキングの応援と広告のクリックをお願いします。