昨日、マリノフモーターもどきの記事の中で、2013年5月にマリノフモーターの実験を行ったと書きました。実験はうまく行きませんでしたが、このときの実験の目的についてメモしておきます。
2013年始めから2014年にかけてファラデーの単極誘導モーターについて、実験した結果、単極誘導モーターに生じる力は
- 磁力線あるいは磁束密度とは関係がない。
- 接点あるいは接触する面に生じる。
- 電流の経路には関係がない。
- 磁石との距離に逆比例する。
- 磁石の中央部分、重心付近が最も強い。
- 磁石の質量に比例する傾向にある。
- 火花放電が起きないときの方が強い。
と結論づけました。
2013年5月にマリノフモーターの実験を行った頃には、上記の1.2.3.4.5.に気付いていました。 マリノフモーターの詳しいことはこちらやこちらを参照下さい。 具体的には
のようなもので、管理人が作ったのは
のような装置で、手持ちの水銀の量が足りませんでした。そこで食酢を用いましたが、うまく動作しませんでした。
実験の際に確認したかったのは、上記の4.と5.でした。つまり
のように、①磁石を90度回転させて+電極と-の電極から磁石を離すことにより、「4.距離に逆比例」して電解液の流速が減じるか?(予想:減じる) ②磁石を磁極方向に上下させることで+電極と-の電極に生じる電解液の流速が変化するか?(予想:磁石の中央部で速く、両磁極端で遅くなる) を確認したかったのです。
その他の実験にて、1~7を確認していますので、今マリノフモーターの実験を行ったとしても、目論見通りの結果を得ると思っています。 マリノフモーターの実験を実際に行った方が居られたならば、①と②を確認して頂けるとありがたいです。
なお、2013年5月の時点で、「2.接点あるいは接触する面で生じる」と理解していましたので、電極はなるべく磁石に近い位置に設けています。 写真を見て頂けたら分かると思います。 また、マリノフモーターの本来の目的は、「1.磁力線、磁束密度に関係しない」を確認するものだと理解しています。
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