昨日に続いて実験8-1を撮り、動画サイトにあげました。
ファラデーの単極誘導という現象において、その起電力は、式1で表されるとされています。
(注:式に誤りがありましたので、下図に訂正します。2014/10/02)
一般に、発電の装置に、逆に電流を流せばモーターになるといえるので、 実験8-1でも、式1に従うと考えられます。式1の右辺第1項は磁束密度Bに時間的変化がある場合ですので、実験8-1ではゼロになります。(モーターでは、電流を流しても回転力は生じない。) 第2項なのですが、閉じた回路を貫く磁束密度で、回路の一部が速度v(実験8-1の場合は角速度ω)を持つとき、速度vに比例する起電力が生じると解せます。つまり、モーターでいえば電流によって円柱状磁石が回転する力は、閉じた回路を貫く磁束密度Bに比例することになるはずです。
モーターが式1に従うと考えて、ブラシを磁極方向に位置を変えてみた場合に各位置において、生じる回転の力はどうなると考えられるでしょうか。
- 回路を貫く磁束密度B(磁力線の単位面積あたりの数)は、N極・中央部・S極、いずれも同じなので 回転数は、N極側=中央部=S極側となる。
- テスラメーターで磁束密度Bの分布を計測すると、中央付近がゼロでN極側はプラスの値で、S極の値はマイナスを示す。つまり磁力線の極性が反転するのだから、回転する力はN極とS極では反対?になる。 従って、実験8-1では、回転軸のブラシがS極側に設けてあるから磁石に接するブラシの位置によって、その回転力は、S極側=中央部 かつ N極側=0(打ち消すことによって回転しない)となる。
- 磁束密度Bに極性など存在しないのだから、磁束密度はテスラメーターで計測したとおり、N極側>中央部<S極側 の順で力は生じる。
実験8-1について、ビデオでは回転数を計測していませんのではっきりしませんけれど、昨日の実験8の結果と同じです。 つまり、実験8-1の結果は、 N極側<中央部>S極側 でした。 恐らく、式1を忠実に解釈するなら1.なのでしょうけれど、結果はいずれでもありませんでした。 永久磁石を2つに折っても、N極とS極とに分割することはできません。 しかしながら、磁石は磁極にこそ本質があると誰もが信じています。 では、これまで発表してきた一連の実験「ファラデーの単極誘導モーターに生じる力解析」によって示される、「磁石の中央部分」には何があるのでしょうか。 実は管理者が感じているのは、過去記事にもあるように
トーラスの赤道半径を無限大にしたレンズ状の力線です。 この力線に気づいたのは、超効率インバーター「デゴイチ」内部に生じるとされる第3起電力の仮説を弧理論で説明した結果として、得られたものです。 つまり、超効率インバーター「デゴイチ」とファラデーの単極誘導モーターは、見かけこそ全く異なる装置ですが、本質的には同じものの異なる側面だということです。
ただし、超効率インバーター「デゴイチ」は電子単独の挙動によっています。つまり、上図の右側のみになります。(過去記事を参照) 電磁気学では、陽子と電子の電荷は量が等しく、極性が反対である。鏡面である、という前提があります。 しかしながら、ファラデーの単極誘導の現象は「陽子と電子の相互作用」でしか説明できないと考えています。上図では、鏡の両方にまたがった現象だということです。(非対称) 磁力線が磁石に固定されて、磁石と一緒に回転しているとか、磁力線は空間に固定されているとかいう、意味不明なことを考える必要はありません。 弧理論によれば、磁石は超巨大な単原子だと考えられます。単極誘導の現象は、磁石の中心に存在する原子核と近傍に位置する自由電子(具体的にはブラシ接点の隙間)との相互作用です。そして、ブラシ接点の位置にきた自由電子は、磁石中央に存在する原子核と相互作用して、「距離の7乗に逆比例する力」=極めて近距離にしか力を及ぼさないが非常に強い力をもっていると考えられます。 単純な話し、観測者から見て軸対称の原子が回転しているか、静止しているかを判別することはできません。そもそも磁力線は関係ないのです。
管理者は、次のように考えています。 量子理論からは、「磁石は超巨大な単原子である」という考えは出てこない。また、古典電磁気学の範囲では単極誘導の現象は説明できない。すなわち、実験8-1の理由は既存の方法論では説明できないと思います。 ホームページにも書きましたが、「自然科学は間違っている:数学者岡潔」、「相対性理論は誤り:杉岡氏」ですので、19世紀に遡って全部やり直すべきです。
因みに、素粒子は弧理論によれば、100種類あろうが、例え300種類あっても、関係ありません。これも、過去記事にあります。 装置の内容等についてご意見をお願いします。
ブログランキングの応援と広告のクリックをお願いします。