数はどのように生まれたのかについて、面白い動画がありましたのでメモします。
動画1 10進法が生まれた究極の原因は「石川啄木」【数の発明2】#47
動画2 数と言葉はどちらも「身体ハック」から生まれた【数の発明3】#48
動画では 10進法 が生まれた経緯を推測しています。面白いことに、当サイトで探求している12進法について言及しています。
いつも引用するある科学者の言葉は研究の発端の一部になっています。次にご紹介します。
我々のさんすうはいくつかの重要な関係で君たちのものと違っているからなんだ。我々の祖先は君たちと同様に最初に計算法を学んだときに十本の指を使ったんだ。
我々が君たちがやっているのと同じ十進法を基礎とした計算システムを開発したのはおきまりの結果だった。長い習慣から、その後数世代の間このシステムが使用され続けたが、十二進法を基礎としたシステムがもっとかんたんで有用で、本質的により可分性あるとわかったんだ。知ってのとおり、十二は、二、三、四、六で割り切れるが十は二と五でしか割れないんだ。
ある科学者の祖先も最初は10本の指を使って数を数えたことから 10進法 の計算システムに至ったということです。これは、動画1と2で解説されていることと同じです。
しかし、その次が異なります。「十二進法を基礎としたシステムがもっとかんたんで有用で、本質的により可分性ある」としています。その理由として素数について述べていることです。ある科学者は素数とは言わないながらも12進法によるシステムの方がより少ない素数で、有用でより可分性があると述べています。
自然科学は、運動Pから作る時間をパラメーターとしていますが、時間は量ではなくて角度から作ったがために「10進数による12の倍数」です。
つまり、岡潔が山崎弁栄上人の言葉をひいて云ったように「自然が心を映し出す為にある映像」ならば、自然は別の次元軸からの投影による映像だということになります。【3】西洋の唯物主義
ならば、自然という映像は別の次元軸からの投影角により決まることとなり、投影角は時間に置き換わるパラメーターになり得ると考えます。すると、そのパラメーターとして当然のこと12進数を用いた方が有用であろうと推測できます。注:前回の記事を参照ください。
図1 上から眺める→実体は物質と運動として現れる
10進数の計算に慣れきっている我々は、12進法の計算はもの凄く難しいはずです。その簡易な解決法を2016年3月1日の記事「五つ玉のそろばんは、12進数の計算に使える
」に示しています。
gif1 五つ玉そろばんによる12進数の桁上がり
12進数の計算に慣れる困難さについて、ある科学者は次のように述べています。
結局、我々の人類はどうあっても昔の習慣を破ろうと決定し、十二進法による数体系を法律としてきめた。数世代の間は数学的混乱の時代だった。これは、新しいものを受け入れることによって得られる利益をわかっていながらも、古い計算の仕方を放棄するのを拒否したり能力不足だったりすることに起因したものであった。結局、十進法による数学の教科書を廃止し、その後の出版を禁止することが必要になった。この法律は異常で多くの人々にとって手厳しいものだと考えられたが、それによって十二進法への転換は完遂された
現在までの所、12進数が有用でより可分性があるとわかる具体的な証拠はありません。しかしながら、仮に明確な証拠が得られたならば、人類全体に破壊的影響があるだろうとわかります。
参考: Wolfram|Alpha 日本語版:計算知能 10進数←→12進数への変換等の計算に便利です。
角度は物の量ではない。事の質。だから、時間は量でありません。
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