かなりの昔、ある酒席で哲学を専門とする年配の方に、哲学とは何ですか?とお聞きしましたところ、「哲学とは、真・善・美です。」と即答されました。
弧理論の考え方による宇宙の構造について考察を続けてきたところ、思わぬことから宇宙の哲学的考察に至りました。
神と悪魔、天国と地獄、仏・・・。そこには、人の考える善悪というモノサシが横たわり、何が本当なのか?何をもって善とするのか?善なるものには美しさがあるのか?など、宇宙に対する哲学があるのだと思います。
G・アダムスキーの伝えた宇宙哲学によれば、人の心の本体は宇宙の因より出てマインドになるようです。 マインドには2種類あって、センスマインド と ソウルマインドです。
センスマインドは五感によります。 視覚・聴覚・味覚・臭覚・触覚(touch)の五つが感覚器官の心(センスマインド)です。 ここから喜怒哀楽などの印象が出ます。
ソウルマインドは、意識の本体である触覚(feel)です。ここから自己の印象が出ます。 2つのマインドが自分が自分であると認識する自我となります。
この2つのマインドをヲシテ研究家の池田満氏による魂(タマ+シイ)の解説と比べますと、
タマ = ソウルマインド=触覚(feel) で シイ = センスマインド=感覚器官の心 になります。 池田氏によれば、シイは生命維持の欲求で、人体が死すればシイは地球に残るとのことです。
本題です。上記の哲学(神と悪魔・・・)は、善悪に根拠を求めていますが、G・アダムスキーによるテレパシーの考え方を適用すると、次の2点に集約されると思います。
人の自我(マインド)が持つ印象には、概ね2種類が混在しているのではないでしょうか。
(1) 明るくて、はっきりとしていて、一見いかにも善いことのように感じる「印象」。 行うことは容易い「印象」。
(2) いかにもちいさくて、微かであって、行うことは難しい「印象」。気付くのは困難な「印象」。
1.は、映画やTVのニュース、CMなど五感に訴えることにより、主にセンスマインドに”喜怒哀楽”として起きます。 その印象からの行動は、人にとって容易いことが多いです。お金さえあれば。 これらの印象は、ソウルマインドにもあって、恐らくヒトラーに憑いた「あいつ」もそうだろうと推測します。 ご承知のとおり、日月神示でいう「我よし」の行為であって、これら印象から起こす行為は、究極的には破滅に至ると考えられます。
音の大きさはデシベルdBで表されます。デシベルの計算は底が10の対数によります。非線形であるのですから、五感による印象は”すぐに飽和”します。 より大きな強い刺激を五感が受けてもすぐに慢性化して、これまでの刺激を小さく感じます。 ワインのことは分からないのですけれど、某番組で1本2000円のワインと数万円のワインを目隠しテストしたところ、違いは分からないようでした。コンマ数パーセントの違いにとんでもないお金が必要なのは、こういった理由からです。 そして、行き着くところセンスマインドを満たすためには、恐らく違法薬物や殺人・幼児虐待などに手を出すということになります。
2.は、(1)の印象にかき消されてしまう為に、ほとんど意識されないでしょう。 この小さな印象は、ソウルマインドにしか出ないような気がします。 その印象は、微かで小さいために「なんとなく」「そうなのかな?」という程度のものですから、その印象をもって「どのような行為に結び付けたらよいか」即座に分かることはありません。 意識的に意識するには、相当の時間が必要です、解釈は意識上でしますので、間違うこともしばしばです。 また、その印象から行動を起こすことは、非常に困難です。ほとんどの人が分かっているけれど、行動に起こすことはできません。たぶん、「虫の知らせ」は、この部類に入ると思われます。
ここに印象の善悪はありません。想念の違い(TVでいうチャンネル?)があるだけです。原因が想念で結果が現実だということが分かります。
ここで大事なのは、以下のとおりです。
過去記事「エリートキツネと闘牛士」にあるように、人が(1)の易きに流れることを何世代にも渡って行うことは、非常に危険だということが分かります。 これは、お金という現代の偶像を崇め続けることによって、強化されます。 その結果、既に我々の内には、「生まれながらに、お金に執着する」人の割合が高くなっています。この呪縛は、とても強くて例外は
写真2 アメリカペンシルベニア州などに住み自給自足の生活を営む人たち
に見られるアーミッシュの人たちくらいしかいないと思われます。 ただし、世界がアーミッシュの様になればよいという訳ではありません。
G・アダムスキーによれば「ブードゥーやコックリさんをやってはいけない」と述べています。 彼は、「ブードゥーなどのオカルトが同じテレパシーの範疇にある」とは決して言いませんでした。しかしながら、考察を続けるとオカルトは(1)の範囲に入るだろうと推測できます。
地球の支配的立場の人たちが、「高貴な青い血」の一族なのか、それとも一族と血縁関係にある金融資本家なのか、フリーメーソン・イルミナティ、またはユダヤ人なのか?それともビルダーバーグ会議等に出た人なのかはわかりません。 しかし、彼ら、顔も名前もわからぬ支配的立場の人たちは、恐らくヒトラーに憑いた「あいつ」の様な印象を求める儀式を行っているのではないかと推測します。彼らも自らがどの方向へ行けばよいのか手がかりが欲しいのです。
そして、彼らの脳の古い皮質には、「口座に加速度的に入るお金の流れが枯渇することに耐えられない」という、柵(しがらみ)がしっかり焼き付いているのです。 彼らは、は虫類の様な脳を持つ身体になっているのです。 ですから、彼らから出る情報は、どこか恐怖が混じっているのです。
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動画1 恐怖が混じっている情報は嘘です
