エネルギーは相対的なものであり、物理学では時間の次元を合わせるため虚数(i)を用いると同様に、エネルギーにも複素数平面を用いることを書きました。これで管理者の考える「積分を伴う回転変換」の考え方に近づいたと思います。
計算は複素数平面で行ったとして、実際のエネルギー表示にも相対表示を行えばよいということです。 例えば「ある基準値を設けた上で、ある現象Aは測定の結果、基準より何エルグ高い。そして、現象A’までエネルギー値を下げることにより、何エルグエネルギーを放出する。」と表現すればどうでしょう。
時間について言えば、「ある中間子の寿命は2.6×10^-8秒である。」、と絶対値表示する一方で、「西暦元年を基準に今は、2012年3月~日~時分~秒である。」と相対的な表現もします。 もし時間について、絶対表示できるのなら、宇宙の開始からの宇宙絶対○○年○月○日~時分~秒というでしょう。 そのようなことは不可能なことです。 もしかしたら、時間に虚数を用いるのは、(意識せずに)このことから来ているのかも知れません。
ですから、エネルギー表示も、これまで通りの絶対表示に、新たに相対表示を併用すればよいと考えるのです。つまり、場合により使い分けるのです。これまで、「エネルギー保存則は正しい」、と同時に「保存則が成り立たないこと」も併存すると述べてきました。エネルギーの相対性とは、そういうことです。
先般のブログ記事「富士と鳴門」に書きましたように、E軸とM軸の間には「高い、低い」の関係がある訳ではなく、「積分を伴う回転変換」の仕組み(機構)があるのであって、その仕組みの中に「エネルギーの相対性」が存在すると考えています。
鐘が鳴るのか、撞木がなるか、鐘と撞木が合うて鳴る。
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