「2015/09/29単極誘導モーターを吊す実験」を動画サイトに掲載

昨年9月に実験した、水銀を用いた単極誘導モーターを吊す実験の様子を動画サイトに掲載しました。

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動画1

鉄製の容器の中央にネオジム磁石を置いて(-)極とします。容器の外側にΦ1㎜の銅線を3回巻いて(+)電極とします。(+)電極を用いて容器(単極誘導モーター)を吊り下げます。 給電はハンダ吸い取り線を用いました。 電源の設定値はDC0.6Vで、電流最大値30Aとしました。 容器の端に銅線の切れ端を接着しましたので、容器の捻れを目盛りで読めます。 容器の底に白色の塗料を塗っていますので、電気的に絶縁しています。

実測値は、0.6V約27.0Aでした。電流を流した直後に容器は、時計方向に最大6目盛り振れました。 水銀は反時計方向に渦を作りました。

これまでの実験の結果から、水銀の渦の反作用は外側電極が受けていることがわかっています。外側電極は、鉄製の容器に固定していますので、容器は水銀の渦の反対方向に振れたということです。  ただし、磁石に巻き付けた(-)電極も半径に相当する反作用を受けているだろうと推測しますので、(+)電極と外側(-)電極との合成になろうかと思われます。

使用した鉄製の容器と磁石の重さは、147gでした。 また、水銀の量は、100g弱程度と思われます。水銀の渦による反作用で容器が振れたということです。

ところで、本実験の当初の目的は、磁気シールド構造を持った単極誘導モーターを吊り下げた場合に、「渦ができるのか」「渦ができるならば、容器は反作用を受けるか」を確かめたかったのですけれど、完全な磁気シールド構造を持つ単極誘導モーターが製作できないのと、容器の側面を通り抜けて電流が流れる構造しか作れなかった為に、マリノフモーターと同等の実験になりませんでした。 ですから、実験の結果をこれまで掲載しておりませんでした。

今回別の目的で、本実験が必要になりましたので、掲載した次第です。

 

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Φ について

2010年より研究しています。
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