磁石を使った実験を行ってきましたが、どうせなら 磁束 が見えるような器具を作ろうと思い立ちました。 呼び方はいろいろありまして、磁力線、磁束、磁界、磁場などです。天気図で示される等圧線と同じで仮想なのでしょうけれど、目に見えると理解しやすいです。
一般的な砂鉄を使う方法です。 いちいち砂鉄を片付けるのは面倒ですので容器に入れて観察できるようにします。 材料は、グリセリン 砂鉄 透明のプラスチック容器 アクリルネジ(6ミリボルトとナット)です。
写真1
15センチくらいの角形の容器2つ購入しました。蓋2枚を向かい合わせに接着すると丁度良い大きさと厚みになります。 蓋の片方の角に5ミリの下穴を開けて6ミリのタップをたてます。6ミリのアクリルナットを下穴に合わせて接着します。蓋にナットの接着ができたら、蓋2枚を向かい合わせにして接着します。
写真2
グリセリンが漏れ出さないように適当なパッキンを取り付けます。ねじ穴から砂鉄を適量いれてから、グリセリンをめいっぱい入れます。少々空気が残りますがやむを得ません。使用したグリセリンはおおよそ、250ccくらいでした。また、グリセリンの温度変化による膨張収縮はプラ容器の構造からして気にしなくて良いと思われます。
で、完成です。容器をよく振って机に置くと砂鉄はだいたい均一に散らばります。
写真3
気泡が残ってますが、それほど邪魔になりません。
机に立てると、
写真4
写真5
砂鉄はみるみる沈下します。 容器の大きさにあった、10センチのアルニコ棒磁石を使います。
写真6
よく振って写真3の状態にして、アルニコ磁石の上へ近づけると、砂鉄が模様を描きます。
写真7
部屋の照明とカメラ自身が映り込んでしまうので、真上からは撮りづらいです。
写真8
それなりの写真が撮れました。 磁石の中心を通るようにできればよいですが、そのためには容器に穴を開けて、磁石を半分容器に埋め込まねばなりません。そこまでする気はないのでこれでよしとします。
2月14日の記事「発散トーラスによる 重力 の理解」に続いて、発散トーラスによる磁気双極の説明を考察していますけれども、やはり磁気は非対称な現象だろうと考えます。 一見、写真8のように完全対称に思えますが、磁気双極はS極ならびにN極の独立した(単極の)発散トーラスの組み合わせのようです。その差分が電磁誘導と単極誘導の現象のように思えます。 ただ、差分が出る理由として、原子核内の陽子中性子が関係ありそうに思えます。 発散トーラスは、「距離の7乗に逆比例する力」です。重なり合って、打ち消しあって、その差分が「距離の2乗」として現れるのかも知れません。トム・ベアデンが指摘しているようにどこにでも転がっている磁石には途轍もない組み合わせが潜んでいる様に思います。
元が非対称だからこそ、起電力を「両極:電磁誘導」+「極の中央:単極誘導」の2つの合算として説明せねばならなかったように感じます。 それは、「座標系の違い(という発想)」→「運動する物体にかかる電磁気現象」→「光速度不変」→「時間空間の歪み」という理論展開とは異なってきます。 でも、まだわかりません。
1800年代初頭から中頃過ぎまでにおいて、物理学者で電気磁気の研究をしていた30人ほどの内、いくらかは電気磁気の現象が非対称だと考えていた人が居たのではないでしょうか。そんな気がします。重要なこととして、現象が非対称で(開放系の)E軸が本当ならば、いわゆるフリーエネルギーなる仕組みは可能だということになります。バランスを崩す方法がカギになります。パルスを使うか、回転を使うということになりそうです。ニコラ・テスラはパルスの方です。
ブログランキングの応援と広告のクリックをお願いします。