アイデンティティ(identity)とは、goo辞書によると
1 自己が環境や時間の変化にかかわらず、連続する同一のものであること。主体性。自己同一性。「―の喪失」
2 本人にまちがいないこと。また、身分証明。
とあります。難しくてよくわかりません。もう一つ三省堂ワードワイズ・ウェブによれば
「あるものがそれとして存在すること」、またそうした認識をさします。「同一性」「一致」のことです。
自己同一性という言葉も難しいです。 日本語に訳して適切な言葉がありませんので、ここではアイデンティティとします。
アイデンティティとは何かを考えると、おおよそ「自分が何者なのか?何処の誰なのか?その出自を認識する」ことというような意味になりそうです。
ここのところ、東洋史家・学術博士の宮脇淳子氏による
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動画1
12回のシリーズ番組『歴史とは何か』を観ています。 宮脇氏は、シリーズ番組の中で「本当のことを云うと嫌われる」と述べています。面白いことです。 この世界は専門家も含めてウソばかりということです。
宮脇淳子氏の番組で
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動画2
というのがあります。この番組の中で、宮脇氏は、現代中国人のアイデンティティについて次のように述べています。 中国人の反日に関する氏の解説です。24:00ころから。
そういう文化文明は直らない。それこそがアイデンティティ。例えば中国人が反日やめたら、中国人じゃなくなる。
実に分かり易いお話しです。 動画1のシリーズにおいて、西洋人あるいは中国人の歴史認識には『中庸がない。基準がない』と述べています。 自分たちの都合のよいように歴史を書いているということです。 まあ日本人もある意味同じですけれど、彼らほど酷くはありません。 彼らは、あまりにも出鱈目を書いてきたので、何が本当で何がウソなのかがわからなくなっていることでしょう。 本当の意味での自信や誇りを持てないのです。
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では、日本人の基準は何かということになります。 これまでの考察によれば
- タマ+シヰの構造 ・・・・縄文哲学
- ソウルマインド+センスマインド ・・・・G・アダムスキーによる宇宙哲学
- 第1の心(浅い心)+第2の心(深い心) ・・・・岡潔による「情知意」
の3つが人の心の構造として、とても似ているという結論でした。ほぼ同じとみてよいでしょう。
図1
に示すように、この3つの構造がほぼ同じ構造としているということの意味は、次によります。
何千年という時間と、何千㎞という距離を隔ててなお、3つ(岡潔、縄文哲学、G・アダムスキー)が同じであるということは、およそ偶然ではあり得ないことです。 そこには「宇宙の仕組みとして普遍的に存在する」からこそであると言い切ってよいように思います。
これまでの考察によれば、ミクサタカラのタマとカガミは、図1にて説明できます。 ここにミクサタカラ(タマ、カガミ、ツルギ)は、ある科学者が述べた(精神科学と社会科学、物質科学)の象徴であると考えます。つまりタマは精神科学、カガミは社会科学、そしてツルギは物質科学に対応しています。ですから、人の心は、タマ+シヰの構造を持っており、タマ(精神科学)とカガミ(社会科学)をタマ+シヰにより説明できるということです。 あとは、ツルギ(物質科学)がどうなるかです。
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管理人の考えてきた弧理論の考え方の基本は、
図2
によります。弧理論の考え方は、図1(タマシヰ)の構造をよく説明できます。ですから、管理人は、弧理論(Ark Theory)がツルギ(物質科学)の候補になり得ると考えます。
ここにミクサタカラ(タマ、カガミ、ツルギ)が精神科学、社会科学そして物質科学として揃うということになります。
少なくとも1300年以上に渡り、日本人としての魂は、(まがりなりにも)保たれてきました。仮にミクサタカラが完成するならば、自然科学の基礎となる「時間」と強欲資本主義の元となる「お金」という虚構によるアイデンティティ、並びに「反日」というアイデンティティは、崩壊せざるを得ないことになります。
クニトコタチさんによるトコヨクニの建国以来、ヤマトクニ、ヒノモト(日本)は連綿と続いてきました。 しかしこの日本人といえども、自然科学・お金に過剰適用した人たちは、危機に瀕することになろうと思われます。
放置すれば、戦争という純消費により崩壊することは必至ながら、たとえ純消費しなくてもアイデンティティの崩壊により世界は自壊するだろうと感じます。人の心の表層部分(シヰ)は、何も感じないでしょうけれど、深層部分(タマ)は誤魔化せません。ココロバ(良心あるいは真心)が欠落しているならば仕方ありませんけれど。
「エリートキツネと闘牛士」に示した様に、このようなことを何世代も続けては絶対にダメです。(エリートキツネ・ペットキツネについては、何度も取り上げています。サイト内検索でお読みください。)
アイデンティティを変えてはいけないのは、一部の日本人の方たちのことを意味しています。
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