弧理論(Ark Theory)の考え方において、 電子 が観測者に対して運動Pにあり、かつ真のエネルギー値がゼロの時、観測者は電子を「波:電磁波」として観測します。 電子 が持つ真のエネルギー値がすべて運動Pに変わったときの状態を電磁波といいます。
弧理論の考え方によれば、E軸上の実体は、位置を伴って質量を持つ電子として現れます。 電子 はE軸上の実体が投影されることによって現れる映像だと云うことです。
図1
は、観測者に対して静止している場合です。
観測者に対して運動P1にあるときは、実体Cが持つ真のエネルギー値は僅かに減少します。(C0-C1)だけ減少し、その分がM軸上に運動P1として現れます。運動Pは、物理学で定義されるエネルギー[ML2T-2]のことです。 運動Pが増すにつれて電子の質量は、次第に観測しにくくなります。(M軸に対して電子は、次元を失う。)
図2
E軸上の実体が持つ真のエネルギー値がゼロになるときM軸上にすべて運動P3として現れます。これが”波”です。電子で云えば”電磁波”になります。 このとき電子はM軸上で質量を失います。従って量子力学で云う「光子は質量を持たない」ということです。測定不能あるいは観測できない。
運動は相対的ですので、観測者が光と併走するとき、光は電子として観測されるはずです。
注:ずっと以前から気付いていたのですが、図2において、電子の運動状態を説明するにP3を用いることは誤りです。(図2の一部が間違っているということです。) いずれ訂正しようと思いますが、ここしばらくは図2をそのまま使います。
云いたかったこと。ローレンツ変換は必要ありません。その発想の原点となったマクスウェル理論での矛盾について、「電磁誘導とローレンツ力」は、そのまま扱ってよいと考えます。矛盾は無いと考えます。
一つの物理現象(起電力)が二つの原因(電磁誘導とローレンツ力)の合算であるという説明は、観測者の立場によって異なって見えるということが(都合が悪いからといって)「座標変換」を促す理由と考えません。他にも理由があるからです。 以下が説明です。
2013年から2015年頃まで行った単極誘導モーターに生じる力に関する実験の結果、電磁誘導と単極誘導の現象は異なる現象ではないかと考えます。(電磁気現象は非対称な現象であると云うことです。)
その理由を説明する前に、量子力学での原子の説明です。
原子はよく次図のように説明されます。
図3 出典:wiki原子より
しかし、電子の分布は確率によって決まり、図3のような軌道を取っていないのであって、
図4 出典:量子力学その五~電子雲より
や雲のようであり、
図5 出典:同上
写真1
のようであると云って、一般に持つ物質のイメージは誤りだとされます。実際は波動関数によってのみ説明できるとされます。
写真2 出典:物理学の魔法の鏡
は最初の波動関数です。 確かに実験的事実と合っています。しかしこれはミクロでの話しです。
これに対して、ある科学者は次のように述べています。
たとえば地球の科学者は電子が粒子で、波動性の二重性をもつものと定義せざるを得ない状態にある。彼らは電子は確率波を持つ粒子だということによってこれを正当化させようとしている。これは心で描くことのできない状態であり、そのための進歩の唯一の方法として抽象的な数学に頼らねばならなくなる。
人は感覚の中に住んでいます。マクロな世界です。例えば、
写真3
磁石は、磁区から出来ており、
図6 出典:永久磁石材料より
磁区は結晶です。結晶は原子で出来ています。いわば磁石は超巨大な単原子だとも考えられます。化学の発達に関する記事の時に用いた図を示します。
図7
磁気現象(磁石)は主に原子の周囲にある殻電子の個数と配列に依ります。 古典電磁気学は原子核が発見されてもほとんど影響を受けませんでした。 管理人による実験に依れば、
- 電磁誘導は、磁石を構成する原子の殻電子と磁石の周囲にある電子との相互作用
- 単極誘導は、磁石を構成する原子核と磁石の周囲にある電子との相互作用
なのではないかとの仮説を持っています。そして、磁石は超巨大な単原子として観ることが出来て、マクロではそのまま扱ってよいと考えます。 これを非慣性系と考えてよいのか、よく分かりません。 とにかく、観測者の立ち位置によって、電磁気現象は異なるエネルギー(上記の運動Pのこと)を持っているということです。 まだ、具体的な方法『理屈や装置の構想』にはつながりませんけれど、これらをうまく使えばフリーエネルギーなる装置はできるだろうと考えます。
座標変換、ローレンツ変換、あるいは光速度不変の原理などではありません。
図8
トム・ベアデンの手紙によれば、マクスウェルの方程式群もヘヴィサイド・ギブス等によるベクトル表記も非対称だったはずとのことです。それがルードウィッヒ・ローレンツのときあたりには非対称な部分は切り捨てられたといいます。その結果、電磁気学には上記の矛盾が残ったのだと考えます。
余談です。このような非対称電磁気現象を説明する解答をえるに、管理人はE-M軸平面(図1)での「実体の積分を伴う回転変換投影」なる操作を幾何的に求めたのが発散トーラス(単極で発散ありの渦あり)です。
「第3起電力のエネルギー源について」 の最後に少し出てきます。トム・ベアデンが記したヘビサイドが発見したという「巨大な回転性電磁気エネルギー流(前述手紙の10のところ)」とは、発散トーラスのようなものだったと思います。 これまでに分かっていること。複数の発散トーラスを重ね合わせて電気磁気現象が出来ており、重ね合わせによって、互いに打ち消しあい差分のみが現象として捉えられています。バランスを崩せば発散トーラス本来の巨大な力を引き出すことができます。そのヒントが「電磁誘導と単極誘導」にかかる非対称性にあると考えます。
大事なことは、次へ進歩するには中学生くらいでも理解できるものである必要があると云うことです。超難解な数学理論と人の感覚でわからない、しかも多数の国の予算を持ち寄ってしか行えない実験などで、次へ進める訳がありません。
ブログランキングの応援と広告のクリックをお願いします。