エネルギーって何?

エネルギーとは仕事をすることのできる能力のことですが、一般的には石油・原子力・光エネルギーや運動エネルギーまたは位置エネルギーなどとも応えられます。 しかし、弧理論への入り口(自然科学は間違っている:数学者岡潔)で考察したことによればエネルギーEとは、運動と質量mと位相θの組み合わせによる複素数であることが分かっています。

一般に複素数空間を用いるのは、例えば電気工学においては、電力は電圧×電流で表されるのですけれど、時間的に電圧・電流が別々にある相関をもって変化する交流では、2つの量について複素数で表します。交流での電力は複素数を用いて計算されます。

弧理論によるエネルギー・質量mと運動の関係は下図になります。

上図の画用紙(弧の思想)である複素数空間上のL(E軸上の実体とM軸上の物質との距離)は可変であるけれど、他の変数から求められるので消去でき、真のエネルギー値Eは、

iE=f(,m,θ)  式1

になると考えられます。 この考え方で時間tは、

(t)=f(iE,,m,θ)  式2

の関係になると考えられます。 真のエネルギー値Eは、運動と質量m、そして位相θから求めて、エネルギーは虚数であるということです。虚数だからといって物理的に意味がないわけではなくて、直接求めることができない値というくらいの意味と理解しています。冒頭、一般的なエネルギーとは、石油とか原子力をあげましたが、エネルギーとは究極的には物体の運動に帰納すると考えられます。直接には得られていません。 ただし、物理学ではエネルギーの次元[E]は[M][L^2][T^(-2)]とされますが、次元に時間[T]を含んでいるので使えません。

ここで、奇妙なことは時間(t)は直接求められない真のエネルギー値Eを含んでいることです。つまり、時間も虚数であり直接求められない値であるということです。 「自然科学は間違っている」と主張した数学者岡潔は、「運動は時間に比例して起こると決めてかかって、そういう時間が存在すると決めてかかっている。そういう時間と空間があると決めている」と述べました。 そして、「人は時間の中に住んでいない。時の中に住んでいる。時には現在、過去、未来があり、時の内の過去の、(過去は過ぎゆく)という性質を使って時間を計っている」と述べました。つまり、「運動は時間から求め、時間は運動から求めている」わけです。 時間は時の性質の内の「過去」の運動を測ることで得て、これを時の性質の内の「未来」の時間に適用しているということです。これを自然科学者は無意識のうちにやっているということです。 しかも光の速度cを中心に据えてしまった相対性理論は誤りなので、

表の右側の相対論の世界も、相対論の補正をした素粒子(左)の世界も使えないということになります。究極的には、「現代の物理学は19世紀から変わっていない」ということになります。因みにニュートン力学での運動量Pも時間を含む速度vが入っているので再考が必要だということになります。 奇しくも数学者岡潔が(物理現象は)「五感でわかること」(が必要だ)と述べたこととぴたり一致します。

さて、時間t∝運動∝エネルギーと考えられてきたのに、時間もエネルギーも直接に求められない値だとすると奇妙なことになります。  お金:通貨は、人が時間をかけて労働し、その対価として受け取ります。 つまり、お金≒時間≒運動(労働)≒エネルギー として扱われてきたのです。 労使ともども、時間あたりの賃金・給与・報酬額を当然のこととしています。しかし、お金:通貨は実数 時間・真のエネルギー値は虚数で位相θが媒介しています。これは不思議なことです。実数=虚数ではありません。 19世紀に科学者たちに介入した両替屋はこの仕組みを知っていたに違いありません。つまり、この仕組みを知っていれば人々からお金:通貨をだまし取れるということです。 両替屋は人々からお金を巻き上げられるということです。

弧理論への入り口」でご紹介したミヒャエル・エンデの児童文学「モモ」の時間貯蓄銀行という灰色の男たちについて、「時間泥棒」という表現は鋭いと思います。 エンデはユダヤ人?

追記  時間とは何か?  数学者岡潔のいう、時の「過去」の運動の記憶でしかないのだろうか? 実は時間なんて存在しない? あるのは質量と運動だけ? ”ある”というのは五感で分かることということ。 もし、時間が「時」の過去の性質でしかないならば、未来に起きる運動は「時間」の制約に縛られない。物質の真のエネルギー値が負の値を持っても因果律は壊れない。物質が負のエネルギー状態にあっても、運動は順を追って起きるのだから。

 

 

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Φ について

2010年より研究しています。
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