以前、中華部品を集めて適当に作った3Dプリンタは、精度が出ない代物でした。
参考2017年8月17日「自作CNCに3Dプリンターはどうだろう」、2019年5月8日「自作 3Dプリンター 中華部品の寄せ集め」
- 印刷エリア20cm*20cm
- ダイレクト方式
- ノズル0.5ミリ
- 1層目0.4ミリ 2層目以降は0.3ミリ
ダイレクト方式でしたからホットエンドが重くてz軸の調整に苦労しました。また、Y軸のベースをアルミ板で自作したためかz軸(高さ)が安定しませんでした。
何とか、ノズル0.4ミリで積層を0.2ミリとしたいので2号機を作りました。今回は、3Dプリンタの部品を自前で印刷できますので、いろいろ検討した結果、Anet A8というタイプのアルミフレーム(2040)仕様にしました。次にリンク先のコピーになります。
部品等は、主にAliexpressから取り寄せました。2040アルミフレームは丸鋸で切断します。白のフィラメントを使いました。
写真1
電源とRAMS1.4ボードは背面側です。液晶表示は配線の関係で上部に付けました。フィラメントホルダーは上部に付けました。
この時点では、従前のダイレクト方式のXキャリッジですが、調べる内に面白い物をみつけました。
動画1
Orbiter というもので、これをダイレクトに使います。これは優れもので、遊星ギヤを使いますので、一回り小さいステッピングモーターを使えてトルクがあります。遊星ギヤは高回転には向きませんので、このような使い方に適しています。動画1の関連資料(“The Orbiter” 140g direct dual drive Extruder with up to 10 kg pushing force)などを適当に引用しつつ目的の.stlファイルを合成します。これらをまとめてTinkercadにまとめます。
写真2
で、参考に「 Anet A8 Orbiter direct drive extruder with BL-T 」として、Sketchfabに貼り付けました。
1号機で各部品を印刷しまして、できあがったのが以下です。
重さを量ります。355gありました。いいろ取り付けたので重いです。
ついでに、Orbiter extruderのみでは142gでした。
できあがったXキャリッジを付け替えます。
ベースを取り付け、ホットエンドを付けます。
ホットエンド用ファンとBL-TouchとOrbiter extruderを取り付けます。
次に、印刷物用のファンとダクトを付けた上で、配線をとりまとめて出来上がりです。
これから調整になりますが、大きな不具合から押さえていくことになります。今のところz軸の振動が大きいです。
因みに、機械駆動系の電源は24Vにしました。両側に取り付けたブロアは印刷物を冷やすブロアですが、これ共鳴します。うるさいです。2つのモーターとダクトの長さがあうのか、キーンという共鳴音がします。(印刷し直すのが面倒です。)ダクトの長さを2ミリほど長くすることで回避できます。このブロア2台は重くなるし大げさな気がします。単純に見た目を対称にしたかっただけですw。
ところで、以前作ったLaser Engraverのユニットをこれに付けようか、それとも1号機を改造して専用にしようか検討しています。2016年5月31日「自作CNC TTLレーザードライブ回路の試験」
追記 3/17 電源をDC24Vにしたので、ホットベッドの端子は直接半田付けです。コネクタでは火災になりかねません。また、ホットベッド加熱用のFET(RAMPSボード)が心配になりました。そこで、間にソリッドステートリレー(SSR-25 DD)を入れました。
BL-Touchの調整は以下を参考にしています。
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