少し書きにくいですけれど、彼らの「シイ」は、この仕組みからいって、(いずれ)消去されるのではと危惧しています。 G・アダムスキーによれば自我の本体であるソウルマインドが受け継がれるとあります。ですから、いつまで経っても「我よし」のみの「シイ」では、ダメだろうということです。
追記
時間[T]を含まない真のエネルギー値を持つE軸上の実体が、M軸上の人体等に何らかの影響を与えるのが想念であると仮定すると、
E軸は、M軸に直交するのですから
4つの3次元空間に分けられます。 するとE軸上の実体がM軸上から見ると「いつから、いつまで」かつ「どこに」在るのかを特定できません。言い換えれば、想念は、どこにでも在るということです。
従って、実体から人体等に及ぶと仮定する想念もまた、「いつから、いつまで」かつ「どこに」を特定できないだろうと考えられます。 想念は、無始無終かつ無辺ということです。
想念は、瞬時に伝わる波だとされていますけれど、波ですらないということになります。 そして、一種の「真のエネルギー」である想念は、マインドに時間[T]を含むエネルギーを生じさせます。具体的には、脳に起きる生理学的な電気信号です。これが、脳や身体の役割だと思われます。
いつも引用するある科学者(アラン)はテレパシーについて、次のように述べています。ダニエル・フライに対して
「・・・君の心はうまく想念をキャッチする。実際、君が心のイメージを分析する練習をもう少しやってくれたら、君は母船に乗らなくても我々は母船の細部を君に見せることが出来るんだがね。」
「それはうんとやってみたいね」と私は言って「向上するのに最良の方法は練習することだ。・・・もし、ぼくが目を閉じて精神を統一すれば、少なくともこの円盤の断面を見せることができるんじゃないだろうか」
「まずだめだ」とアランは少々そっけなく答えた。一般地球人が超感覚的知覚力(ESP)と言っている現象を試みようとするときに、ほとんどしている誤りを君もおかしているのだ。まず第一に、それは全く超感覚ではないんだ。それは各感覚器官と同様に、肉体の普通の知覚装置の一つとほとんど同じなのだ。ただし地球人はそれを使用しないために、まだ発達の初歩的な段階にある。地球の動物やコン虫の多くは人間よりも高度にこの感筧を発達させているよ。
君は生まれたときから目をあけたままでイメージによる印象をキャッチしたり分析したりすることになれている。君が初めて顕微鏡の使用法を学んだとき、接眼鏡は一つしかなくても両眼を開いたままでのぞく方がよいと教えられた。だから両眼を閉じてはいけないんだ。ビューイング・ビームを切ることにしよう。そうすれば心が乱れるような影響はなくなるだろう。
次に、精神を集中させてはいけない。精神集中は(テレパシーの)送信の態度であって、受信にとってはほぼ完全な障害となる。正しく受信するには完全なリラクゼーションの状態に達しなければいけない。君はこれがやれる能力を持っている。地球人の或る種族の中で著しい能力だ。
実際、私が初めて君の心とコンタクトしたのは、この能力によったのだ。それは三夜前だった。君はベッドへ帰ったが、その日の出来事の心痛があまりに大きかったために眠れなかった。君は私にとって非常に興味ある精神的な方法を応用した。その簡単さと効果的な点で興味があったのだ。それをおぼえているかね?」
「おぼえているよ。すぐ寝つかれないときはときどきそれを応用しているんだ。完全な暗黒の部屋のイメージを心に描いて、その部屋のむかい側の壁面に十個の光る数字があるものとする。次に他のあらゆる想念が意識から排除されるまでこれらの数字に自分の注意を集中する。それか十個の数字を一つずつ消してゆきながら残りの数字に心を集中するのだが、一つ消すごとに集中の度合を弱めてゆく。普通ならまだ数個の数字が残っているあいだに眠り込んでしまうんだ。しかしどんな場合でもぼくは最後の数字が消えたあと数秒間もすれば眠り込んでしまう」
「そのとおりだ」とアランが答えて「そしてこの方法は顕在意識をリラックスさせるばかりでなく、他のあらゆる想念を潜在意識の戸棚の中に返らせることになる。こうした状態下では顕在意識がやるよりもはるかに容易に潜在意識は送受信を行なうんだ。
・・・
だがわれわれは手近な計画からそれてしまった。君は君自身の心のリラックス法を応用せよとすすめるつもりだった。今暗くなっているビューイング・スクリーンの部分に目を向けたまえ。そして心がリラックスしたら、君が乗っている円盤の内部のイメージを伝えるようにしてみよう」・・・
その光の大きさは30センチメートルかそれ以上の直径をもっているようだし、照明装置にしては薄暗いものだった。急いでそっちに歩き出したとき、とつぜんの疑いが私の心に入ってきて、そのアランの声がすぐそばに立っているように聞こえてきたとき、すぐにそうだと確信した。「そうだよ、ダン。我々のものだよ。今は試料採取船を使っていないので、小型の通信用アンプを送るのが一番よいと思ったんだ。そんなものなしでもできるんだが、よいところもあるのさ。我々の会話でミスをするのをなくするんだ。」
(下線は管理人による)
ある科学者が言うテレパシーは、普通の人間が持つ普通の能力であると述べています。そして、この能力の特徴を説明した上で、この能力を手助けする装置を作製して用いていることを示しています。 ですから、想念は何らかの物理現象の特徴の一端を持っているということです。たぶん、脳やその他身体に生理学的な電気信号(いわゆる情報)を起こす作用を持っていることになります。 大事なことは、聖書を含む、古今の哲学や異星人が伝えた哲学とテレパシーの概念は、相性がよい、あるいは相関があるらしいということです。 宇宙のどこであろうと同一の原理により成り立っているということです。 気味悪い対象でしかないオカルトも含めて。 かつてビートたけしが言った言葉に「自ら堕ちていく自由もある」と。
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