ゼロ磁場について

確か今年1月だったかに、関西サイ科学会の例会に行きました。そのとき上森三郎氏が講演されました。管理人は上森氏がどういう活動をされている方か存じませんでした。どうも上村氏は「ゼロファイト」という健康器具を発明されていて、販売されているとのことでした。  ゼロファイトとは、恐らく4個の永久磁石を組み合わせたブレスレットのようなもので、「ゼロ磁場」というものを利用しているとの話しでした。利用の仕方は腕にはめたり、水道管に挟むことによって、身体の血流や水道水の流れにゼロ磁場が作用して、健康の維持や旨い水道水になるというものでした。詳しくは氏のサイトを参照下さい。

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管理人は、ゼロファイトの現物を見せて頂いたのですが、特に感想はありませんでした。 で、最近「ゼロ磁場」について、調べてみましたところ、所謂パワースポットとして有名な場所がゼロ磁場であるとのことで、「ゼロ磁場」そのものは「インチキ似非科学」として扱われているとのことです。

管理人も何年か前までなら、ゼロ磁場について特に興味を持たなかったのですけれど、昨年来、実験を行ってきました「ファラデーの単極誘導」は、磁束密度がゼロの付近で強く起きることとつながる点があるように感じるようになりました。 単極誘導の現象とゼロ磁場が直接関係するかは分かりませんけれど、磁極と磁極の間(磁束密度ゼロの位置)には何もない訳でないという点に於いてはゼロ磁場は何かの物理的意味あいを持っていてもおかしくないと考えます。

そういえば、知人のN氏が20年近く前に永久磁石でできた器具を水道管に挟むことで、健康によい水ができることを言われていたことを思い出しました。その器具はクロムメッキした金属でできており中に永久磁石が仕込まれているとのことでした。 上村氏の名刺を見ると”流体の活性化装置「ネオガイア」”というのがあります。N氏より話しがあったのはこの装置だったのかも知れません。

余談ですけれど、N氏は永久磁石をはめ込んだ特殊な焼却炉を製作していました。確かその焼却炉は、低温(700度?だったか)で蒸し焼きにするようなもので、大凡何でも消却できたそうです。 生ゴミでもタイヤでも家電製品でも金属以外はすべて灰になるとのことでした。 ただ、悪臭が酷くて近所から苦情が出るので利用は諦めたとのことでした。

永久磁石について、”電磁気学”を学んだ人にとっては永久磁石でしかありませんけれど、明らかに古典電磁気学で取りこぼしたモノ(現象)があるのですから、”学んだ”人より直観的に分かっている人たちの方が正しいこともあると感じています。 磁束密度がゼロだから何もない訳ではないです。昨日の記事の動画「単極誘導モーターの実験8」を参照下さい。

 

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2010年より研究しています。
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