長年使ってきた婦人用ソーラー腕時計が止まるようになってきたそうです。夜には蛍光灯近くに置いて充電しています。電池の交換が必要ですが、修理に出す値打ちがあるかどうかです。
裏蓋を見ると「SEIKO V182-0A0A」とあります。二次電池ですから、通常は手に入りません。そこで裏蓋を外して確認します。時計の裏蓋をあけるには専用のオープナーが必要です。
それと時計を万力で固定するに抑え台が必要です。オープナーは以前から持っています。
抑え台は時計を傷つけずに固定できなければなりません。そんなものは都合よくもっていませんので、自作3Dプリンター2号機で作ります。フリーのブラウザで使えるTinkercadを使って設計します。
データをSlic3rにてスライスします。
3Dプリンターで印刷します。
できあがりです。
万力に固定して、
裏蓋を外します。
目指す電池にシールが貼られていました。型番わからず。
シールを剥がしても型番は明記されていません。
ムーブメントに刻印があり、「V182A TWO JEWELS S.EPSON CORP. CHINA」とありました。 調べるとムーブメントの型番であるV182Aに対応する二次電池を探せばよさそうです。検索したら、大丈夫そうなのがありました。
- Seiko 純正 3027 V1Z(MT516F) キネティック ソーラー用 2次電池 バッテリー 3027V1Z (旧:3027 29Y MT616) V182 V187(V187-00AH) 等用
この二次電池、送料込みで1800円ほどです。修理に出すと万単位かかるようです。腕時計用の二次電池は端子が特殊です。購入してうまくいくかどうかわかりませんので、あるいは新規購入するか思案中です。
それにしても、自作3Dプリンターは便利です。ちょっとした物をすぐに作れます。
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