フリーエネルギーを必要とする2つの訳

弧電磁気論(解説)というサイトについて、内容を読まれた方には、何を言っているのか分からないと思います。 管理者(Φ:nsw495kpr8)が何を考えて、このようなことをやっているのかを書かなくては、理解の糸口が得られないと思いますので、管理者の前提とする所を書きます。

管理者は、フリーエネルギーという言葉を好きではありません。どうも“フリーエネルギー”という言葉の初出は、1950年代に宇宙人とコンタクトしたという、ポーランド出身のアメリカ人であるG・アダムスキーのようです。(はっきり確かめた訳ではありませんけれど。) 某所の記録によると、彼は、ヨーロッパ公演に出かけた先で観光用馬車を見かけて、“これがほんとうの自由ネルギーだ”と喜んだそうです。日本語のフリーエネルギーの“フリー”という言葉には、「勝手に、気儘に」というような意味が入っているようで好きになれませんけれど、他に適当な言葉はなく。それで仕方なく、フリーエネルギーという言葉を使っています。

井出治氏の実験を追試した訳でもない管理者がフリーエネルギーを信じて、弧電磁気論という空想・妄想するのには、2つの理由があります。

1.身の回りの世界で起きていること全ては、“エネルギー保存の法則”が適用できる(もしくは、適用できているように見える)のにもかかわらず、星空、宇宙に眼を向けると、“無限性”を直観できる。この直観性は宇宙という現実からきている。身の回りの世界の有限性と宇宙の無限性の間に、激しいギャップ(乖離)があって、何かが変だと強く感じる。

説明・・・・某TV番組で、星空の観測会に参加した子どもたちが番組のインタビューに答えて、「宇宙には端がない。(角がない)」「宇宙は限りなく大きい。」などと言っていました。子どもたちの答えの方がビッグバン理論より素晴らしいと感じるのは管理者だけでしょうか。サイトには挙げていませんけれど、弧電磁気論の中のp54にある図37弧電磁気的宇宙の図を解析することで思うことは、宇宙には「はじめも終わりもない」ということです。管理者は、これといって宗教に興味はありませんけれど、旧約聖書に出てくる神は、自身が何者か問われて「わたしはある。わたしはあるというものだ。」と答えています。(聖書の版によって訳は異なりますが、大意はわかります。) いつからあるのか、いつまであるのかという概念がないのです。このような宇宙の現実の前には、謙虚でいたいのです。自己の直観に従うのです。

2.身の回りの世界にある物は、全て壊れる。いつかは壊れる。鉄骨やコンクリートでできた建物の耐用年数は確か40年である。自動車は10年、コンピュータは4年だったはず。一番安定な陽子でさえも、寿命がある。ところが、身の回りに絶対に壊れない物がある。お金である。お金は何にでも交換できる便利な道具である。事実上、無限である。有限な地球を無限のお金にあわせられる訳がない。そこで、1.に示した宇宙に感じる無限性を日常の世界に持ち込むことで、お金の無限性を「チャラ:無効」にする必要がある。

説明・・・・学者は、自分の好きなことをやり、それを気に入ったパトロンが経済的支援をする。19世紀までのパターンだそうです。管理者は読んだことがありませんけれど、資本論を書いたカール・マルクスは、今でいう国際金融資本家がパトロンだったそうです。勿論のことパトロンの意向に沿ったものを仕上げる。あるいは、パトロンの意向に背いたりできないだろうことは、想像に難くありません。これは現代でも変わりなく続いていると考えた方が妥当です。電磁気論についても、マクスウェルの20の方程式をヘビサイドとギプスがベクトル方程式に書き直す際に、ある資本家の意向が働いているとT・E・ベアデン氏は主張しています。つまり、学問は、お金と密接な関係があるということです。

管理者は、過去、お金の性質を調べました。概略は以下の通りです。  ・通貨発行権が権力として絶大であること。 ・利息はどこからも生まれ得ないこと。(借金からしか生じない。) ・銀行の自己資本比率、BIS規制から中央銀行の発行した金額の10倍程度まで、市中に出回ること(信用創造) ・金融派生商品が更に大きなお金を産み、凡そ100倍くらいになるらしい。実体経済に必要なお金の100倍ものお金が実体経済を振り回している。 ・今や紙の紙幣すら印刷していない。単にキーボードに数字を入れて、Enterキーを押すだけ。 ・信用創造というもっともらしい言葉は、実はオッズ(賭け率)でしかない。 ・彼らは、(賭け率)→(信用創造)というような“言葉遊び”を多用する。(例:人権擁護法案に反対する。“人権”“擁護”いずれも前向きなプラスの意味を持つ単語を用いた法律案になぜ反対する? 管理者は過去、ある法律の条文を読んで頭がクラッとした。言葉遊びは、読んだ人、聞いた人の頭が混乱することで目的が達成される。) ・“言葉遊び”を有効にするために、対立軸を作る。(二項対立)例はいくらでもある。 ・通貨を発行する中央銀行は少数の資本家が所有する。 ・資本家が所有する中央銀行の利益は所有者に入る。例えて言うならお金の仕組みは“イス取りゲーム”である。ゲームの主催者である胴元が必ず勝つ。 ・資本家あるいは資本家を統括する権限を持つ人々は、彼らの金庫に加速しつつ流れ込むお金の供給がなくなるという考えに、耐えられない。 ・従って、お金の世界は定期的に破滅する。あるいは意図的に破滅する構造にある。

無限のお金の力を無効にするには、1.からくる無限性を身の回りの世界に実現する以外に方法はありません。それとも、この世界から利息をとることを廃止して、賭け事を皆が同時に止めさせられるのですか? 純消費である戦争を止めさせられるのですか? 我々は、一瞬たりともお金に関係せずに生活できません。管理者は秩序が保たれるなら、当面、化石燃料で結構。(化石燃料という言葉も怪しい。石油は地球内部由来かも。)原子力も安全が確保されるなら、やむを得ないと考えています。現実は、杜撰で汚いのでダメですけれど。(石油か原子力、または再生エネルギーの選択も二項対立の一つ。それしか無いと思ったら、思惑通り。)

考えてみたら、“数学上の概念だから、現実の物理現象とは関係ない。”とよく言います。ところが、純然たる“数学上の概念”でしかないお金が、これほどに現実の生活と環境を破壊しているのに、誰も止めることが出来ないのは何故でしょう? 全く解せません。

金融資本家あるいは金融資本家を統括する権限を持つ人々が最も恐れることは、宇宙が事実上、無限であることを人々が知ってしまうことだと考えられます。(または、各惑星には、概ね人が住んでいるらしいことが分かってしまうことだと考えられます。)この地上にそのような現象が誰の目にも明らかになることを恐れているはずです。

さて、フリーエネルギー装置の原理が現代の物理学でどのように説明されうるでしょうか。

権威筋の学者がパトロンの意向に反して、このような作業に入ると思われますか。また、「あらゆる物理的な法則は究極的には全く統計的なものになる」と考える科学者たちに、井出治氏の装置の原理が説明できるでしょうか。管理者には不可能に思えます。 それどころか、昨年の3.11大震災により、国民は“学者や政治家、官僚、マスコミ、電気事業者”のいかがわしさ、劣化の激しさを知ってしまいました。

闘牛場に引き出された牛のごとく、赤や青のマント(二項対立)に突進するのは止めましょう。言葉遊びに騙されないで、目指すはピンポイント。マントに隠れた闘牛士(マタドール)でしょう。

ありがとうございます。

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Φ について

2010年より研究しています。
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