人の肉体に備わった器官でわかるのは、物と事です。
- 物と事は一つの実体の異なる面に過ぎない。(自然は映像)
- 物と事は互いに規定しあって成り立つ、繰り返し、循環である。
自然は別の次元軸上にある実体の投影による映像だとの考えです。弧理論の出発点です。
図1 基軸(気)上にある実体が投影されて物と事(運動P)として現れる(M軸:映像)
ある科学者は”一つの実体”と言いますが、自然にある現象を観察するにすべては、 差分 であるようです。ということで、物と事は複数の実体に関係しているとみています。複数の実体が映写されることにより、物と事として現れているということです。
物は陽子・中性子・電子の三種あります。事(運動P)には、次のようであると考えられます。
- 角度、時間
- 速度、流速
- 加速度、躍度(加速度の時間変化)
- 圧力、気圧
- 温度
- エネルギー
- 波
- 波動(時間の観念を含む)
- 孤立波(ソリトン)
- ソリトンの一種である素粒子
- 電磁波、光子
- 確率
- 情報(記憶)
なお、素粒子は波の一種であり、物ではなくて事の一種です。
素粒子の質量について、GeV/c2で表されていますが、光速度c[LT-1]がわかるためには、その前に時間[T]がわかっている必要があります。時間は運動から作ります。岡潔の言ったとおり、時間という計量的なものはありません。つまり、時間は物の量ではなくて、事の質です。電子ボルトに事の質である時間を係数として掛けることによって、素粒子の質量としています。物理学は物の量と事の質を混同しています。これは間違いです。 サイト内を差分で検索すると54件の記事があります。
で、仏教の如来です。
- ~の如し、の如し、のごとし・・・・
- 右は左の如し、左は右の如し。
- 善は悪の如し、悪は善は悪の如し。
- ヲ(雄)はメ(雌)の如し、メ(雌)はヲ(雄)の如し。
そして、ご存じのとおり運動は相対的です。
- 2022年7月15日 なぜ 運動 は相対的なのか?
さらに面白いことに、複式簿記に使われる貸借対照表も如来と同じです。
図2 出展:【バランスシート(貸借対照表)の見方】図解でわかりやすく解説
- 貸方は借り方の如し、借り方は貸方の如し。
年度締めに使う合計残高試算表はよくできています。
図3 出展:合計残高試算表を作成する。
自然が(複数の実体からの)投影による映像であるならば、映像である自然には、ことごとく中心がないと考えられます。だから、あらゆる物と事は、相対的であり、わかるのは 差分 だとすると納得できます。
複式簿記の起源は諸説あるようですが、13世紀末期から14世紀初頭のイタリア説が有力とされています。地球上の権力の起源が通貨発行権にあることは間違いありません。
写真1 2022年10月31日 お金 とは何か? バブル景気と戦争(純消費)を繰り返す知られたくない理由
この最強権力は、”自然には中心がない。すべては相対的で差分である。”という性質を使っていたというのは、実に興味深いです。
何もないところから最高権力を生じさせるというのは、裏を返せば、経験則に過ぎないエネルギー保存の法則など強烈な洗脳に過ぎないのかも知れません。
いや逆か。皆が認める最強権力は、実はマボロシです。本当は、如来、相対性、差分という仕組みがあるだけです。通貨発行権もエネルギー保存の法則のいずれも、差分の仕組みの現れに過ぎません。 これ以上、遡れないほどに、基礎となる仕組みを探求してきました。宇宙の根幹は、シンプルの一言です。
図4 弧理論による原子模型 幾つかの実体からの差分が陽子・中性子・電子 その他は素粒子群に過ぎない 同時に、宇宙の大規模構造(アワ構造)も表す
前に書いた通り、あらゆる情報の内、仕組みを説明する理論以外の情報に(究極的には、)意味はありません。貸借対照表、エネルギー保存の法則も同じ仕組みの内であることがわかります。如来などは、仕組みの一端を表しています。だから大事な言葉です。
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