本題に入る前に、ちょっと面白い部品があるのでメモしておきます。
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動画1
は、ロータリーコネクタというもので、回転する機械装置への信号や電力伝送に使えるようです。似た用途の部品にスリップリングがあります。
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動画2
動画1の内部機構を示したものが
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動画3
です。 ロータリーコネクタには、水銀タイプと水銀レスタイプがあります。動画1と動画2の機構は、水銀レスのタイプです。
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このようなロータリーコネクタの機構を使えば、同軸反転型の単極誘導モーターが作れそうな気がしますけれど、動画1と動画2にある水銀レスタイプの回転軸を磁石にするとまるで「ベアリングモーター」になってしまいます。 水銀タイプのロータリーコネクタがどのような構造になっているのか分かりませんけれど、仕切り板のように筐体に固定しない水銀のようなものであれば実現できるような気がします。
同軸反転型の単極誘導モーターについては、下記の記事を参照ください。
2016年8月19日の記事二重反転型単極誘導モーターにみる「運動の相対性」について
10月5日の記事同軸反転型単極誘導モーターにおいて、仕切り板を「仕切りと電極」に分けて考える
10月18日の記事金属板(リング)による同軸反転型単極誘導モーターの反作用について(考察:思考実験)
動画を見るかぎり、個人で実現は不可能ですけれど、資金的な問題が解決すれば現在の技術で実現できそうです。
さて、3つの記事にあるように、同軸反転型の単極誘導モーターとは、
図1
のようなモーターで、Aが永久磁石でできていて、回転軸につながります。Bは、回転するリングです。回転軸とAとBと外側電極は、接触しつつ電流を流します。すると単極誘導の現象により赤い矢印の方向に回転します。このとき、単極誘導モーターの性質からAの回転にかかる反作用はBが受けます。Bの回転にかかる反作用は、外側電極が受けます。
Aの反作用は、外側電極が受けるしかないのですけれど、Bの反作用との差分のみを受けるはずです。なぜなら、Aにかかる反作用を外側電極が「遠隔」で受けられるはずはないからです。 こうしてみますと、観測者(モーターの筐体)からAの回転を見ますと、反作用がない回転運動になります。これは、BがAの反作用をキャンセルすることによります。このような運動は(教科書で)見たことも聞いたこともありません。もしご存知でしたらお知らせください。
似た現象として自然界で思いつくのは、地球の自転とジェット気流です。
図2
写真1
ヨットの推進にかかる反作用は、どこなのでしょうか? 例えば水槽に模型のヨットを浮かべ、扇風機で風を送ったとします。扇風機の風による反作用は、テーブルが受けます。 ジェット気流の反作用はどこが受けているのでしょうか? この件は、これまで何度も取り上げてきました。
今、仮に図1の外側電極を「C」とします。これを地球内部の構造に当てはめて考えます。つまり、地球の内部構造が同軸反転型単極誘導モーターだと仮定します。
図3
Aを「内核・外核」、Bを「マントル」、Cを「地殻及び大気(の一部:ジェット気流)」とします。 このとき図3について、北極から見て「Aは反時計方向」、「Bは時計方向」に回転するならば、「Cは反時計方向」に回転します。 つまり、AとBの回転にかかる反作用の差分のみをCが受ける事になります。
結果、地球は西から東へ自転し、かつジェット気流も同方向に吹くということになります。 管理人の考えはは、ステファン・マリノフの考えと異なります。 宇宙に固定点は無いと考えます。固定点のない宇宙において、惑星等が自発的に自転を行う機構として「単極誘導モーター」の仕組みがあり得ると考えます。
これまで、宇宙空間が「外側電極」になり得るのか?考え続けてきました。考察の結果得た答えは、「地殻と大気の一部が外側電極であればよい」ということです。 何も宇宙に固定点を求めなくてもよいのですし、自転方向とジェット気流が同方向であることも合理的に説明が出来ます。
