これまで弧理論への入り口や過去記事に何度か書いてきたことですが、うまく表現できませんでした。再度書きます。
第3起電力のエネルギー源について(第2版)の考察より得た
図1
右の図形は「発散トーラス」といいます。 左側に示したトーラスの赤い破線、赤道の半径を無限大にした形状をしています。 この発散トーラスの中心に描いた円の位置に装置あるいは原子・銀河系などが存在すると考えてください。
図2 出典はこちら
発散トーラスが何を示しているかは以下の通りです。
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図3
余分な次元軸をエネルギー軸(以下E軸)とします。 このエネルギーを真のエネルギー(以下真E)といいます。物理でエネルギーの次元は[ML^2T^(-2)]ですが、真Eは時間を含みません。時間は存在しません。右リンク先、時間とは何かを参照ください。 我々の五感で分かるのは運動Pだけです。 E軸上の実体が持つ真Eは投影されることにより、3次元物理空間(以下M軸)に位置と質量を持った物体(物質)として現れます。 図3において、実体及び物体(物質)はM軸に対して垂直の状態にあるとします。
図3は、観測者から見て静止した状態であり、このときの投影角は90度です。 観測者に対して運動しているときには
図4
の様に投影角θは90度以外になります。M軸上に描いた線分Pが物体が持つ運動になります。ですから物理学でいう(時間[T]を含む)エネルギーは運動Pに相当します。 ここにE軸上の実体が持つ真Eの値は、質量と運動Pとして現れます。。
いつも引用するある科学者の言葉
物質はエネルギーに転換するし、その逆にもなるというが、本当は物質もエネルギーも一つの実体の異なる側面にすぎないのだ。
の意味は、これで理解できます。ある科学者のいうエネルギーとは図4の運動Pのことを表しています。
物体(物質)が光速度に達したとき、
図5
の様になります。 このとき実体と物体の対は、横倒しの状態(M軸に平行)となって、物体の持つ質量は観測できなくなります。観測者は、運動Pのみを観測できます。 はっきりしませんけれど、これが「波」であるようです。 ある科学者はいいます。
たとえば地球の科学者は電子が粒子で、波動性の二重性をもつものと定義せざるを得ない状態にある。彼らは電子は確率波を持つ粒子だということによってこれを正当化させようとしている。これは心で描くことのできない状態であり、そのため進歩の唯一の方法として抽象的な数学に頼らねばならなくなる。
上記、2つの言葉をつなぎ合わせると次に様な表現になります。
地球の科学者は電子が粒子で、波動性の二重性をもつものと定義せざるを得なかったが、本当は一つの「実体と物体の対」が垂直に投影されたか、横倒しの状態で投影されたかによる違いでしかない。
ところでよく知られているように、物体を光速度に達するまで加速することは不可能です。 井出治さんの超効率インバーターにあるコイルに立ち上がりの鋭いパルスを印加することにより
図6
に示す様に、E-M軸面において、反時計方向に3回90度相の変換が起きるという考察の結果を得ています。 図6の⑦の状態が図5に等しいことをご理解ください。 では、超効率インバーターのコイル内にある電子が図5の状態から図3に示した「静止」状態へ戻るに図6の経路を(順)時計方向に270度戻るかというと、そうではありません。(逆)時計方向に90度戻ります。
大事なのは、図6の⑦の状態、即ち実体と電子の対がM軸上に現れた際の、3次元形状が発散トーラスであるということです。 図6の⑦=図5から図4の状態を経て図3の静止状態に移るのです。 この間、実体と電子の対は、質量を観測できません。対の内の実体が無限遠に消失する様(さま)は、次のように例えられます。
広い土地に立っている木の陰は、
写真1 出典はこちら
太陽の傾きとともに次第に長くなります。木のてっぺんにある「葉の陰」は実体です。木の根元が今の場合、電子です。そして、日が沈む瞬間実体は地平線に消えます。
観測できない「実体と電子の対」は、無限長を経て「静止」に至るのです。このとき実体は、コイル内の電子を正の方向に引っ張ります。 これが正の起電力の理論的な説明です。 注目すべきは、力学的に作用反作用が成り立っていません。 実体と電子の対は、静止しようとするが故に、正の方向に運動Pを得るのです。
ある学者は述べています。
望ましい結果を生み出すためにエネルギーの流出を見るような方法を講じさえすればよいのだ。
ここにエネルギー(運動P)が流出する機構が存在します。因みに冒頭の考察によれば、この正の方向に働く力は、「距離の7乗に逆比例する力」です。 ですから到達距離は非常に短い。
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最後に、E軸上の「実体と電子」を結び「対」形成しているのは、「波」である可能性が大きいです。M軸に水平に現れているのは、波動ですから。
弧理論の考え方によれば、複数の実体の内、2種類が位置をもつようです。それが暗黒物質と暗黒エネルギーのようです。我々が観測できる物質は、95%を占める暗黒物質と暗黒エネルギーから斥力を受けているようです。ですから宇宙は真空ではなくて、「対」を構成する何らかの波で満たされているようです。巨大な泡(アワ)構造の原因だと考えられます。
過去に「想念は物理現象の一端を担っているらしい」と書きました。面白いことに、E軸上の実体と物質が「波」で結ばれているならば、想念は位置を持たないという考えの元に「実体=タマ」という考えとよく合致します。「E軸上の実体は、タマであり究極の記憶装置であり、想念が物質である我々の肉体との間を取り持つ」と考えることにより、全てはうまく収まって・治まってきます。
岡潔のいうとおり、「情・知・意」の順に発露することも理解できます。タマ(第2の心)にナサケは発し、想念を通して(シル:知る)。潜在なるナサケは、やがてシヰ(第1の心)をして五感を通して意識にのぼる。 無(む)・空(くう)をしてすべてが発する。 ぼんやりとして、そう感じます。 五感で分かることの限界を越えることの意味が理解できます。 実に面白いです。
パルス(躍度)を使わず、加速度(回る)を用いて発散トーラスを生じさせる機構が目的です。
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