昨年12月20日の記事「 TOPPING21 故障修理ならず」の続きです。
TOPPING21は、Tripath社のD級デジタルアンプIC、TA2021Bを使っています。
写真1
管理人のTOPPING21(改)は(恐らく)ICが故障したため、格安のデジタルアンプを購入してました。
写真2 ELEGIANT Bluetooth 2チャンネル パワーアンプ ステレオ スピーカー HI-FI アンプ ゴールド 電源アダプタ付き
写真2やお馴染みのLepy デジタルアンプ LP-2024A + Tripath TA2024などです。そして、FOSTEX AP20dを購入しました。
写真3 上からLepy(改)(基盤の赤と黒のやつ) FOSTEX AP20d と TOPPING20(改)
しかし、どれもいまいち足りません。FOSTEX AP20dはもう少し音が柔らかく出て欲しい。それと後ほんの少し低域が出て欲しい。ネットで検索した低音域改善する改造をTOPPING20(改)にてやってみましたけど、ボソボソした低音でとても聞いてられません。 諦めがたくTripath社のD級デジタルアンプIC、TA2021Bを載せたデジタルアンプに期待してWINGONEER TA2021デジタルアンプ2021B 12Vアンプを買いました。
ところが・・・やってしまった!
写真4
買って直ぐに試聴したところ、ジーッというハム音に似た音が常時出ています。(格安の中華アンプだから、最初からわかりきったことながら、)ICの入力周辺を指で触ると、場所によって少し変化します。一部入力に回り込んでいる? そこでマイナスの小型ドライバでヒートシンクをはずすべく、少しこじたところICのピンごと取れてしまいました。開封してから僅か30分のことでした。 写真4ではわかりづらいですけど、ピン間においてブリッジしているところがあります。データシートと見比べてパターンがそうなっている箇所もありますが、そうでないところもありそうです。写真の通り再度ハンダ付けで付け直すことは不可能です。周囲の電解コンデンサを一旦外すという手もありますがかなり面倒です。ブリッジを手直ししてもハム音?が改善されるとは限りません。
もうICを故障したTOPPING21に移植しようかとも考えます。でも既に部品取りしてこの有様です。
写真5
部品取りしたTOPPING21の基盤にICをハンダ付けすることはかなり難しいけど、出来なくはなさそうです。でも15個ほども部品取りした後ですから、他のアンプから取り戻さねばなりません。なんてこった。思案です。 他にも衝動買いした格安デジタルアンプがありますが、出せません。我ながら病んでます。 そりゃかつてTOPPINGのアンプが売れた訳だ。
追記 1月27日 結局 、「WINGONEER TA2021デジタルアンプ2021B 12Vアンプ」のICは逝ってしまった。 思案の末、TOPPING21への移植はせず、元に戻すと決めました。
写真5 何とか元に戻した
ICの右隣の電解コンデンサ2個を取り除いて、再ハンダ付け作業。
写真6 一旦修理できたところ
写真7
試聴したところ、一応元には戻ったのですけど、当たり前ながらハム音?(電源からのハム音よりかなり高いです。)は続いてます。発振とは違う、どれかの部品からノイズが乗っている感じがします。パターンからの設計ミスなら全品不良で出荷できないはずです。
仕方ないので、付近のコンデンサを別のものに交換しながら試聴を繰り返したところ、大失敗。ポップ音すらしなくなった。 デジカメのスーパーマクロで撮って確認したら、コンデンサ交換の時にハンダくずが飛んでICのピン間をブリッジしてました。 ICはタヒんだ。TOPPING21修理の方がよかった、といっても後の祭り。
写真8 写真6の一旦修理出来たところからの比較。2-3-4ピン間でブリッジが!!
その後、ブリッジを除去して試したけどダメでした。
修理を検討しているとき、どこかで見かけたのですけど、壊れたTOPPING TP21のIC(TA2021B)に秋月電子の激安アンプ「10W+10WステレオD級アンプモジュール(USBI/F付き)」に使われているTA1101Bを移植してました。ピン配置が違うだけでいけるのでしょうか。
写真9
凄いことする方もいます。
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基板側のパターンがはがれてなければ、大丈夫ですよ。これくらいのリワークはいつもやってます。やり方を教えましょうか?