進歩 とは 自明に疑問を持つことかも

研究を続けていて感じること。 進歩 とは、「自明だと考えられてきたことが実は、もっと基礎的な仕組みと働きによる結果に過ぎない気づくこと」のようです。

  • 時間は量ではなかった
  • 区別できないけれども運動には種類があるかも
  • なぜ、異なる種類の力が合成できるのか
  • なぜ、運動は相対的なのか
  • そもそも空間とは何なのか

学生の頃、学んだことの多くが「よくわからない」状態でした。科学全般について、どこか胡散臭く感じていました。今考えると、すべて自明とされることが自明ではなかったということです。自然科学には確固たる基礎がありません。

さらに、学問の間に隙間があると感じたりしました。例えば、地球の自転と順方向にジェット気流があることなど、誰も疑問視しないのは不思議でしようがなかったです。サイト内にはジェット気流の語を含む記事が27件あります。

図1 北半球におけるジェット気流

何だろう?自然科学者たちは、「わからないこと(都合の悪いこと?)は、見なかったことにして来た」のかとすら思えます。科学全体を見ると分裂していると感じてきました。サイト内には統合失調の語を含む記事が37件あります。

最大の疑問は、電磁気学において、単極誘導の現象が存在しないかのように扱われてきたことです。しかし、科学に誤魔化しはききません。これも事実です。

全体に、正確で、より細密・緻密に分析することが科学の方向であり、それについて考えられる人ほど性能がよいと認められています。最近は、逆に緻密な科学は、些末で些細なことだと管理人には感じられます。

図2 大きさのスケール

人がわかる”事”の複雑さには際限がなく、図2の両端にある「事:~理論、~学」は、正直、人にとって(些末で些細で)どうでもよいことに感じられます。それより、全体を形作っている仕組みの方が大事だと感じます。精密・緻密であることが進歩だというのは、間違っています。

例として、超ひも理論があります。理論物理学者の言う多元宇宙や10次元、あるいは11次元だという根拠を問われています。超弦理論の変遷より。

仲田:超弦理論の話では多次元宇宙,10次元時空や11次元時空といった話がでてきますが,それはどういう根拠なんでしょうか。

江口:根拠は,数学的な理論の整合性から来るんです。

抽象的な”事”である数学の整合性から来るという理論の何処に具体があるのでしょうか。それを進歩とは言いません。

彼らが作った数式の中に見ているのは、「スプーンは匙、匙はスプーン」というのと本質的に同じです。一歩も出ていません。

 

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Φ について

2010年より研究しています。
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