では、エネルギー源は何かとなります。これまでの記事同様、太陽風だと考えます。太陽からの荷電粒子が地球の磁力線に沿って地球の両極に捉えられます。地球内部を通って、北極圏あるいは南極圏から放出される、あるいは反対の荷電粒子と結合して、例えば水素原子となって大気圏外に放出されると考えますと、地球が単極誘導モーターとしての要件を備えることが可能かと考えます。 この考え方にはかなりムリがありそうですけれど、他に合理的な説明がありません。
ところで、某TV局の教養番組で、日本の宇宙飛行士が子どもたちの質問に答えて「宇宙空間には匂いがある」と述べていました。 ネット情報では、宇宙ってどんな匂い?フルーティーな甘い香りと金属の焼けた匂い(NASA研究)として以下の仮説が引用されています。
宇宙の匂いを再現する研究するためにNASAで働いている科学者スティーブン・ピアース氏は、金属の焼けた匂いはイオンの高エネルギー振動によるものだろうと語っている。甘い匂いの正体は、最近銀河系の中心にある広大な塵の雲の中で発見されたギ酸エチルによるものだそうだ。ギ酸エチルはラズベリーやパイナップル、ラム酒に存在する甘い香りで、香料として使用されている有機化合物。これらの匂いが複雑にまじりあい、時としてステーキのような匂いとなり、時として甘い金属のような匂いとなるという。
金属の焼けた匂いはイオンの高エネルギー振動によるものだろうとのことです。この匂いが上記の「地表から成層圏へ荷電粒子が抜ける」という仮説と関係しているような気もします。 さらにオーロラも関係がありそうに思います。
結論を云えば、地球が同軸反転型の単極誘導モーターと同じ機構を持っていれば、絶対静止がない空間において、理論上能動的に自転することは可能だろうということです。 勿論、図3を見て内核と外核が別々であれば、同軸三重反転型の単極誘導モーターであるかも知れません。
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一般にはあまり知られていませんが、無線給電でもあります。
ttp://www.b-plus-kk.jp/blog/2015/08/24/98
これは太陽と惑星の関係に近いように見えます。
ttps://www.youtube.com/watch?v=uOTwQT08PwM
ありがとうございます。なるほど、(給電方法に)いろいろあるものですね。
未だに「接する」「伝わる」がどのようなものか、理解していません。
例の発散トーラスの形状に(物質間を)「接する伝わる」のかと考えています。G・アダムスキーによれば太陽からのエネルギーは各惑星へ円板状に伝わると述べていました。縄文哲学におけるカミの定義は、まさにこれです。「つながり、もたらし、生じさせる」
因みに動画の回転体への無線給電の装置について、2軸伝送の必要はありません。上部の回転体の重心を少しずらした上で、回転軸を傾ければ台部分にモーターは必要ないはずです。(台部分の回転トルクは上部回転体だけで生じさせることができるはず。)
>上部の回転体の重心を少しずらした上で、回転軸を傾ければ
発想ですね。歳差運動が起きますね。
ここだけ考えると、回転体を傾けた際に感じる力がイコール公転運動の要因なんでしょうか。
動画は、軸にとらわれないことを表現しているのでしょう。
>「接する」「伝わる」
最近感じることです。2つの磁石があり、その石(モノ)が触れるより先に、磁気的な反応が互いに発生します。届く距離がある。人も言葉の届く距離までなのかと。
ttps://www.youtube.com/watch?v=RkLfpXpO5sQ&feature
磁力、重力、摩擦の関係。
太陽風が極性を持つ粒子であれば、惑星の片側を引っ張り続けると考えられなくもないのですが。いつ惑星の全体の極性が決まり、太陽風に反応するモノが整列するのか。
http://www.globetech.co.jp/special_connector04.htmlや
http://www.hisawagiken.jp/を見る限り、
どうやら真空内、高温環境、水中でも使用できる
ロータリーコネクタが存在するみたいですね。
修正します。
http://www.globetech.co.jp/special_connector04.html
や
http://www.hisawagiken.jp/
を見る限り、
どうやら真空内、高温環境、水中でも使用できる
ロータリーコネクタが存在するみたいですね。
宇宙空間は真空、超高温or超低温ですから、
こういうロータリーコネクタが
宇宙空間上での回転運動の解明と応用に
役立つと思います。