遊園地にある回転する乗物で受ける 加速度 は、重力による加速度と区別できません。宇宙飛行士は打ち上げ時の加速度に慣れるために遠心シミュレータで訓練します。
写真1 https://www.redbull.com/jp-ja/do-you-have-what-it-takes-to-be-an-astronaut
世界の多くのロケット発射場は赤道に近いところに設けられています。地球は西から東に自転しています。ロケットを東に向かって打ち上げることによって、自転による遠心力を利用できます。使う燃料を少なくできるか、もしくはより重い物資を宇宙へ運べるからです。
図1 http://spaceinfo.jaxa.jp/ja/launching_sites.html 赤道近くで幾つかの条件を満たす位置
重力の加速度は遠心力と区別できませんが、重力の加速と遠心力は別物です。でなければ、地球上で南極と北極で重力は大きく、赤道上で重力が小さいだけになるはずです。そして、ロケットは東向きでも西向きでも打ち上げにかかる燃料は同じになるはずです。そのようなことはありません。
どうも、重力は、物質あるいは物体の回転運動と深い関係にあるようです。 相対性理論において、重力は質量による空間の歪みが原因だとされます。
図2 http://granite.phys.s.u-tokyo.ac.jp/ja/?GWHistory
相対性理論では、重力と遠心力の違いはよく理解できません。
それ以前に、相対性理論を含めた自然科学は間違っています。
図3
時間は物質の運動から作ります。時間を用いて素粒子の質量を表しています。質量は、例えばGeV/c2で光速度の二乗が入っており、時間が使われています。また、相対性理論は時間を光速度不変の法則に置き換えた上で、時間と空間を定義し直して「重力とは何か」を理論づけています。勿論、その前に時間がわからねば光速度を求めることはできません。
いわば自然科学は循環論法であって、平たく云えば「堂々巡り」に過ぎません。「わけることによりわかる」とする素粒子物理学は、堂々巡り理論に過ぎず、終わりがありません。相対性理論は最初から転けています。
これまでの考察により、回転運動には2種類在ります。 「回す」と「回る」です。数学的には、加速度として「時間の2階微分」として扱われるため一種類しかありません。
図4 出典:ニュートンの運動法則とパーティクル
数学的には、加速度一定であればその場で「くるくる回る」イメージがあります。 しかし、現象としては2種類存在します。
「回す」には、回転させる機構があります。例えば、往復運動を回転運動に変えるレシプロエンジンがあります。
図5 出典:失念
ローターリーエンジンも同じですし、直流モーターもブラシレスモーターも誘導モーターも同じです。 見渡せば世界中にあるほとんどの回転運動を利用する機械は「回す」機構を持っていることに気付きます。素粒子加速器でさえ同じです。加速器は無茶苦茶効率が悪いです。
例外的に電子レンジに使うマグネトロンは、「回る」装置ですが、2.4ghzのマイクロウェーブを取り出しますので目的が違います。
図6 出典:失念
「回る」運動を示す現象にはファラデーの単極誘導モーターがあります。
単極誘導の現象には、回転させる機構がありません。これまでの実験によって、単極誘導の現象は、電流(電子)と磁石の原子核との間にある関係によっているらしいです。
そういえば、起電力を求める数式は、マクスウェル方程式より求めた下記によります。
式1
起電圧Vは、右辺第1項と2項の合計になります。一つの起電圧を求めるに異なる二つの現象の合算であるということは、不思議なことです。 第1項は電磁誘導で第2項が単極誘導による起電圧です。この問題は、昨年筑波大学の小泉教授によって解明されたとのことです。(ファインマンも解けなかった問題を解明 ~ファラデーの電磁誘導の法則とローレンツ力はなぜ同じ起電力を与えるのか~)を参照ください。
管理人には上記記事を読んでも理解できませんでした。時間を用いている量子力学は問題外であることは既に説明しました。 管理人による式1の理解は以下です。
第1項(電磁誘導)は、「回す」であり、第2項(ローレンツ力)は「回る」である。
そして、電磁気現象において、『遠心力は電磁誘導「回す」に関係し、重力は単極誘導「回る」に関係している』だろうというのが結論です。だから、似ているけれども2つにわかれていると云えます。
どうも、重力は単極誘導による回転運動と深い関係がありそうです。 『別の次元軸であるE軸、物質が持つ真のエネルギー値、発散トーラスとその組み合わせによる楕円磁場』、これらと理論的なつながりがなんとなく見えてきました。 一言で云えば、重力は(原子核をも含む)電磁気的現象の一種だろうということです。そのためには、別の次元軸を考慮に入れねばなりません。光速度不変の原理ではダメです。 直観的に「地球の自転、単極誘導、ジェット気流、オーロラ」の間には何か関係があるようです。
それにしても、よくこれほどに見当違いの方向へ進んできたものだと感じます。物理学者といえどもパトロンである金融資本家の云うことを聴かざるを得ないのです。(Tom Bearden’s Response to ARPA-E ビールデン博士のエネルギー先端研究局への返答)
20の変数を持つ20の常微分方程式群であるマクスウェルの原方程式をベクトル表記に変える際に、彼らは巧妙に本質を隠したのだとわかります。 その結果、相対性理論が生まれたのですし、昨年の小泉教授による量子力学的解釈に至ったのです。
図7
注:断定して書いておりますが、本記事が正しいかどうか今のところわかりません。調べた限り、たぶん正しいようです。 本当は簡単なことなのに随分複雑になっています。
数学者岡潔の言葉を参考に「自然科学の問題点」「時間とは何か」「空間とは何か」について、足かけ4年ほども考えてきました。最近ではかなり短く書き下せるようになってきました。右側に示したリンク先「時間とは何か」など幾つかのホームページの内容は少し古いため内容はまとまっていない段階での記事です。書き直す必要がありますけれど、なかなかに億劫で放置しています。
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