「お金」という偶像の持つ想念の「幅」と「チャンネル」

皆が暗黙の内に知っている事だと思うのですけれど、明示的に示されたことがないように思いますので、メモします。 この記事は、過去記事「想念の仕組み(イメージの幅と事実)」「想念が持つチャンネル」に一部重なります。

お金は現代の偶像です。

想念とチャンネル

図1

の様に、上の段から、G偶像、I 想念、C想念のチャンネル(並びにグラフ)において、上段右にあげました。 恐らく「お金」は対応する I 想念の幅が最も大きいものと思われます。およそ考えられる如何なるものとも交換が可能だからです。

日常の買い物から、一生に一度くらいしかない不動産の購入、あるいは慈善団体や宗教団体への寄付などのあらゆる場面にG偶像であるお金が登場します。 その際の、人々が持つ I 想念は実に幅広いと思われます。 例えどのようなお金の使い方であってもC想念のチャンネルとの相関は認められないのではないかと考えます。

C想念のチャンネルは、左端の あ~お にかけて分布すると考えられます。想念のチャンネルの構成比率は最下段に示した(T タマシヰの均衡グラフ)によります。 タマシヰは、タマ+シヰであって、シヰは、縄文哲学では「生命維持の欲求」です。つまりシヰは、個人あるいは個体の「欲求」であって、「強いる」のシヰです。欲しい欲しいのシヰです。

ですから、G偶像であるお金が使われる場面において、個人がどのような I 想念を持っているとしても、その発するところが個人の強い欲求(シヰ)から出ているならば、図1のTタマシヰの均衡は、「う」より右端の「え~お」にかけてであろうと思われます。 ですから、I 想念とC想念のチャンネルに相関がないのです。

シヰは、五感(視覚・聴覚・味覚・臭覚・触覚)に繋がっています。

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図2

そして、五感は肉体に備わった各器官(眼・耳・舌・鼻・手指等皮膚など)に繋がります。  ほとんど全ての刺激は、シヰに及びます。

一本2千円のワインと

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写真1

の一本25,000千円のワインとの違いは、五感においては僅かの差です。 ホンの少し他人より満足感を得るためには、常識外のお金を払ってしまうというのが、シヰの特性なのです。 これが図1下段右に示したシヰの特性曲線の意味です。

面白いことに、お金の特性もシヰの曲線によく似ています。最近ではジンバブエにおける

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写真3 こちらより拝借

ハイパーインフレが記憶にあります。「35000000000000000ジンバブエ・ドル=米1ドル廃止に!」だそうです。

人は、シヰがなければ生きていけません。しかしながら個人的なシヰのみで世界が構成されるならば、終いには自らに火を放って自殺するでしょう。シヰが求める最大の刺激は自殺です。しかも他人を巻き添えにして。 音楽家の多くが難聴であったり、スポーツ選手あるいは芸能人などが薬物に手を染めるのも同じ傾向だといえそうです。

何故このようになるのかといえば、過去記事、エリートキツネと闘牛士幾世代も行動原理の強化を続けるのは危険を並びに戦争の動機をなくすをご覧ください。

ロシアの科学者による養殖キツネを使った実験の結果を人間に当てはめて考えると、次のようにいえるでしょう。  何世代も「お金に執着する」行動をとり続けていると、生まれながらにして「犯罪者」の素質を持って生まれ来るという確率が高くなるだろうということです。

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Φ について

2010年より研究しています。
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