このところ、ヲシテ文献に含まれる縄文哲学について調べています。縄文哲学の根幹部分と宇宙哲学並びに自然科学の3つを比較検討しています。ほぼ同じものだと断定してよい箇所と異なるところなど、3者特徴があって実に面白いです。
以前から素数について何度か記してきたのですけれど、やはり気になります。 結論はないのですけれど、気付いたことを記します。
「1ダース12本、12ダースが1グロス」というのは、どうしてできたのかを調べましたけれど、わかりませんでした。wikiによれば「ダース」の語源となったのは、フランス語かららしいです。更に遡るとラテン語にあるようです。でもなぜ「12を基本」とするかについて納得のいく説明はありませんでした。もしかしたら誰も知らないのでしょうか。
1年が12ヶ月、干支が12,星座が12なのはなぜなのか?
図1 12星座 こちらより拝借
こちらもネット上に様々な説明がありましたけれど、いまいちわかりにくいです。 そもそも星座の総数は、88ほどもあるようですが、12をもって季節?1年とする意味がわかりません。行き着くところ、時間は12の倍数ですし、角度も12の倍数です。
本題です。 どうもヲシテ文献では、天文の用語にナカクタ(天の川銀河)があります。 コホシ(九星)は、はじめてのヒトであるミナカヌシ(アウワ)と『トコヨのクニ(ヒノモト)』を建国したクニトコタチさんの8人の子である「トホカミヱヒタメ」の八元神を指し、哲学的な用語のようです。 このうちコホシには北極星(ナカミクラ)が含まれているようです。
ト:南 ホ:東北 カ:西 ミ:東南 ヱ:北 ヒ:西南 タ:東 メ:西北
は、それぞれ東西南北を表します。
東に日(陽)が昇り、西に沈む。北に北極星(南半球では南十字星)が存在します。 すると東西南北は意識することができますし、それらを半分割して「四方八方」を意識できます。 地上、平面に居る「人」は(自分を中心として)東西南北である四方、つまり『4』を意識できます。
同時に、我々が
図2
3次元空間に存在していることを疑う人はいません。空間の次元軸は『3』です。縦・横・奥行きです。 これを3平面と言い換えても同じです。
すると、四方×3平面とすると、4×3=12が得られます。
平面は、『四方』ではなくて、例えばXY平面ですから、2軸であるという突っ込みはなしです。 その場合も、2軸×3平面で、2×3=6という12の半分が得られます。
立体を考えるとき、(軸)の組み合わせより先に、(面)を意識するのですから合理的なように思えます。もっとも数学的知識がある我々は、(軸)を先に考えてしまうのは仕方ありません。
手指の数である『5』を基本とする10進法による数学システムは、(自分を中心として)宇宙を等しく分けるには不便なようです。 ある科学者は述べました。
12進法を基礎としたシステムがもっとかんたんで有用で、本質的により可分性があるとわかったんだ。知ってのとおり12は、2,3,4,6で割り切れるが、10は、2と5でしか割れないんだ。
数学の難題であるリーマン予想から派生してわかった知見に「素数は、宇宙の構造(法則)となんらかの関係がある」というのがあります。 でもこのままでは解決に至らないようです。 なぜなら、数学者たちは10進法の素数列と「12進法に馴染む宇宙」を比較しているからです。
この点に気付く数学者が現れたとき、3次元物理空間での物体の運動Pとエネルギー軸のことに気付くように思います。 弧理論によるエネルギー(真のエネルギー値)は、時間を含むエネルギー[ML^2T^(-2)]とは異なるからです。
追記
ヲシテ文献では、ヤマトコトバは、48音韻で出来ているといいます。子どもたちには手習いとして「アワのウタ」を教えたそうです。
図3 こちらより拝借
図3のミ1-19からをカタカナに書き直しますと
アワノウタ
カダガキウチテ
ヒキウタフ
オノツトコヱモ
アキラカニ
ヰクラムワタヲ
ネコヱワケ
フソヨニカヨヒ
ヨソヤコヱ
コレミノウチノ
メクリヨク
ヤマヒアラネバ
ナカラエリ
スミヱノヲキナ
コレオシル
(ホ1-5~1-7) (下線は引用者)
アワのウタは、
図4 こちらより拝借
左より横書きです。 「あかはなま いきひにみうく・・・・」と続きます。注意として「ゑ、ヱye」並びに「ゐyi」はそれぞれ一音です。 アワのウタを声を出して読みますと、メクリヨクなり、ヤマヒアラネバ、ナガラヱるとされます。
で、アワウタを円形に並べたものが
図5 こちらより拝借
【モトアケ】あるいはフトマニ図といいます。 中心にあるのが、アウワで、宇宙の中心を意味します。このフトマニ図は、ヲシテ文献にはないようです。後世のヲシテ文献を研究した研究者により作成された図のようです。 実は、フトマニ図をネットで調べますと、ほとんどの解説がオカルトです。
で、フトマニ図は、アワウタ48音を円形に並べています。(アウワは別) 内周から8+8+16+16の計48音です。これが、季節並びに方位を表しているようです。図5は観てのとおり8並びに16で分割されています。
方位としては『四方八方』が出てきますけれど、12の倍数ではありません。管理人が気になったのは、人の声(コエ)がヨソヤコエ(48音)で出来ている(ネコヱワケ:根声分け)ことです。
一般に、日本語は
図6 50音表 こちらより拝借
50音でできているとされますが、音の数は46です。50音表は、12の倍数ではありません。 「や」行に「ゐとゑ」を入れますと48音になります。
アワウタの48音は12の倍数です。方位(季節&角度&時間)を12の倍数で表せていませんが、何か深さを感じます。 因みにコエ(発音)と一対一ではないアルファベットは26文字です。
ブログランキングの応援と広告のクリックをお願いします。