人の感覚でわかるのは物と事です。弧理論では”事”について、運動Pと呼んでいます。弧理論は次が前提です。
- 自然は別の次元軸(E軸)からの投影による映像(M軸)である。
そして、映像は次のように現れます。
- 物と事(運動P)は一つの実体の異なる面に過ぎない。
図1 E軸上の実体は、投影角によって物と事(運動P)として現れる。投影角が浅くなれば、”物”は次元を失い事(運動P)のみとなる。ただし、図に示すエネルギー面は、実体が持つ真のエネルギー値として、物理学上の定義によるエネルギーとは異なるので注意。
ある科学者が言った3つの科学(精神科学、社会科学、物質科学)の内、2つの科学についての大凡はわかりました。そして、残る物質科学について探求しています。では、 物質科学 とは何かということです。
- 物を量り、事を質ただす科学
そして、事(運動P)には、次があります。
- 角度
- 時間
- 速度、加速度ほか
- 熱
- 温度
- 圧力
- エネルギー
- 波
- 統計
- 確率
- 情報
いずれも、物の量ではなくて、事の質です。
- 数は(物の)量のかげ・・・・岡潔による
- 数は事の質のかげ・・・・管理人による
角度から作ったのが時間です。波の一形態が波動です。波動の一種として孤立波(ソリトン)があります。そして、素粒子群は波の一種であり、物ではなく「事」です。素なる粒子と表現されますが、素粒子は”事”です。
熱力学的エントロピーと情報エントロピーのいずれもが”事”である旨については、過去に示しました。
ここで、今回入れたのが「統計と確率」です。情報もしかりです。どうも、多くの人は、情報と運動Pを切り離して考えるようですが、それはあり得ません。紙に書き記そうがメモリーに残そうが、人が考えること自体にも、必ずなにがしかの運動Pは伴います。また、
- 確率は、原理とか原因とか仕組みではなくて結果であり、事である。
素粒子が離散的、かつ確率的に現れるのは、弧理論の要件である”自然が別の次元軸からの投影による映像”だからですし、素粒子群が”事”だからです。
では、人の感覚でわかる物と事の範囲はどれほどかをみてみます。従前、人の感覚でわかる物と事の範囲を次図の赤い括弧で示してきました。
数学者の岡潔は「人の五感でわかる」という点について、「【3】五感でわかるもの」で次のように述べています。
物質は、途中はいろいろ工夫してもよろしい。たとえば赤外線写真に撮るとか、たとえば電子顕微鏡で見るとか、そういう工夫をしても良い。しかし、最後は肉体に備わった五感でわかるのでなければいけない。こう思ってます。
「肉体に備わった」という点を、もう少しはっきりしたのが図3です。
物と事という区分を考えたとき、人の感覚でわかる物と事の範囲は、それぞれ異なることがわかりました。
図3 人がわかる事の範囲に際限はない
人の感覚でわかる”物”の範囲は、おおよそ上図の括弧で括った範囲です。この範囲について、岡潔は”赤外線写真に撮るとか、たとえば電子顕微鏡で見る”などの工夫すると述べました。それでも、その及ぶ範囲は、人の身長に比して1020倍とか10-20倍くらいまでです。
一方で、人が持つ感覚でわかる”事”の範囲は、それらを遙かに超えて可能です。人は限りなく複雑なことを考えることができます。その行き着く先がワームホールやビッグバン理論であり、ヒッグス粒子などです。これらについて、図1における投影角が浅くなった状態で、いずれも運動Pが大きくて、物は次元を失った状態です。これらは既に物ではなく事です。その極地は具体ではありません。抽象です。
しかし、極端に緻密で複雑な抽象である事(運動P)であっても「外のない内」に過ぎません。注意が必要です。
岡潔の言った第1の心は、「意識を通し言葉で言える心」でした。言葉は互いに規定し合って成り立つ循環・ネットワークでした。勿論、数学を含みます。冒頭に述べたように、多くの人は自身の思考にかかる情報を運動Pと切り離して考えるようですが、切り離すことはできません。我々の思考(第1の心:脳の働き)もまた、図3の”事”の内にあります。(大脳の生理的電気的な働きとして。)
