弧の力場(Ark Field)の非対称性

このところPCの調子が悪くて、一部データが破損したため、新しいPCに移行する作業をしていました。これまで、AsusかGYGABITEのマザーボードを使ってきました。 今回は、Asusを選択し約5年ぶりのPC更新です。何とかデータを復旧しおおよその環境も整いました。

ところで、一連の単極誘導モーターの実験で、単極誘導モーターに生じる力は「磁場あるいは磁束密度に関係ない」という結論を得ております。 実験結果は、理論的にみて「単極誘導は電磁気現象の範疇を超える」という考えに至った結果、管理人は2013年9月25日に、これまでの「弧電磁気理論」を「弧理論(Ark Field)」の名称に改めました。

そして、7月よりある種の単極誘導モーターについて実験を行った結果、単極誘導モーターに生じる力が「非対称」であることがわかってきました。 撮影も行ったのですが、記録を観察すると第3者から見て「定性的に有意」であると判断されるには少し弱いと感じましたので、再度撮影し直そうと考えています。

単極誘導の現象の内、単極誘導モーターの現象は、 (1).「電気現象であるけれど、磁束密度に関係ない」という結論が、半歩進んで (2).「電気現象であるけれど、磁場とは関係ない{非対称の力場}との相互作用」であるらしいとわかってきました。

tankyoku12図1

もう少し詳しくいうと、単極誘導モーターに生じる力は、これまで (1).「磁場(磁束密度)と電気回路中の電子の相互作用」であるとされてきたものが、

図1実験1図2

実験の結果、 (2).「接点に位置する自由電子と磁石の重心に位置する何かとの相互作用」であり、相互作用は磁場ではない「非対称な力場」によるらしいということです。 管理人としては、この「非対称な力場」は2014年6月20日に仮説提唱した「弧の力場(Ark Field)」だと考えています。

 

少し解説します。 図1において、従前の (1).「磁場(磁束密度)と電気回路中の電子の相互作用」であると理解しますと、

  1. 磁石を固定して円板を回転すると誘導電流が流れる
  2. 円板を固定して磁石を回転すると誘導電流は流れない
  3. 磁石と円板を一緒に回転すると誘導電流が流れる

の3.の項目が理解できなくなります。 磁力線は磁石とともに回転するのか、それとも磁力線は空間に固定されているのかがわからないのです。

上の1.をモーターとして試したのが

ですし、

3.をモーターとして試したのが

の動画になります。

しかし、(2).「接点に位置する自由電子と磁石の重心に位置する何かとの相互作用」であり、相互作用は磁場と関係がないと理解しますと、

  1. 軸対象である磁石の重心に位置する何かは、観測者から見て「回転しているかどうかは関係がない」
  2. 接点に位置する自由電子に力が生じるのだから電流の経路に関係ない
  3. 円柱状の棒磁石における単極誘導モーターに生じる力は中央部分が最も強い

のです。  いろいろな本やネットの資料を見ても、苦労して解釈されていることがわかりますけれど、単極誘導モーターに生じる力は、そもそも磁石の回転の有無は関係がないのです。

上の2.は

のように、電流の経路が、磁石の中心を通る必要がないことを示しています。

上の3.は

のように、 S極とN極の真ん中において、最も力(回転トルク)が強いことがわかります。

詳しくは、右リンク先、弧理論(解説)のサイトの「単極誘導モーターの詳しい解説」をご覧ください。

 

 

繰り返しますと、単極誘導の現象は電気現象であるけれど、磁気現象ではありません。斥力の一種である「弧の力場」である可能性が高まりました。

今回は、上記の結論に加えて、単極誘導モーターの現象が仮説である「弧の力場」によって起きているらしい証拠として単極誘導モーターに生じる力が「非対称」であることを検証する予定です。

これから、撮影の準備を始め、レポートの執筆となります。できれば9月中に掲載したいと思います。

 

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Φ について

2010年より研究しています。
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