人工知能 が実現すれば、心が2つあることを知らない人は絶望する

数学者の岡潔は、人に心が2つあると説きました。ヲシテ文献にもタマ+シヰとして、心が2つあることを示しています。

現在のところ、人々は、自らの心が2つあることを九分九厘知りません。こうした中で、高性能なAIがGoogleによって開発されました。先日の記事にて、googleが開発したAIの「LaMDA」を取り上げました。 人工知能 を取り扱った過去記事は43件あります。

 

わけることによりわかるとする還元主義は「わからないもの」を常にブラックボックスとして扱うことにより発展してきました。よく考えると以下は、すべてブラックボックスであり、外のない内であり、ネットワークであることに気づきます。

脳の神経細胞(ニューロン)も、評価式もブラックボックスです。

式を実現するトランジスタもブラックボックスです。

トランジスタは、半導体による接合面(NPNやPNP)を持つブラックボックスです。

還元した要素は、常に状態を変化させるブラックボックスです。如何なる局面においても、相手がブラックボックスであることは決して変わりません。現に、素粒子物理学も同じ状態にあります。

 

このように比較的単純なブラックボックスを膨大に組み合わせてAIは作られています。

多くの人が「自身がこなす仕事はAIにとって代わられる」ということを認めざるを得なくなります。すると自己とは何か」という根幹が揺らいで絶望することになります。

考察の中で、「九分九厘」という言葉に引っ掛かりを感じました。日月神示(ひふみ神示)に示される「九分九厘と一厘」の話です。10%と言わず、いや、1%でさえありません。ほとんどの方は、ヒトに心が2つあることを知らない世界ですから、AIが実現すると、ほとんどの人は「自己」の存在に意義を見出せなくて絶望するだろうと感じます。

第二十八帖 (二八)
世界中まるめて神の一つの詞(王)で治めるのぞ。それが神のやり方ぞ、百姓は百姓、鍛冶は鍛冶と、今度はとことはに定まるのぞ、身魂の因縁によりて今度はハッキリと定まって動かん神の世とするのぞ、茄子の種には瓜はならんぞ、茄子の蔓に瓜をならすのは悪の仕組、今の世はみなそれでないか。これで世が治まったら神はこの世に無いものぞ。神とアクとの力競べぞ。今度はアクの王も神の力には何うしてもかなはんと心から申す所まで、とことんまで行くのざから、アクも改心すれば助けて、よき方に廻してやるぞ。神の国を千切りにして膾(ナマス)にするアクの仕組は分りて居る、アクの神も元の神の仕組を九分九厘までは知ってゐて、天地ひっくり返る大戦となるのぞ。残る一厘は誰も知らぬ所に仕かけてあるが、この仕組、心で取りて呉れよ、神も大切ざが、この世では臣民も大切ぞ。臣民この世の神ぞ、と言ふて鼻高になると、ポキン折れるぞ。七月一日、ひつ九のか三。

残された仕事は、創造的な活動を伴う仕事か工夫の余地のない単純な肉体労働になるでしょう。しかし、自然科学には、創造の仕組みはありません。そのかわりに絶望はあります。

 

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Φ について

2010年より研究しています。
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