研究は、理論考察の途中で少し止まっています。 確か、1月か2月頃のこと、スイスフランにスイス国立銀行が為替介入したニュースを読んで思ったことを記します。
為替のことはどうでも良いのですけれど、スイスの中央銀行がスイス(国立)銀行だということに注意が行きました。 調べてみたところ、スイス国立銀行は国立ではありますが、出資の約55%が州立銀行などの公的機関によるもので、残りは個人の出資だとのことでした。
日本銀行も、この点は似ていて、約55%が日本政府から、45%が民間からの出資だといいます。実は、管理人の地元には、明治の頃に貧民救済の目的で設立された法人がありました。(百年以上前の地元に偉い人がいたことがわかります。) その互助組織の法人は日本銀行の出資証券を資産として持っていたと聞いています。 小泉政権の折、休眠法人が不正に利用されているとして法改正されました。県の指導を受けてこの法人は、総会を開いて6年か7年前解散しました。 地元互助組織の法人は長い間総会が開かれていませんでしたので、会員の特定が大変だったと記憶しています。(法人の会員名簿は祖父母より以前の氏名でした。)
ただ、半分強が公的機関からの出資としても、実際の支配権が誰にあるかはよくわかりません。表の代表が実質の権力をもっているとはなかなか信じられないのです。
冒頭のスイスというと精密機械産業
や風光明媚な
観光地のようなイメージを持ちますけれど、映画で有名になった
黒服の男たちの出所であるとか、管理人には胡散臭い
コンタクトもスイスです。そして、2009年6月
日本人2名がイタリアからスイスに米国債(総額1340億ドル)を持ち込もうとして拘束された事件がありました。
管理人にとって、スイスは
地下深いところに闇を持っているように見えます。両替屋のお気に入りがスイスなのだろうと感じます。
ところで、アメリカのブッシュ(子)元大統領が悪の枢軸と呼んだ、イラク、リビア、シリア、イランはいずれも中央銀行が国立だったと記憶しています。それと北朝鮮も。
この国の指導者の末路はご存じのとおりです。リビアは特徴的で、カダフィ大佐は、アフリカを一つの通貨経済圏にしようと構想していたといいます。
で、「国、経済の仕組み、文化、宗教、地域紛争」などはどうでもよく、お金:通貨の覇権争いに過ぎないことがわかります。 彼らにとってスイスは特別持ち上げる理由があると同様に、悪の枢軸として特別に貶める理由があるのです。 テロや宗教など彼らにとって対立を煽るネタでしかありません。
いずれの派閥であろうとも、10進法による「お金:通貨」の覇権を争うことに関して、善悪はありません。 気をつけるべきは「悪魔は笑顔でやってくる」だろうことです。
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