これまで未公開の実験がありました。 これに関する考察と実験のアイディアです。
単極誘導の実験を始めてからしばらく経って、単極誘導モーターでは、磁場は関係しないのではないかと感じていた頃に、疑問を抱いたことで行ったものです。
永久磁石で単極誘導の現象が見られるならば、電磁石では単極誘導モーターによる力が生じるかどうかです。
写真1 (電磁石による単極誘導モーター 2013年8月27日)
電磁石による食酢を使った単極誘導モーターの実験で、緒言は次の通りです。
直径1ミリUEW線 外径53内径17厚さ20ミリ 空芯コイル(巻き数ははっきりしない300回くらい)にDC12Vを印加、約6A流れるとき磁極端面(上面S極)での磁束密度は50mTでした。 コイルの外縁に銅板を巻き付け(-)電極とし、外側の銅板を(+)電極とします。DC30V最大2Aの設定で電流は1.3Aから1.5A流れました。
結果、(-)電極に生じた泡は弱いながら反時計方向に流れ、渦を作るのを観測しました。コイルに流す電圧の加減により渦の速さは増減しました。
このときの研究ノートに書いた考察では「電磁石による単極モーターは回転することがわかったけれど、同じ強さの永久磁石と比較しなければ(電磁石≠永久磁石)かどうかわからない」としました。
このころはまだ、磁場が関係ないという明確な証拠をつかんでいなかったので、仕方ありません。 この現象は、水銀に浮かべた磁石による単極誘導モーターの実験結果「単極誘導は磁場(磁力線・磁束密度)に関係しない」という知見と一見矛盾します。
コイルを構成する銅は反磁性ですけれど、もしかしたらコイルに電流を流すことによって銅の原子の向きが揃うのではないかと考えます。
思い出したのが、「バーグのモーターは単極誘導モーターの部品だった」です。
管理人の解析によりバシル・バン・デン・バーグが作ったモーターは複数の磁石を巧みに配置して磁力線を弱める様にしたものだと結論しました。
管理人の実験による見解として、「単極誘導の現象は磁場を持たない物質でも原子の向きが一定方向に揃っていれば起きるはず」だと考えてきました。 写真1は、強磁性体ではない銅が「原子の向きを揃えることで」単極誘導モーターの性質を表したと考えられなくもないということです。
ここで発想を逆にして、「外部に磁場漏れがない状態の磁石でも、単極誘導は起きるはず」と考えれば実験で検証が可能だと気づきました。 単極誘導の起電流、あるいはモーターのどちらでもいいです。
外村彰氏による「電子波で見る電磁界分布(ベクトルポテンシャルを感じる電子波)」は、超伝導体で囲んだリング状磁石の近傍を通る電子波がベクトルポテンシャルの影響で干渉するという実験でした。
ただし、電子波の波長が短いために非常に小さな磁石を用いる必要がありました。 管理人が提案する実験は、小さい必要がありませんけれど、
磁石の端面を用いる必要があることと、回転導体の外縁部においてブラシが極低温で安定するのかどうか、など幾つも問題が考えられます。特に磁石周囲に磁場が漏れ出すことを完全に防ぐことは難しい様に思います。
液体窒素、超伝導体などの実験材料、設備が使用できる企業・研究者の方々に検証お願いできたらありがたいです。 学問的に意味はあっても企業にとって利益を生む研究ではありませんので、興味ないでしょう。 個人では絶対ムリです。
追記 言うまでもなくAB効果は、微小磁石と電子波との力学的相互作用です。例え磁場のないところで単極誘導の現象が生じたとしても「磁石は現象と力学的に孤立」しています。
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動画1
ですから、管理人は、単極誘導の現象がベクトルポテンシャルによると主張しているのではありません。
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