管理人は、かなり前から「 情報 とは何か?」ということを考え続けてきました。漸く意味がわかりましたので、ここにメモします。
情報 とは何かについて、Wikiによれば、次のように記されています。
- 意味のあるデータの集まり
- あるものごとの内容や事情についての知らせのこと。
- 文字・数字などの記号やシンボルの媒体によって伝達され、受け手において、状況に対する知識をもたらしたり、適切な判断を助けたりするもののこと。
- 生体が働くために用いられている指令や信号のこと。
- (情報理論(通信理論)での用法)価値判断を除いて、量的な存在としてとらえたそれ
同じく、情報とデータは異なるという記事があります。実は似て非なるもの!?「データ」と「情報」の違いとは? 書かれている内容を要約すると次です。
- データは数字・記号。事実を集積しているだけ。読み解くには専門知識が必要。
- 情報はデータから部分的に収集、加工したもの。次に何をすればいいのかの検討材料になるもの
管理人が知っている情報の定義はWikiにある5.です。詳しくは”情報量”に示されています。
弧理論には次の前提があります。
- 自然(宇宙)は別の次元軸(E軸という)からの投影による映像(M軸という)
そこから、ヒトが出来ています。ヒトがわかるのが物と事です。
- ヒトの肉体に備わった器官でわかるわかるのが物と事
- 物と事はE軸上にある実体の異なる面に過ぎない
- 物とは3種類(陽子・中性子・電子)ある
- 実体が90度以外の角度で投影されることにより事(運動P)となる
事(運動P)には次があります。
- 速度、流速
- 加速度、躍度(加速度の時間変化)
- 圧力、気圧
- 温度
- エネルギー
- 波
- 波動(時間の観念を含む)
- 孤立波(ソリトン)
- ソリトンの一種である素粒子
- 電磁波、光子
- 角度、時間
- 情報(記憶)
なお、言葉の一種である”数”には2種類あります。
- 数は物の量のかげ
- 数は事の質のかげ
運動Pの一種である角度から作った時間は物の量ではありません。時間は事の質です。つまり情報です。情報やデータが”事”であることはわかります。では、情報とは何でしょう。
その前に、学生の頃、言われていたのは「素なる時間、素なる領域に宇宙の全情報が蓄えられている」ということでした。しかし、弧理論の前提である「自然は映像」だとするならば、そのようなことはあり得ないことがわかります。例えば、次です。
gif 1
人馬であることはわかりますが、そこに人馬はありません。映像だからです。ある瞬間の細部を観ます。
写真1
そこには画素があり、一つ一つは隣と無関係です。モノクロですから、画素は明暗だけが変化しており、画素に個性はありません。では、人馬はどこにあるのでしょうか。管理人のPCにもレンタルサーバーにも貴方のPCや端末にも何処にも人馬はありません。映画ができて間もない頃に、撮影されたものだと推測されます。その時、人馬がいたのです。
ほかの例です。
写真2 ニュートンのゆりかご
一部を拡大します。
写真3
金属球が接しています。しかし、映像ならば、金属どうしが”接する”ということに意味がないとわかります。
このたとえ話を”自然:宇宙”に当てはめます。
自然は映像です。すると物(陽子・中性子・電子)の組み合わせとしてできているヒトや犬猫や馬や自動車に本質はありません。これが弧理論の骨子です。本質はE軸上の実体にあります。
また、接するということに意味はありません。ここで物理学上の前提となる”近接作用”はあり得ないことがわかります。貴方は写真3に示すように金属球どうしが接する状態をイメージできますでしょうか? 管理人は無理でした。心に描けないモデルはダメだと感じます。理論体系を遠隔作用で創るべきだと思います。
上記の通り、情報は事(運動P)の一つです。写真やgifは、ニュートンのゆりかごや人馬から部分的に収集、加工したものに過ぎません。
ですから、自然が映像ならば、ヒトや犬猫や馬や自動車、あるいは宇宙に本質はありませんし、収集、加工した情報にも本質はないということになります。
なぜ、このようなことを考えるかというと、第1の心は外のない内だからです。言葉に限界があることを考えてください。勿論、数学も言葉に含みます。
宇宙方程式なるものも同じです。図1 出展:AMeeT コラム
岡潔の第1の心について述べていることをまとめると以下です。
- 第1の心 意識を通し言葉で言える 私というものを入れなければ決して働かない心
- すべてを覆っているが、外へは決して出ていない心 外のない内
情報を含む物と事の本質はE軸にあります。情報は事(運動P)の一種に過ぎません。
弧理論は、すべての原因がE軸にあるという仕組みを探求しています。弧理論には、物の量と事の質を明確に区別した体系を創ろうとのもくろみがあります。逆に言えば、自然科学は物の量と事の質が混同されています。
- 2015年7月7日 聖書「初めに言葉ありき」は、弧理論「E軸上の実体は全情報を持っている」に等しい
- 2020年7月16日 動画「 自然 という映像の仕組み。熱力学エントロピーと情報エントロピーは同じ事」を掲載しました。
- 2021年9月20日 時間 とは、E-M軸からの投影の角度の表れである
- 2022年7月27日 事象の地平線 弧理論による解釈
ブログを開始してから本記事で総数800本になりました。皆様のご支援が励みになります。段々と本質に近づいてきました。感触として300本くらいは大事な内容(自然が映像であるという内容)を含んでいます。ヒトハアノモノ。
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