岡潔によれば 唯物主義 を次のように述べています。「【3】五感でわかるもの」より。
どんなに工夫しても五感でわからないものはどうなのかというと、そういうものはないと思っている。「ない」といってるんじゃありません、「ない」としか思えないのです。だから、仮定とも何とも思ってやしませんから、それについて検討するということはしない。
また、この 唯物主義 を見直すべき時に来ていると述べています。「【3】西洋の唯物主義」より。
西洋人は五感でわからないものは無いとしか思えない。これが唯物主義です。この仮定のもとに調べてきた。それが自然科学です。そうすると、とうとう素粒子というものにいき当った。不安定な素粒子というものがあって、生まれてきてまたすぐ消えていってしまっている。無から有が生じるということは考えられない。そうすると、五感でわからないものは無いという仮定は撤回しなければならない。それで西洋の学問は、一番始めからもう一度調べ直さなければならないところへきているんです。
この唯物主義者は、共産主義に通ずるといいます。知識としては知っていましたけれども、理由がわかりました。
前回の記事に追記した興味深い動画です。
茂木誠氏の言葉です。「非宗教家という宗教が教科書を席巻している。」これです。
無宗教の人は、「神を信じない。」だけであって、他人には「神の存在の有無と信じる、信じない」を強制することはありません。
しかし、唯物主義者は、「五感でわからないものはないとしか思えない。」のですから、「神の存在を信じないし、認めない」のです。これが非宗教という宗教へつながります。だから、唯物主義者は、「万人が神を否定すべき」と考えます。これは非(否)宗教という宗教です。これは自己矛盾です。 共産主義の元となったカール・マルクスは、ドイツ・プロイセン王国の出身で、墓はイギリスにあります。
岡潔は、 唯物主義 は見直すべきところに来ていると述べています。突き詰めると、彼らの共産主義は、見直さざるを得ないところに来ていると云うことです。 さらに、1960年代~1970年代にかけて単独で取り出せないクオークを物質と認めたときから唯物主義ですらありません。 主義思想の面からして破綻しています。右検索欄にて「クオーク」を参照ください。10件記事があります。
こう考えると「五感でわからないものはないとしか思えない。」というのは、毒を含んでいるように思えます。これまで何度か書いたように「自然科学は統合失調」の状態にあると感じます。
でも、偽ユダヤ人たちが旧約聖書の成就を願っているらしいことと整合しません。何故だろう?もっと激しい選民思想か?わかりません。
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