これまでにも「理論と実験と、その結果」並びに「人が持つ感覚」との乖離について取り上げました。 もう少し詳しく考えます。
何らかの現象があります。当然のこと現象は、人が持つ感覚で分かるものです。それの原因あるいは理屈を知りたいと実験します。得られた結果から理論付けします。経験からいって、考えたとおりの結果が得られることはまずありません。 それでも簡略化すると
図1
左の様になります。矢印はだいたいの関係を示しました。思うほど簡単に共通の認識としての結果が得られることはないのですけれど、ともかく三角の形に配置されます。
岡潔は、「赤外線写真に撮るとか電子顕微鏡で見るとかそういう工夫をしても良い。しかし、最後は肉体に備わった五感でわかるものでなければいけない。」と言いました。※五感でわかるもの
そこで、図1右に示すように、「人が持つ感覚」を入れました。 人の肉体は陽子、中性子、電子で構成される原子によってできています。 そういう原子で出来た人の感覚器官には限界があると感じます。
表1
に示すように、それは目視であったり、指先で感じる表面のざらつきであったり、匂いであったりします。それら五感で感じられる範囲には限界があり、その限界は感覚器官を構成している原子の大きさからきているはずです。 言うなれば、原子より小さな素粒子を人の五感はうまく捉えることが出来ないと考えられます。
量子力学が創られてから100年余り経ちます。粒子の波動性という実験事実をうまく説明するために確率の考えを取り込んだ「波動関数」が創られました。 ある科学者が述べたようにこれは、「心に描けない」状態です。他にも心に描けない理論はあります。裏を返せば、物理学を学ぼうとすると「物理現象」という固定的な観念を捨てて記号処理とでも云う「数学」を受け入れるしか方法がないということです。
図1の右について。例えば、数年前に発見されたヒッグス粒子を例に括弧書きしました。数学を用い標準理論に予言される素粒子を加速器実験で確かめます。結果は
図2 出典はヒッグス粒子「発見」へのカウントダウン
で示されます。凡そ人の五感でわかるものではありません。その実験装置は
写真1 ATLAS Experiment. © 2011 CERNより
巨大です。装置は放射線を放ち、五感で分かるのは火傷であろうと思われます。
物理学は、「五感でわかるもの以外は無いとしか思えない」という唯物主義を捨て去って久しいということになります。 人とは何かということを置き去りにして済む話ではないと感じます。
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弧理論には
生物学的な観点が
余り無いように見えます。
またΦさん自身が
岡潔氏や「カミ」の仕組みに
拘り過ぎているようにも思えます。
Φさんは
「相対論物理学者に捧ぐ」を
弧理論において引用していますが、
「相対論物理学者に捧ぐ」と
同じサイト上にある記事が参考になります。
一部(と言っても多いですが)を引用します。
ttp://www5b.biglobe.ne.jp/sugi_m/page288.htm#< 20世紀最大の発見 ソマチッド >
ttp://www5b.biglobe.ne.jp/sugi_m/page288.htm#< 驚異のソマチッド(1) >
ttp://www5b.biglobe.ne.jp/sugi_m/page288.htm#< 驚異のソマチッド(2) >
ttp://www5b.biglobe.ne.jp/sugi_m/page288.htm#< 驚異のソマチッド(3) >
ttp://www5b.biglobe.ne.jp/sugi_m/page288.htm#< 驚異のソマチッド(4) >
ttp://www5b.biglobe.ne.jp/sugi_m/page288.htm#< 驚異のソマチッド(5) >
ttp://www5b.biglobe.ne.jp/sugi_m/page288.htm#< 驚異のソマチッド(6) >
ttp://www5b.biglobe.ne.jp/sugi_m/page288.htm#< 驚異のソマチッド(7) >
ttp://www5b.biglobe.ne.jp/sugi_m/page288.htm#< 驚異のソマチッド(8) >
ttp://www5b.biglobe.ne.jp/sugi_m/page288.htm#< 驚異のソマチッド(9) >
ttp://www5b.biglobe.ne.jp/sugi_m/page287.htm#< 原子の姿は? >
ttp://www5b.biglobe.ne.jp/sugi_m/page287.htm#< 原子核の新しい概念、ケルヴラン >
ttp://www5b.biglobe.ne.jp/sugi_m/page286.htm#< 千島学説に近づく現代医学 >
ttp://www5b.biglobe.ne.jp/sugi_m/page286.htm#< 千島学説に近づく現代医学 その2>
医学の千島学説は
「心に描ける理論」
「肉体に備わった五感でわかるもの」でしょうか?
ある人の講演で「すべての現象は結果である」と述べていました。同時に「重力が原因で**が起きている」とも述べました。これまでの考えでは重力は結果です。
ご紹介された学説は、川の中流地点から下流を結果としているように思えます。 アランは、「地球の科学は基本的に悪いところはない」と述べています。ですから、より基礎的な科学は「自然科学を包摂」するべきものと考えます。この学説はttp://www.chishima-gakusetu.com/question.htmlを見るかぎり中流域の様に思えます。もっと上流があるはずです。
この学説は「五感で分からないもの以外は無いとしか思えない:唯物主義」の立場では無いと見えます。つまり五感で分からないものに原因があるはずとの立場で構成されているようです。しかし、使われている語「愛、精神、進化、氣(心・精神)」が何なのかよく分かりません。
岡潔の「意識を通さない、言葉で言えない」「情」というものに注目して掘り下げねば、これらの語の意味が曖昧なまま進めることは困難だと思います。
返信ありがとうございます。
ではルイ・ケルヴラン氏が
主張している
「元素転換」については
どうでしょうか?
千島学説と同様でしょうか?
あともう一つだけ。
ネサーン氏が発見した
「ソマチッド」については
どうでしょうか?
千島学説や元素転換と
同様でしょうか?
ご自身で判断されることが望ましいと思います。
因みに私の基準は大凡以下の通り。ア ゼロか100としない イ そのことで誰が一番の得をするか ウ 二項対立に嵌らない エ コレクターマニアにならない オ 分からないことは判断せず、気になることのみを頭に留めおく カ 気(キ)付いたことをメモする キ より根源的なものは何かを考える
ウとエは多くの人が陥ります。選択肢が示されるとどれかに肩入れしてしまいます。多くの場合その基準は善悪だったり、正義であったりします。それが自身の混乱の入り口です。世の中を(正反合を使って)このように混乱させている何かが一番の問題だと確信します。
大事なことは、何となく、そこはかとなく、胡散臭いやつはダメです。それだけです。何故なら、99本当の中に、1つの大嘘が混じっていることが多いからです。例えば、赤十字やユニセフの募金の一部は、組織の人件費にあてられています。良いことではありますが、どこか腑に落ちない。
サイト内を検索し参考にしてください。:闘牛士、アンネの日記、二項対立、グノーシス、エリートキツネ
Φさんのその判断基準に
全くの無興味無関心である人たち、
何らかの原因で
それを全く理解出来ない人たちが
多数存在するということに関しては
Φさんはどう考えていますか?
そもそも
無興味無関心な物事に関して
思考を働かせるのは
不可能に近いでしょう。
これは存在しない物事に対して
何も出来ないのと似ています。
それと
Φさんが示した判断基準を
Φさん自身の正義や善にしたら
駄目でしょう。
人のことは全く言えませんが、
Φさんは
ある特定の自身のルール、語彙に
則って物事を
動かしているように見えます。