過去記事に書いたように、あまりに緻密で複雑な事を思考することにより、第2の心との乖離によって”心を病む”のは、心の面でも身体の面でもその複雑さに耐えられなくなるのかと考えます。緻密で精密で、複雑であることが進歩ではありません。過度に抽象なだけです。本質はそれほど複雑ではないはずです。
素粒子物理学やその先にある場の量子論、スピンネットワーク、ループ量子重力理論、などは、既にして抽象でしかありません。第1の心の特性である循環・ネットワークが現れているからです。議論や理論に繰り返しやネットワークが現れたら、その複雑さに限界が来たと考えるのが妥当です。過去記事にあるように「唯識に繰り返しが現れる」というのが、そのよい例です。
ついでながら、弧理論にもいつかは循環・ネットワークが現れるはずです。「別の次元軸からの投影による映像」だとするのは、その壁を当面の間、回避することが目的のひとつです。現代の自然科学が時間をパラメータとしているのに対して、図1に示すE軸-M軸での投影角をパラメータに使おうというのが弧理論における大事なポイントです。 物質科学 は、自然をE軸-M軸での位相問題として捉えられます。だから、12進数による数学システムが重要なのです。
余談です。過去にビッグバン理論で宇宙の始まりから10-40秒後とかの計算は、時の現在を求めるのと同じだと書きました。第1の心は時の現在を含まないので、計算で求めることに意味はありません。というか求められません。
図4と図5の時の向きは逆です。図4の「量子のゆらぎ」は図5の状態(ア)に等しいです。宇宙物理学者は、宇宙の始まりを求めているのではなくて、時の現在を求めようとしているに過ぎません。
同じくスピンネットワーク、ループ量子重力理論も「言葉で言える」という循環・ネットワークにたどり着いていることに理論物理学者たちが気づいていないのは興味深いです。如来の意味に近いです。過去記事を”如来”で検索ください。
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中国による尖閣侵攻危機と、憲法改正の必要性を知って下さい
書込み大変失礼致します。
皆様にこの度どうか知って頂きたい事があり、誠に恐縮ですが書込ませて頂きました。
テレビが大きく報じぬ中、連日尖閣奪取を狙う、中国の日本領海侵犯が激しさを増す現状を、中国に侵略虐殺を受けるウイグル等と重ね、どうか多くの方に知って頂きたいです。
かつて9条の様に非武装中立を宣言し、平和的で軍事力の弱かったチベット等は、中国に武力で侵略虐殺され、その覇権拡大は現在進行形で行われています。
韓国が日本の竹島を不法占拠した際、多くの船員が機関銃で襲撃され死傷し、北朝鮮には国民を拉致され、
尖閣には中国公船が侵犯する現状でも、9条により日本は国を守る為の手出しが何一つ出来ません。
中朝ロの数千発の核ミサイル標準は常時日本に向けられており、尖閣、台湾周辺の動きも激化する中、9条を改正し自立した戦力を持たなければ、
有事の際、敵基地攻撃能力を持たず、原発も動かず資源の無い現状防衛力では、日本人の命と領土は守れません。
中韓による侵略は、メディアや野党が法制化を目指す、外国人参政権や夫婦別姓等からも始まっており、
外国人参政権はアメリカ始め世界でも認める国は少なく、
ハワイは米国に外国人参政権を与え乗っ取られ、ウクライナのクリミア半島も住民投票を行った体でロシアに帰属しました。
又夫婦別姓等も元々は中韓の制度であり、地位の低い女性は夫の姓を名乗らせないという、女性蔑視の歴史的背景によります。
この夫婦別姓は最終的に戸籍廃止を目的としており 、戸籍により追跡発見が出来た
背乗りやスパイ等の犯罪も、これを無くす事で不都合な出自隠蔽も容易となります。
先進国で唯一スパイ防止法が無い日本で、
中韓に軸足がある野党やメディアが、制度の危険性を隠し国民を誘導する現状からも、既に浸透工作は最終段階である事、
日本でウイグルの悲劇を生まない為に、一人でも多くの方に目覚めて頂きたいと切に思い貼らせて頂きます。
https://pachitou.com
長文、大変申し訳ありません。
注意喚起ありがとうございます。林千勝氏やHarano Times、篠原常一郎氏、大紀元エポックタイムズなどの資料を閲覧しています。
いずれかの主義主張に加担したくなりますが、影響を受けないようにしています。