電磁気学 は主に電子の挙動に関するものです。
図1
その後、20世紀にはいって極性が反対で電気量が等しい陽子が発見されました。単純に考えて電子と同じだけ陽子にかかる 電磁気学 があってしかるべきです。でもありません。知る限り核磁気共鳴くらいしか知りません。 電磁気学 は双発機の片肺の状態にあると考えます。
図2
原子核の発見とともに化学は適正に修正を受けました。しかし、電磁気学はそのままでした。
どうも目指すフリーエネルギーの仕組みは、この辺りにありそうです。 具体的には、外村彰氏によるベクトルポテンシャルの話に関連します。
磁石の周囲には原子核内にある陽子にかかる某かのポテンシャルが存在するかもしれないと考えています。 この考えは数年前には持っていましたが、最近、弧理論による水素・ヘリウムの原子模型を模式図として説明するに「陽子にかかる某ポテンシャル」の考えがよみがえりました。ポテンシャル自体が2種の発散トーラス(下記のCG)を組み合わせた楕円磁場の差分だろうと考えています。
図3 上下2つの発散トーラスを組み合わせたのが楕円磁場(磁石のN極とS極は、双極ではないかも)
過去に書いたように単極誘導の現象は、磁石を構成する原子核と周囲を運動する電子との相互作用という仮説です。単極誘導の現象は(微弱だけど)ある種の原子力だとの考えを持っています。フリーエネルギーには陽子と電子が関係しているだろうと考えます。
これはトム・ベアデンが手紙に指摘した「ヘビサイドの発見した回転性電磁エネルギー流」と同じものであるはずです。「物質的自然とフリーエネルギーの概要」を参照ください。 差分を大きくするには楕円磁場のバランスを崩せばよいはずです。 しかし、電子だけでは無理です。 コイルにパルスを印加すれば瞬間だけ出るようですけれども、本命にはなりえないようです。 磁石の周囲に陽子による某ポテンシャルが存在してもよいと考えますし、求めるフリーエネルギーの仕組みは、この某ポテンシャルに関係するはずと推論しています。
因みに発散トーラスは、「距離の7乗に逆比例する力」の場です。超巨大です。上下(あるいは正負・NとSあるいはまたは赤と青)2つの発散トーラスが互いに打ち消しあう状態が楕円磁場です。
図4
また、発散トーラスには、回転軸方向によって4種類考えられます。
図5
弧理論による水素分子とヘリウム原子の模式図は3つの基本粒子(陽子・中性子・電子)に合計8種の発散トーラスを組み合わせた4つの楕円磁場を重ねたものになります。 かなり複雑ですが、原子核が2種類の力で結合していることが説明できます。 つまり、強い相互作用と弱い相互作用は楕円磁場の結びつきによる結果だとの仮説です。 それなりに原子模型が説明できそうになったら記事にするつもりです。
一つ肝心なこと。別の次元軸(E軸)上にある実体は投影により「位置と質量を持った物質」を現します。これが物質的自然(M軸)をして映像だという理由です。
図6
投影角が浅くなると運動Pとして観測されます。3つの基本粒子が持つ、複数の正負の発散トーラスは互いに組み合わさることにより、発散トーラスは閉じます。(丸まります。)これが楕円磁場です。
発散トーラス(図3と図4)は、運動P3のM軸上での断面での形状です。
図7
E軸上の実体Cは、C3からC2を経てC0へと安定しようとします。(物質は観測者に対して静止する) C3からC2へ移るには、物質にかかる運動P3は無限大を経なければなりません。
運動P3 → ∞ → 運動P2
この無限大の運動Pが「距離の7乗に逆比例する力」、つまり井出治氏のトランスに現れる正の起電力の正体でした。
ここで、3つの基本粒子が互いに近寄ることによって、発散トーラスは互いに結びつくことにより丸まります。つまり、発散ではなくなります。これが楕円磁場です。これにより、3つの基本粒子はお互いに周り合って渦を作り、静止状態に戻れなくなります。 E軸上の実体が安定なC0の状態に戻るには、基本粒子は一旦無限大を経なければなりませんが、丸まってしまうことにより、運動P3から運動P2の状態へ移行できないのです。 これが弧理論による原子の運動の意味です。
E軸上の実体は、安定な状態に戻ろうとするが故に楕円磁場を形成すると運動せざるを得ないのです。全ての元素を構成する陽子・中性子・電子は近づこうとすれば(正と負の発散トーラスの束線が閉じることによって)互いに接線方向に力を受けます。(これが運動P3です。) 基本粒子はお互いに回り込む運動をせざるを得ません。
2016年に出した水素原子の模型はその当時、楕円磁場の仕組みに気付いていませんでした。
図8
異なる粒子が持つ正と負の発散トーラスが組み合わさって、その束線が丸まることにより物質は静止し得なくなるというのは、(管理人的に)大発見です。 陽子の運動との関係を云々して電子に運動を促すという仕組みを考案すればよいということになります。そのためにファラデーの単極誘導を使うということです。
以上を形にすれば、片肺ではなくなるようです。
精神科学と社会科学の大枠がわかってから、最近は物質科学(弧理論による水素・ヘリウム原子模型)について考察しています。おおよそ上記の現状にあります。ただ原子模型を記事にするには解けないことが多すぎます。 発散トーラスを組み合わせた楕円磁場の意味に5月初めに気付きました。凄いことです。 現在の模式図はわかりにくいので、いずれ模型で示したいと思います。それとヘリウム原子の模型は納得できるのですが、水素の模型は安定した構造にならなくて苦心しています。
ブログランキングの応援と広告のクリックをお願いします。