これまで、弧電磁気論を理解してもらうために、近道であろうとの考えから、素粒子群の配列を弧電磁気論から見て、どのように見えるかを検討してきましたが、断念しました。
前回、「Wiki、X線回折」より引用しました下図にて説明します。
照射されたX線が手前にある結晶格子に反射や干渉した結果が、写真フィルムに陰影を作ります。結晶の解析は、フィルムの陰影を基に結晶構造を調べます。
量子力学を使って素粒子物理学が行っていることは、例えば「フィルム上にできた陰影の出来方や並び方の規則性を見出して、中心点から、より離れた位置に出来るだろう陰影を探し続けている」ことに相当します。
また、「天動説と地動説」に例えるならば、次のようにいえると思います。
天動説に基づいて「金星の満ち欠けの規則性」を考える人に、私たち地動説を理解している人が「天動説の中に地動説的な解釈が存在すること」を示すことで、理解を得ようとしても、それは無理というものです。「同じ現象」を見ているにもかかわらず、2つの「説」の間には「全く関係を見いだせない」ことは容易に分かることです。
ポール・ディラックの評伝である「量子の海、ディラックの深淵」には、「素粒子を点と見なすと計算上無限大が現れ、繰り込み理論が必要となる。だが、点を弦と見なせば繰り込み理論が必要がなくなるのである。現在の超弦理論の基となるようなアイディアではあったがディラックの研究は完成しなかった。」とあります。
管理者は素粒子が「弦やひも」に見えることを「3次元空間の尻尾」と呼んでいます。言い換えますと「3次元空間の影」とも言えます。 X線回折の説明でお分かりのように、素粒子が「点」であれば「影」はできません。素粒子に大きさがあれば「影」ができるはずです。これをディラックは「弦」と表現したのではないか。というのが「3次元空間の尻尾」なのです。
“何かがおかしい”現代物理学の「おかしさ」の根源を辿ってみました。すると、ネット上に次のようなpdfファイルがありました。
http://www4.ocn.ne.jp/~ds08pro/ARPA_Bearden_Response.pdf
どうも、私たちが学んだ電磁気学には大切なエッセンスが抜け落ちていた様なのです。pdfファイルにある「ローレンツ(Lorentz)がヘビサイド方程式群をもてあそんで」いたことに関して、指摘されているブログがあります。
http://quasimoto.exblog.jp/15228851/
引用開始
「最近、こうした太陽の爆発現象を観察していると、どうも我々の知っているマックスウェル電磁気学は間違っているのではないか、という気がしてならない。時々、電磁波には縦波成分があるように見えるからである。」
引用終わり
まだ、表題である「3次元空間の尻尾」にたどり着けません。
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