管理者がファラデーの単極誘導の現象について研究を始めたのが1年と少し前でした。 単極誘導に関して十幾つの実験を行ってきました。英国のmichael faradayが単極誘導モーターを考案したのが1821年のことで、ファラデー自身が考案したモーターを調べてみたら、図1
このようなものでした。水銀を貯めた容器に棒状の磁石を立てて、水銀に垂らした電極に電流を流すと電極が磁石の周囲を回転するというもので、図2
このようなものです。 上のgifでは「お酢」とバッテリーを使っています。 この装置は、管理者が行った
実験の装置とほぼ同じものです。 それで、ファラデーは1832年に単極誘導発電機を作りました。
このようなものです。左側にあるのがU字型の磁石です。N極とS極の間を導体の円板が回転することで回転軸と外縁部の間に電圧が生じるという装置です。 それで驚いたのですが、一般的に単極誘導による起電力の説明には、図4
が使われています。軸対称の磁場の中に同軸の回転する円板を設けています。対してファラデーが最初に作った発電機は、磁場の外側に円板があります。これでは、
の第1項に相当する部分が生じて、円板の回転に対する抵抗になっています。 で、驚いたのは、管理者は図4の装置から試行錯誤した結果、ファラデーが最初に考案した図3の装置に到達したのです。 この場合は、発電機ではなくて、モーターの方ですけれど。
それが、単極誘導モーターの実験2でした。 知らずに歴史を遡ったという顛末でした。 おしまい。
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