かなり昔のバラエティ番組での記憶です。 南米かパプアニューギニアだかの原住民数人を日本に招待し、観光してもらうというTV番組でした。 検索してみましたけれどでてきませんでした。
日本に来る際には弓矢は持ち込めなくて、服装も少し異なりますが、
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のような感じでした。(番組と写真は関係ありません。)
都内のあちらこちらを観光してまわったあと、隠しカメラを取り付けたマンションの一室に到着。 夕食は、霜降り牛による焼き肉でした。 彼らは脂が多すぎるとカリカリに焼いていた記憶があります。
食後の一服ということで取り出したのは、植物の繊維を乾かした蔓状のものと麻の繊維のようなものでした。
麻の繊維のようなものを床に置き足先で抑えて、蔓状の紐を繊維に掛けて紐を両手で持って、ごしごし擦るとあっという間に火をおこしていました。ほとんど一分以内でした。マンションの一室で火をおこすのは危ない話です。
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このようなことが誰でもできるのものか、疑問に思い調べてみましたところ、古式発火法検定というのがありました。
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動画1
動画では、30秒以内に発火しています。30秒以内だと1級合格だそうです。説明の記事リンク、古式発火法検定に行ってきた 古式発火法検定協会
検定協会では、キリモミ式
ヒモギリ式
ユミギリ式
の3つの方法による発火検定を行っているようです。(図はいずれもこちらより)
上記TV番組での発火法は、3つの方法とは異なるものです。持ち歩く道具も3つの方法よりかさばりませんので、より優れていると思います。
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現代では、ライターなどで火をつけるかしますし、IHか電子レンジならば直接に火を使うこともありません。昔の生活は、
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かまどに薪をくべてご飯を炊く。あるいは、照明は石油でランプを使う、または菜種油で灯心・行灯を使いました。 これらはたいそう不便だったろうと想像しますけれど、案外、その生活が当たり前なものです。ときどきの人々が知る技術なりを駆使することによって、生活の最終形なるものを目指してきたのではないかと感じます。 そうして、どの文明にもある種の完成形があるのだろうと思います。他を知らないのですから当然です。
翻って考えますと、現代の生活も「この文化・文明の完成形の一つに過ぎない」と気付きます。今は、知らないだけで、まったく異なる基礎の元に組み上げられる文明が存在するように思います。
それにしても、子どもの頃、ファミコンもパソコンも携帯もありませんでした。何をして時間を過ごしていたのでしょう。外でよく遊んだ記憶があります。 「かまど」はなぜか「ふどうさん」と呼んでました。また、東西の出入り口のことを「ヒガシラ」あるいは「ニシラ」と呼んでいました。 ホツマツタエのきつのなとほむしさるあや【東西の名と蝕虫去る文】にある「ヒノイツル カシラハヒカシ」あるいは「ヒカシラヤ ニヱハナミナミ」と同じです。
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